前回、津久井城山(以下、城山)をグルっと一周した(下にリンクを貼っておきます)ので、今回はその続きで城山を登ります。っていっても、城山自体はそれほどハード山ではありません。なので、予定では城山一周と登山をまとめて1日で行うつもりでしたが、ズボラな僕がそんな予定通りな行動をするわけもなく、2日に分けての実行となります。
山行データ
山行日 | 2023年04月22日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | [スタート]津久井湖城山公園 花の苑地→城山山頂ー→津久井湖城山公園 花の苑地[ゴール] | ||
山 名 | 津久井城山(375m) | タ グ | |
山 域 | 秋葉山(887m) | 累積標高 | (+−)318m |
歩行距離 | 7.79km | 所要時間 | 3時間46分 |
関連記事 | 【登山?】津久井城山を登らずにグルっと一周してみました(前編) 【登山?】津久井城山を登らずにグルっと一周してみました(後編) |
マップ
高低グラフ
山行記録
今回は城山を登って下るだけなので、お気楽です。そもそも、この城山は登山対象の山と言うより、森林公園内のお散歩ルートって感じなので森林歩きを楽しむ要領で行きたいと思います。
お散歩ルートとは言うものの、コースによってはそれなりにハードな山登りになります。しかし、そのルートは現在(というか、随分と前から)通行止めになっています。
さて、スタートする前に・・・
・・・手に入れなければならないものがあります。
駐車場の出口にあるポストに城山周辺の地図があります。ここの山域に入るには必須です。というのも、この山、山と高原地図には載っていません。なので、この地図を手に入れる必要があるのです。もちろん無料です。
中はこんな感じです。登山に必要な情報は網羅されています。複数の登山道もちゃんと描かれています。ただし、北側の登山道は現在ほとんど封鎖されていますが・・・。
津久井湖です。城山の北側にあります。つまり、城山の北側は深い谷があったってことですよね。
右に見える道路の向こう側が城山です。左から周りこむようにして奥に見える橋を渡って城山に取り付きます。
上の写真の橋です。向こう側に城山があります。
橋の上から見下ろす。先程まで下に見える歩道にいました。
橋を渡って少し登ると丁字路に出ます。通常は右に向かいますが、今日はちょっと寄り道(?)して、左に向かいます。
以前から存在は知っていたけど、特に近づきもしなかったけど、今日はここを上る。
登りきった・・・。うん、特に感想は無し・・・。強いて感想を言うと、見たままでした・・・。
登り切って道なりに進むと、分岐があります。右に見える道が先程の丁字路を右に進んだところです。
今日は上の写真の左に見える階段から入山します。山頂までは1.4km。
登山口にある案内板。
通行僕はこのような案内板はとりあえず、写真で撮っておいて帰宅後ゆっくり見たりします。
この日もとりあえず撮ったものの、特に何が書いているのは気にしていなくてそのままスルーしました。もっとちゃんと見ていれば超重要なことが書かれたことに気がついたのに・・・。
とりあえず、道なりに進む・・・。この日を最後にしばらく山に来れなくなることも知らずに・・・。
分岐があります。
上の写真の左手前が山頂に向かう道なのですが・・・。
えっ? なんじゃとて・・・。(登山口にあった案内板にはちゃんと書かれていた)
仕方なく反対側に進む・・・。
木の幹に目が・・・。
んで、結局一番最初の丁字路の道に出る・・・。
しばらく歩くと分岐がある。どちらに進んでも同じところに出ます。
右の平坦な道を進むと、緩やかに登るのに対して、左の階段は少し急だけどショートカットして右の道の先に合流できる。今日は急いでいるわけでもないけど、この先の登山のウォーミングアップも兼ねて左の階段を進むことにした。
で、ちょっとだけショートカットして元に道に戻る。
さらに進むと・・・
・・・やっと登山道の入り口に出る。ここからは本格的な登山道と思いきや、しばらくは平坦な道を進むんだけどね・・・。
登山道の入り口にはヤマビル対策の塩が置いてあります。個人的にはまだこの山域では見たことはないけど、こんなものが置いてあるということはいるんでしょう・・・。
ちなみに丹沢をホームグラウンドにしている僕には塩は必需品になります。なので、ちゃんとザックに入っています。
筑井城趾。昔は津久井を筑井と書いていたんですね。。。
シャガ。
よいしょ、よいしょ。
山頂に繋がる尾根に合流。
ここで二人組のお嬢様方に山頂方向を聞かれた。
山頂方向に少し進んで合流地点を振り向いたところ。ちょっと見にくいけど十字路になっています。僕は右から来ました。背中方向が城山山頂で、左が津久井湖方面に行けるけど、現在は通行止めで津久井湖には下れません。正面に向かうと飯綱神社や鷹射場などがあります。
山頂方向に進むと、途中分岐があります。ちょっと寄り道してみましょう。
分岐からちょっと進むと家老屋敷跡に出ます。とはいうものの現在はただの平坦地に見えます。特に見るものは無し・・・
って思っていましたが、今回この記事を書くにあたり色々調べていたら、ここに戦国時代の石垣が残されているようです。いままで何度もここに来ていますが、気が付きませんでした。次回行った時には確認しようと思っています。
家老屋敷跡と言う割には解説板等はないなぁ〜って思っていたらこんなものがありました。かなり小さいです。上の写真にも写っているんですが、わかりますか?
本線に戻って少し進むと「太鼓曲輪」があります。
曲輪とは区画のことらしいです。
なので・・・
・・・この「太鼓曲輪」は太鼓(陣太鼓)を鳴らしていた場所だろうということです。
さらに山頂方面に進むと「堀切」と呼ばれる溝があります。尾根上に溝を作りそこに橋を架けます。普段はこの橋を通りますが、有事の際には橋を落として、敵の侵入を防ぐ役割をします。
実際に使ったことはあるんでしょうかね???
ふと思ったけど、敵が通れないってことは自分たちも通れなくなるってことじゃん・・・。兵糧攻めとかかあったらイチコロだね・・・。
というふうに、元山城だけあって遺構がけっこう残されています。歴史好きの人は結構楽しめると思います。ちなみに以下のリンク先にここの歴史について書かれた冊子がPDFでダウンロードできるので、興味のある方は一読をおすすめします。けっこう詳細に書かれて面白いです。
堀切を渡って少し進むと山頂の一角に出ます。ベンチ&テーブルがあります。
ここには解説板がありますが、上記の冊子を読んでから来ることをおすすめします。
結構色々な「跡」が残されているんですよね・・・。
案内板の後ろを登ると、ここが普通の山で言うところの山頂になります。基本的には展望はありません。
一箇所だけは津久井湖が見えますが、おそらくわざと樹木を伐採しているのでしょう。一段下にもベンチ&テーブルがあり、ここにはトイレもあります。
ここの山頂には普通の山にあるような山頂標はありません。昔っからです。史跡なので建てられないのかな??? いやいやいや、トイレを作るくらいなら山頂標くらいは建てられそうだけど・・・。
さて、ここの山域はどうやら火気厳禁のようです。麓の公園内にははっきりと火気厳禁の張り紙がありますが、山頂には特にそのような張り紙はありませんが、恐らく駄目っぽいのでお湯をもってきました。そして、昼食です。
十字路に戻ってきました。右に下って下山です。
緑がキレイ・・・。
このページのうえの方にある今回歩いた軌跡をみると下山後随分と寄り道をしているのがわかると思いますが、これは前回の「津久井城山を登らずにグルっと一周してみました」編でも説明しましたが、最近「TEKKON」というNFTゲームをやっているのでそのための寄り道です。
とある場所から見ると城山はピラミッドみたいに見えます。
ゴールです。