風速計(Kestrel 2000)を購入

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以前からずーーーーーーっと気になっていた事があって、それは、山登りをするようになってたまに町中では体感出来ないような強風にされされることがあったけど、あれって一体どのくらいの風速があるのだろう??? ってずっと気になっていました。温度だったら温度計があるし、それ以前に今までの経験でおおよその温度は(勿論正確ではないけれど)推測できたけれど、これがこと風速の話になると自分の中に基準が全く無いので、果たして今自分がさらされている強風が客観的にどのくらいの風速なのかまったく分からずに、知識だけでおよそこのくらいの風速だろうと言う事しか出来ませんでした。だったら客観的に測れる道具を使えばいいじゃん! ってことで今回風速計の導入に踏み切りました。

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Kestrel 2000

Kestrel2000

まずは簡単にこの製品の事を説明しておきます。「Kestrel 2000」の2000の部分が大きくなる程多機能ということになっていて、1000から始まり、今回購入した2000、2500、3000、3500、4000、4200、4250、4300、4500などがあります、その他に番号が同じでも特定の用途に特化しているモデルなどもあります。また、4000以上にはログが取れる機能が付いていたりと、用途によって色々と選択出来るようになってます。逆にそれだけ機種があるとどれを選んでいいのか分からなくなりそうです。そんな中今回自分は風速の他に温度と体感温度が測れるモデルにしました。通常登山で使うのならばこれで十分だと判断しました。ちなみにそれ以上の機種だど前述の機能の他に湿度、気圧、風向(デジタルコンパスを内蔵している)、風温、高度などが計測出来る機種もあります。

また、この機種(シリーズ)を選んだ大きな理由にハードケースが付属しているということです。風速計の命ともいうべき羽(正式名称はインペラーというらしい)はとても軽く(微風でも回転するように出来ている)壊れやすいのでむき出しのまま無造作にザックの中に放り込んでおくということが出来ません。しかし、このシリーズはハードケースが付いているので、それが出来るのが購入の一番の要因になりました。そもそも風速計のメーカーなんて知らないし、どこのメーカーの物がいいなんて分からないので登山で使用する、という一点のみで選びました。

Kestrel2000Kestrel2000

次に機能を簡単に説明します。上の写真左が羽(エンペラー)と左下に青いコイル状のセンサー付いています。風速は羽が回る事で計測出来ると思うので、このコイル状のセンサーは温度を測っているんだと思います。今まで温度を測っていたのは水銀計やアルコール計(山ではこちらを使用)などを使用していましたが、温度の変化はかなりゆっくりでしたがこのセンサーだとものすごく敏感に反応します。なので、手に持って見ているだけで温度は刻々と変化していきます。ちなみに羽は交換可能です。

右の写真は操作部です。真ん中の丸いボタンがスイッチになっています。押せばオンで長押しでオフになります。オンになっている時に丸ボタンを押すとバックライトが点灯します(数秒で自動に消灯)。また、45分で自動でオフになります。左右に付いているボタンは主にモードの切り替えに使います。ちなみに右方向に押す度に「温度計」→「体感温度」→「風速」→「最大風速」→「平均風速(電源を入れてからの平均風速)」→「温度計」と循環していきます。左方向だとこの逆に循環します。丸ボタンを押しながら右ボタンを押すと単位が切り替わります。温度が摂氏(℃)と華氏(°F)の切り替えや、風速も秒速と時速の切り替えが出来ます。その他にも色々と変更出来るようですが私にはよくわかりません・・・。次に丸ボタンを押しながら左ボタンを押すとホールドモードになります。そうすると現在の値が保持されます。これは電源を切っても保持しているようなので、山頂で計測してホールドモードにしておけば家に帰って来た後でもその時の値がチェック出来ますね。

Kestrel2000Kestrel2000

写真左が背面です。このモデルのバッテリーはボタン電池(CR2032)です。上位モデルだと単4電池が使用出来るものもあります。カタログ値で約300時間持つそうです。通常(自分の登山形態)の使用だと一年以上は持ちそうですね。一応は防水機能は付いているようなので、雨の中でも使えそうです。もちろん水の中で使うのは自殺行為だと思います。

写真右はGPS(GARMIN GPSmap 60CSx)との大きさの比較です。携帯電話よりも小さいですね(携帯の機種にもよりますが)。イメージ的にはちょっと太い「うまい棒」って感じですwww 重さはハードケースに入れた状態で102g(カタログ値)だそうです。


Kestrel2000

さて、次は実際に使用してみました。運良く(???)今日は風がとても強いのでベランダに出て計測してみました。その結果が右の写真です。最大風速が8.3m/sでした。ほんの2〜3分計測しただけでこの風速なのでもう少し長く計測していたら10m/sくらいいっていたかも知れませんね。でも、これが風速8mなのか! と実際に自分の身体で体感出来たのは初めての経験だったので好い経験が出来たと思います。それに自分が思っていた風速8mよりも実際の風速8mは結構強くてビックリです。これが風速20mなんて言ったら、本当に吹き飛ばされるんだろうな・・・。

ここで、気がついた事があります。自然の風って必ずしも一方から吹いている訳ではないのですね。風速計の構造上、風の流れに対して羽を直角にする必要があると思うのですが、これを手動で行うのは風が読めるナウシカでも不可能かと思います。じゃあ、正確な風速を測る事は出来ないのかというと、そんなことはなく。このKestrelシリーズ用に「ウインドベイン」と呼ばれる、風の流れに対して常に直角になるようにするアクセサリー(別売り)があります。構造的には風見鶏が常に風の吹く方向を向いているのと同じ仕組みだと思います。飛行機の垂直尾翼のようなものをイメージしても良いと思います。飛行機も強い横風を受けると機首が風上側に向いてしまいますよね(たしか・・・)。まぁ、山登りで使うぶんにはそこまで神経質になる必要はないと思います。次の山行からはこの風速計が装備に加わることになります。なので、強い風の日にはそれなりに正確な風速を書けるようになるのではないでしょうか。

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