【一人旅】一泊二日で富士五湖の本栖湖周辺で遊んできました。(後編)烏帽子岳・パノラマ台・城山・謎の石塁・湯の奥金山博物館・中之倉古道

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2日目です。1日目をまだ読んでいなくて、ちっ! 仕方ないなぁ、俺(あたし)の心は宇宙より広いから読んでやってもいいぜ! という方は以下のリンクへ。

昨晩、色々と検討した結果、もう20年以上行っていなかった「まかいの牧場」に久々に行ってみることにしました。特に何か目的があったわけでもないけど、なんとなくです。

しかーし、朝起きたら……。

目次

2日目(2024年9月22日)

起床【06:44】

起床。なにやら嫌な音が聞こえる。窓の外を見ると結構な雨が降っている。

うっ! 雨じゃん。土砂降りの中で牧場に行くのもなー。どうしよう?       

朝食【07:10】

とりあえず、まずは朝食を摂る。

さて、今日の予定はどうしよう。この雨の中、牧場に行くものなぁ……。

やっぱり、結構な雨が降っているよなー。

ん? 森の中に白い玉が散乱している。何だあれ? そう言えば昨晩、森の中で点々と光っていたのがあったけど、あれか?

チェックアウト【08:54】

チェックアウト。

エントランスから駐車している車までは30mほど、いつもなら傘をささないでダッシュ! で行くけど、これだけ雨が降っているとそれは無謀だ。素直に折りたたみ傘を使う。そうじゃなければパンツまでビショビショになりそうだ。

ホテルの近くの本栖湖畔。昨日の夕方来るつもりだったけど、それは前編で話した通りです。

旧千円札【07:34】

本栖湖一の観光スポット。旧千円札の裏の景色が広がっているはずが……。うぅ、富士山見えない。

でも、いつもなら観光客がたくさんいるけど、今日は誰もいない。景色を独り占めっ! のはずなんだけど、あんまり嬉しくないのは何故だろう?

実は千円札の裏の景色は、先ほどの場所からの景色ではなく、ここを上がっていった中之倉峠から見た景色という話もあります。以下の写真が中之倉峠からの景色です。

晴れた日の中之倉峠からの景色です。(2015年10月15日撮影)

さて、ここにはトイレもあります。ある趣味の方々にはとっては日本一有名なトイレかもしれません。そうです、知る人ぞ知る、ゆるキャン△の第一話でなでしこが寝ていた……

なでしこベンチ【09:09】

……ベンチがここです。なので、よくここで横になった姿で記念写真を撮っている人を見かけます。今日は誰もいませんが……。

さて、この後、どうしよう? 雨も上がったし、予定通りまかいの牧場に行くか? と、かなり気持ちは傾いたけど、ふと思い出したことがある。そうだ! あそこに行ってみよう! と、みのべ方面に向かった。

僕がこの道(本栖みち)を毎日のように通っていた頃は無かったループトンネルなんか出来ていた。そこを出るとすぐの左側に……

中之倉古道【09:24】

……気になるものがあった。ので、急遽左折。この奥に古道があるらしい。実は今回の旅行の計画を立てているときに、ここのことは確認はしていました。けど、今の今まですっかり忘れてました。トンネルを抜けた瞬間にあっ! と思い出し、急遽止まってみた。

古道とは言っても、それほど距離があるわけではなく、のんびり往復しても1時間弱程度らしい。うぅ、ちょっと行ってみたい。でも、足が……。そう、昨日グリンッてやった足の痛みは、悪化こそしていないけど、良くもなっていない。しかも、その痛みプラス、久しぶりの山登りの筋肉痛が自己主張している。

残念だけど、今日は諦めるか。そもそもここなら普通に日帰りが出来る距離なので、足が治ったらリベンジしよう。

と、決まれば今日の目的地に向かおう。

りんちゃんの家【09:34】

今日の目的地への途中に、もう一ヶ所寄りたい場所がある。というか、確認したい場所がある。

そう、ドラマ版のゆるキャン△の、りんちゃんの家のロケ地だ。ドラマを見ていたときに、あれ? ここって見覚えがあるぞ! まぁ、でも似たようなところは日本中にいっぱいあるでしょ。「他人のソラ似」ならぬ「他家のソラ似」だろうと、スルーをしていた。しかし、ゆるキャン△のロケ地は山梨県の身延付近らしい。僕が前職で通勤していた場所だ。気になるって言えば気になる。でも、わざわざ調べるほどでは無い。ので、スルーしていたけど、僕的にこの辺だろうと目星を付けていたところを今日は通るのでちょっとだけ気にしながら車を走らせた。ビンゴでした。やはり思ったところでした。

ポスターも貼っていました。

もう、10年以上も前に通っていたところだったのでどうなるか? と思っていたら、ほぼ、想像していたところにあった。ヨシヨシ。

気分も良くなったので、今度こそ今日の目的地に向かいます。

湯之奥金山博物館【09:41】

今日の目的地は「湯之奥金山博物館」でした。ってかアングル悪いなぁ。なんの建物が分かんないじゃんねー。

湯之奥金山って何? っていう人のためにざっくり説明すると、

ここの博物館からもっと山の方に入っていくと、深い深い山の中に中山金山、茅小屋金山、内山金山という3つの金山(金の採掘跡)があり、この3つを総称して湯之奥金山と呼びます。時代的には戦国時代後半から江戸時代前半くらいに金の採掘されていたようです。

んで、ここの博物館はこの湯之奥金山から出た金銀財宝がザックザク展示されて……いません。まぁ、見る人が見ればお宝ザックザクなんだと思いますが……。冗談は置いておいて、ここの博物館は金山からの出土品があったり、もちろん湯之奥金山の最新情報なんかも発信しています。当時の様子を再現したドラマも見ることが出来ます。金の採掘から精製するまでの工程も勉強出来ます。それと……大きな声では言えませんが、本物の金も採れます。いやいや、大きな声で言っていいんですが、砂金採り体験も出来ます。まぁ、金山博物館でよくある、水の中に砂があり、その中に砂金がばら撒かれていて、それを専用のお皿(パンニング皿と言います)で採るやつですね、と、同時に定期的に金山遺跡の調査もしているようです。

ちなみにこの砂金採り体験の料金は来年(2025年)から値上がりするようです。まぁ、昨今の金価格の高騰は洒落にならないので仕方ないですよね。ここで採れる砂金が本物だってことですね。

先ほどから、僕がこの辺りに通っていたようなことを書いていますが、もう、10年以上も前ですが、この調査、測量のお手伝いをしていたことがあります。なので、ここの金山情報はとっても気になるんですよね。なので、定期的(いや、かなり不定期だけど)にここには来ています。とは言うものの最後に来てから5年以上は経っているんですけどね。

んで、今回見学して(博物館内は撮影禁止)、思わず涙が込み上げて来るものがありました。それが、僕がその制作に携わった内山金山の500分の1の地形図です。実は、僕らは遺跡の測量がメインのお仕事で、地形図の完成図は見ていないんですよね。途中経過の小さいやつは見せてもらってはいたんですが、完成品を見るのは初めてです。

なので、その前で細部までその地形図に穴が開くんじゃないかと思うくらい端から端まで凝視してしまいました。当たり前ですが、その地形図を作るために険しい山の中を隅から隅まで歩いたんですからね。その等高線一本一本に強い思い入れがあります。なんなら、その地形図を作った現場の様子を一日中話すことが出来るんじゃないかな? そもそも僕が調査した内山金山は金の採掘が行われていたのは間違いないんですが、その採掘域(実際に金を掘っていた場所)は確認されていませんでした。テラスや金が含有されている石を細かくするための石臼は大量に残されているんですが、いったい全体、金は何処で採っていたんだ? 状態だったのです。それがその時の調査で数ヶ所発見することが出来ました。僕自身もその発見に関わっています。なので、採掘域の発見の様子は博物館の人より詳しいはずです。それ以外にもたくさんの貴重な経験をしているので、一日中話すことが出来るのです。

んで、最後に博物館の売店に寄ってみたら、先程言った湯之奥金山(中山金山、茅小屋金山、内山金山)のうちの中山金山の地形図が売っていました。これはもしかしたら? と思い僕が関わった内山金山の地形図もあるのか? と思ったらありませんでした。売っていたら欲しかったです。喉から手が出まくるほど欲しかったです。でも、なんで中山金山だけ? って思いますが、この三箇所のうち中山金山は国の史跡に指定されているんですよね。なので、別格扱いなんですかね。内山金山の地形図も売ってくれ〜!

しもべの黄金の足湯【10:10】

博物館は30分ほど見学して(そのほとんどの時間は内山金山の地形図を凝視していました)、駐車場にある足湯に寄ります。実はここの足湯、僕らが調査に通っていた頃に作られたものです。なので、僕らはその建設中の様子を知っています。知ってはいるんですが、その完成と僕らの調査が終わるのがほぼ同時だったので、まだ利用したことは無いんですよー(ToT) 完成後にも何度か訪れてはいるんですが、タイミングが合わず入ることは出来ていませんでした。きょ、今日こそは〜!

まだ誰もいない。

ふぅ〜、10年越しの思いが叶った気分です。黄金の足湯ですからね。なんかいいことあるかな?

とりあえず、入りたかった足湯に入ることが出来たので、まだ時間は早いですが、渋滞が期待できるシルバーウィーク中なので、さっさと帰路につくことにしましょう。

中之倉古道【10:34】

帰る気満々でした。でも、再び寄ってしまいました。どうしても気になりました。近くにある解説板を見るとそれほどの距離はなさそうです。足の痛みはまだありますが、黄金の足湯に入っていますからね。今の僕はちょっと違うはずです。

なので、とりあえず行けるところまでは行ってみようというテイでスタートしてみました。

結果から言うと、無事古道を往復してきました。思っていた通り興味深いところでした。なので、やっぱり後日もう一度来ますっ! 今度はちゃんと下調べしてきます。

今回は余計なことは言いません。その代わりに写真を並べておきます。雰囲気だけでも感じてください。詳細は後日……に?

なので、今回はここで終わりです。まぁ、下の方にまだ続くことは続きますが、たいした内容では無いので、ここで、バックボタンを押しても大丈夫です。

ではでは、さようなら〜。

中之倉古道散策終了【11:12】

ふぅ〜、無事に帰ってこれました。足の痛みもなんとかかなりました。黄金の足湯のおかげですかね? 距離は思っていたよりかなり短いです。傾斜もそれほど無く、道もある程度整備されていて歩きやすかったです。

なので、前述しましたが、足が治ったらチキンと下調べをしてリベンジするつもりです。

さぁ、今度は本当に帰ります。本当の本当です。ここからふたたび本栖湖方面に進み、国道139号線、138号線と進んで「道の駅 富士吉田」で昼食を食べて、山中湖から道志みちで自宅のある神奈川に戻るつもりです。

道の駅 かつやま【12:15】

「道の駅 かつまた」に到着! あれ? さっき富士吉田の道の駅に寄るって言ってなかった? と気付いた人は恐らく世界であなた一人でしょう。おめでとうございます。

今回の旅行は9月のシルバーウィークに行ってきたんですが、やっぱり国道は混んでいますよね。激混みです。なので、お昼は急遽変更して河口湖畔にある。「道の駅 かつまた」に変更しました。このサイトの過去の記事を読んでいる非常に稀有な人は知っているかもですが、僕は昨年から道の駅のスタンプを集め出しました。神奈川、東京、山梨の道の駅はコンプリートしています。静岡はあとひとつです。なので、道の駅には多少詳しいです。多少です。なので、そう言えば河口湖畔に道の駅があったなぁ、と思い出して、変更しました。まぁ、お昼を食べるだけなのでどこでもいいんですよね。

昼食【12:24】

はい、というわけで、お昼は簡単に済ませました。山菜そばでした。

さて、ここからふたたび国道に戻っても渋滞にハマるだけなので、裏道を通って山中湖に抜けて、そこから道志みちに入りました。タイミングが悪ければ道志みちも混むんですが、今回は普通に流れていました。これで、渋滞知らずで帰宅出来ました。めでたし、めでたし。

あれ? これで終わりでいいのか? 今回は変な終わり方だな。でもまぁ、いっかー。

次の旅行は先ほどもちょっと出てきた、静岡県の最後の道の駅スタンプを押しに行きます! 場所は……、まぁ、秘密にしておきましょう。

それでは途中で離脱せずに、最後までお読みくださりありがとうございました。

最後まで読んでくれた人へのおまけ

本文中でちょくちょく出てきた金山遺跡の測量・調査のうちの「測量」の部分に焦点を当てて書いた過去の記事があります。僕達がどうやって地形図を作成したのか、出来るだけ詳しく書いているつもりです。興味のある方は読んでみてください。そのリンクを下記に貼っておきます。

ちなみに測量・調査のうちの「調査」の部分も面白い話がたくさんあるので記事にしたいのですが、こっちは口外しないでくれと言われているので、あまり大っぴらには書けません。もし、書くときが来るとしたら、それは僕の余命が宣告されたときでしょう。でも、地獄まで持っていくことになりそうです。そうなったら閻魔様にでも聞いてもらおうかな……。

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