今日は(丹沢)大山の北尾根の支尾根にあたる、通称ネクタイ尾根に行ってきました。その名称は山を初めた頃から知ってはいたましたが、場所は北尾根のもっと北にあると(勝手に)思っていました。なのでアクセスしづらいな、という思いが強くて今まではあまり本気で場所を調べたりはしませんでしたが、先般購入した「東丹沢登山詳細図」にその場所が紹介されていて、思っていたより随分と南寄りにあるのを知り、今回の挑戦となりました。本当はこの日は蛭ヶ岳に登るつもりだったんですが、天気がイマイチだったので、急遽以前から気になっていたネクタイ尾根にネクタイ鑑賞に行ってきました。
ノンビリ家を出て、ヤビツ峠に着いたのは7時45分。準備をしていると珍しくバスがロータリーに入ってきた。普段はもっと早くに出発するので、ここでバスを見たのは初めてかも知れない。バスからは山の格好をした人が一人、二人と降りてきたと思ったら、その後続々と降りてきて、結局30人近くの人が降車していたと思う。天気も好くないのに物好きだな〜・・・と思いつつ、自分も紛れも無くその内の一人であることに気がついて苦笑・・・。
でも、意外に大山に登る人は少なく、かなりの人が表尾根方面に下っていったのを横目で見つつ、自分も出発です。
今回初めてwi-fi機能の付いたメモリーカードを導入したんですが、どうも調子が悪く、出発早々カードを認識しなくなり、何度かの初期化を繰り返して、何とか使えるようにはなったんですが、自宅に帰って撮影したデータをMacに移そうとしたらデータが破壊されてしまい、160枚くらい撮影した内のわずか3枚しか移せませんでした。思わずギョッとして、色々試したけれどどうにも3枚しか認識しないので、最後の手段でリカバリーソフトで救出を試みるも、結局取り出せたのは100枚程度で、あとの60枚くらいはどうにもなりませんでした。なので、今回の写真はいつもより少なめなのでご了承下さい。
山行データ
山行日 | 2013年09月07日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)ヤビツ峠~(丹沢)大山〜大山北尾根~ネクタイ尾根〜唐沢峠〜(丹沢)大山〜ヤビツ峠(ゴール) | ||
山 名 | (丹沢)大山(1252m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,165m |
歩行距離 | 11.075km | 所要時間 | 06時間9分 |
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トレッキング
【08時03分】
さぁ、出発です。天気は持つかな???
【08時55分】
あっという間に表参道との合流地点・・・。山頂まであと200m・・・。
【09時05分】
出発から1時間ほどで大山山頂・・・。本当はこの間にもっと写真を撮っていたんですが、前述の通り、メモリカードの不具合でデータが飛んでしまいました・・・。
今日はここが目的地では無いんで、サッサと北尾根に向かう。天気は段々と悪くなっていてた。この時は山頂には5人位の人しかいなかった・・・。
【09時09分】
北尾根の入り口に向かう・・・。
【09時10分】
じぇじぇ・・・。
【09時11分】
脚立を越えて北尾根に入る。
【09時20分】
モノレール。
【09時21分】
しばらくは平行に進む。
【09時28分】
モノレールの分岐付近に・・・
【09時28分】
・・・ネクタイ尾根への分岐がある。文字通りネクタイがぶら下がっている。
ネクタイ尾根に入ってすぐに雨が本降りになってきた。まだ、樹林帯にいるので、直接雨に当たることは無いけど、木から滴り落ちる雨の量は確実に多くなっている。また、たまにバランスを崩して細い幹の木を触ろうもんなら、超局地的ゲリラ豪雨が襲ってくる・・・。
【09時29分】
まぁ、ネクタイ尾根って呼ばれるくらいなのでそれなりにネクタイがぶら下がっていはいるんだろうと思っていましたが、想像より遥かに多くのネクタイがぶら下がっています。
【09時30分】
もちろん、目印としてのネクタイの他に通常のバリエーションルートで見られるような黄色やピンクのテープもあります。
【09時30分】
特に危険なところもなく歩きやすいルートです。が・・・一度間違えて小さな支尾根を下ってしまった・・・。
【09時30分】
キンメダイ???
【09時33分】
さぁ、ここからネクタイのオンパレードになります。
【09時34分】
お葬式用ですかね?
【09時35分】
キンメダイって何かの合図なの?
【09時37分】
また、黒いネクタイ。でも、うっすらと模様のようなものも見える。
【09時39分】
いやいやいや、これはネクタイじゃないでしょ?
【09時47分】
間違った尾根を下ってしまい、再び登り返している。
【10時00分】
白いネクタイじゃないです。外側の皮がむけて中の芯が露出しています。
【10時08分】
ちょっと細い尾根だけど、危険はなし。
【10時16分】
水玉のネクタイ・
【10時17分】
うわ、こんなネクタイはできないな・・・。
【10時17分】
あれ? 木の階段の成れの果てのようなものがあった。昔はメジャールートだったのか?
【10時19分】
また、キンメダイだ・・・。
実はもっとネクタイはありましたが、冒頭で述べた通り、かなりの枚数の画像が飛んでしまったので、全てのネクタイを紹介できなくて残念です。
【10時21分】
この辺りは巨大なモミの木が林立しています。
【10時22分】
右上の尾根の木の階段を下ってきて、左下のルートに鋭角に曲がります。
【10時23分】
右上が先ほど歩いていた尾根です。左下に沢の流れる音が聞こえてきました。
【10時23分】
的?
【10時24分】
再び左手前に鋭角に曲がると、沢が右下に見えます。
【10時26分】
途中、ルートを大岩が塞いでいたり・・・
【10時27分】
・・・崩れていたりしますが、左に見えるフェンスに沿って進みます。
【10時31分】
あっ! 沢に降りるルートがある。さぁ、ここからが迷走の始まりです。
沢(水は流れていない)に降りた後、とりあえず、対岸を見てみると、それらしい取り付き点は見つかりません。しばらくは下流へ行ったり上流へ行ったりウロウロしていてもどうしても見つからないので・・・
【10時34分】
・・・「東丹沢登山詳細図」を見ると、自分の思い込みもありますが、沢の渡ったあとに唐沢峠への取り付き点が砂防ダムより下流にあるように見えてしまいました。後で冷静になってみると。どうやら等高線の一部を引出線と見誤ったのが迷走の始まりです。
実はこの写真のすぐ右側に取り付き点があったのですが・・・思い込みって怖いですね〜。
【10時37分】
ダムの下を見下ろしてみる・・・さすがにここは真っ直ぐには降りれないよな・・・。
【10時38分】
もう一度、上流側を見てみる・・・。やっぱり取り付けそうな場所はないよな・・・。
【10時42分】
んで、結局砂防ダムの下に下りようとして高巻いてみたけど、無理すればグルっと回って下に降りれそうだったけど、いくらバリエーションルートだからと言ってもここを通るとは思えないので、セオリー通り・・・
【10時48分】
・・・ピンクテープまで戻る。すると、・・・
【10時55分】
・・・草木に隠れてよく見えなかったけど、砂防ダムのすぐ脇から比較的楽に降りれそうな場所を発見!
【10時55分】
うん、ここならなんとか降りれそうだ!
【10時56分】
砂防ダムの下に降りることに成功した。すると・・・
【10時57分】
・・・すぐ下にも別の砂防ダムがある・・・。もしかしてここも降りるのか?
【10時58分】
何だこれ?
【10時59分】
さらにすぐ下にも砂防ダムが・・・。え〜い! ココも下ってしまえ!!!
【11時00分】
と言うわけで、立て続けに3つの砂防ダムを下ってきた。
【11時01分】
うんうん、ちゃんとマーカーもある(後で知ったことだけど、これは別のルートのマーカーだと思われる)。
【11時01分】
3つの砂防ダムを下ると、しばらくは水の無い沢が続いていた・・・。この沢、夏以外は水が流れていると思われるけど、ここで大事なことをすっかり忘れていた・・・。ここで問題です! 夏の西丹沢の沢沿いのルートで注意しなければいけないことは??? そうです、ヒルです。ルートを探すので必死で不覚にも沢の中で地図を広げたりして立ち止まることしばしば・・・。で、この日は家に帰って確認したら、足に潰れて干からびたヒルが4匹ほど付いていた・・・、きゃーーーーーー!
【11時02分】
ネクタイ尾根の稜線上にあった黄色とピンクのテープと同じ仕様のマーカーもある(このマーカーがあったおかげで、このルートが正しいと思い込んでしまった)。
結局、このあと、このマーカーを起点として、取り付き点を虱潰しに探すことになる。どう考えても登れそうなルートは無い・・・。まさか金山遺跡の調査のとき(詳細は、後日アップする予定です)の様なルートを歩くとは思えないので、ずーっと下流の方まで(このページの下の方にあるルート図を見ると、かなり下流の方まで下っている)探しにいったけど、結局取り付き点は見つからず・・・。
12時までにルートが見つからなければ、再びネクタイ尾根を戻ることにしていたので、もう一度自分を落ち着かせる意味もあって・・・
【11時38分】
・・・一番上流側にある砂防ダムのすぐ下まで戻ってきた。ここで初めてGPSを取り出して、唐沢峠までの距離と方向を確認する。と、唐沢峠がものすごく近くにあることが確認出来た。そして、再び地図を取り出して見てみる。ルートは沢の右岸を少し下流にトラバースしたあとに再び上流側に登り返している。と言うことは、砂防ダムのすぐ下の斜面を直登すれば、ルートにぶつかるハズ!!! タイムリミットも近いし、こうなりゃヤケだ! ということで、斜面を無理やり直登すると・・・
【11時40分】
・・・想像通り、ルートに飛び出た!
【11時41分】
斜面の上を見ると、ジグザグにルートが続いている。。。沢に降りて実に1時間10分もかかってようやくルート発見!!!
この頃には雨は殆ど止んでいた。
【11時47分】
GPSで確認して、近いとは思っていたけど、沢からわずか7分程で唐沢峠に到着・・・。オレの1時間10分を返せ〜・・・。
【11時51分】
実はこの日は午後から天気が悪くなるという予報だったので、昼ごろで早々に切り上げるつもりだった。そのせいで前日には昼食は用意していなかったけど、当日にコンビニに寄った時に何気なく買ったカップ麺とおにぎり・・・本当は下山後に食べるつもりだったけど、まさかここで食べることになるとは・・・。
【12時04分】
さぁ、お腹も満たされて再出発!
【12時07分】
体重が増えたばかりでの急登は、ちょっとバテる・・・。
【12時12分】
直角の木・・・たくましい・・・。
【12時13分】
いつか崩れて通れなくなるんじゃないかと思いつつ、なかなかしぶとい細尾根。
【12時50分】
小さいながらもアップダウンは続く・・・。でも、高島トレイルのアップダウンに比べれば・・・。
【12時13分】
“足元に気をつけて歩きましょう”
【12時13分】
いつか崩れて通れなくなるんじゃないかと思いつつ、なかなかしぶとい細尾根、その2。
【12時20分】
梅ノ木尾根との分岐。
【12時21分】
さぁ、ここまでくればあともうひと踏ん張り!
このあと、雷ノ峰尾根の合流までの写真がごっそり飛んでしまった・・・。
【12時58分】
というわけで、雷ノ峰尾根に合流。この合流直前の長い木の階段は何度歩いてもツライ・・・。
【12時58分】
合流地点にある標識。たまにここの分岐を間違える人がいるみたいなので要注意です。
【13時12分】
ここまでくれば山頂は目の前だ!
【13時14分】
本日2度目の山頂到着。実はこのあとちゃんと山頂標も撮影したけど、データが飛んでしまった・・・。
朝来た時は5人くらいしかいなかったけど、今は団体さんも含めて70〜100人くらいはいると思われる。天気を考えれば、ものすごい人出ですよね。
人もたくさんいるし、お昼ごはんも食べていたので、ここは立ち止まることもなくスルー。
【13時44分】
表参道から、イタツミ尾根への分岐。
【13時57分】
ヤビツ峠の少し手前に山の神発見! このコースは何度も歩いているけど、初めてみたような気がする。
【14時06分】
ゴール! 色々あったけど無事にゴール出来て良かった・・・。