前編からの続きです。
山行データ
山行日 | 2021年11月06日(土) | ||
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コース | 津久井湖 花の苑地 第2駐車場(スタート)〜津久井城山〜富士塚〜串川グランド〜登山口〜天王山〜観音山〜山丿神〜平代山〜(津久井)堂所山〜雨乞山〜津久井湖 花の苑地 第2駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 津久井城山(375m) 天王山(321m) 観音山(330m) 山丿神(360m) 平代山(405m) (津久井)堂所山(370m) 雨乞山(321m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)1,035m |
歩行距離 | 15.11km | 所要時間 | 5時間56分 |
関連記事 | 【登山】山登り17年目に突入して初めての山行(津久井城山〜堂所山)前編 【登山】山登り17年目に突入して初めての山行(津久井城山〜堂所山)後編 |
マップ
高低グラフ
山行記録
さて、気を取り直して次に向かいます。
ん? 分岐がある。右に行くと・・・
・・・雨乞山。今日、最後に登ろうと思っている山だ。でも、堂所山を先に登るので、まずは直進する。
赤い葉っぱは漆かな?
これはニシキギ。山の中では初めて見た気がする。
ん? ベンチがある。
山の神? ここも山頂なのか。まぁ、標高が書いてあるので、こういう名前の山頂ということにしよう。実際に回りより少し高くなっていて山頂地形になっているし・・・。
そういえば、ここの山域に入ってまだ誰とも遭っていないな・・・。
って思っていたら、このすぐ後にトレランの人とすれ違った。
ん? また何かある。
何か古そうな石がある。
なるほど、古い境界石か。
さらに堂所山方向に少し進むと・・・
・・・再び分岐がある。ここを左手前に進むと平代山というものがあるらしい、この山は全くチェックしていなかった。せっかくなので、堂所山の前に寄ってみようと思う。
平代山への分岐の入り口に何か書いている。よく読むと、この先に倒木(かかり木)があるらり、危険なので迂回したほうが安全、とある。
ここで、僕は迂回するためには天王山まで、およそ20分掛けて戻る必要があると勘違いしてしまいました。
いや、いや、そんなに戻りたくないよ。ということで危険を覚悟でここのルートを進むことにしました。
入り口にはとうせんぼをするように木が開かれている。えーいい! どうしても通れないようだったら戻ればいいや、と先に進みます。
なるほど、これのことだな。とすぐに分かる倒れかけた木があった。上の方を見ると、細い木に寄りかかっている。いつ倒れてもおかしくない。確かにここをくぐるのはリスクが高い。しかし、20分も戻って迂回(僕の勘違いです)するもの嫌だ。意を決してくぐることにした。まず・・・
・・・ザックを倒木の向こうに投げて、完全に空身になる。そして、木にぶつからないように、静かに、素早く、くぐり抜ける。
ふ〜、無事くぐり抜けられた。帰りもここを通るのは嫌だな〜・・・。
まぁ、帰りのことは帰りに考えることにして先に進む。ここからはあまり人が歩いていないらしく、結構藪々の中を進む。
平代山到着。それにしてもこの山はなんと読むんだ? ひらだいやま?
あっ! こっちに読み方が書いてあった。どうやら、
へたいさん、と読むらしい。
さぁ、次は昼食だ。ど〜れ〜に〜、し〜よ〜ぉ〜か〜な〜?
今度はこれだ!
さぁ、お腹もいっぱいになったことだし、堂所山に向かうよ。
ちょっと分かりにくいけど、分岐があります。左上が先程倒木をくぐったルートで、右上に迂回ルートがあります。左下に注意書きの案内板があります。
もう、怖い思いは嫌なので、帰りは迂回ルートを進みます。
先程の倒木が見えます。迂回路とは言ってもそれほど遠くに迂回する訳ではなかったんですね。
先程通った場所に出た。境界石があったところだ。始めの勘違いでは天王山まで戻らなくていけないと思っていたけど・・・
・・・境界石のあるところから倒木ルートへの分岐点はわずか10数メートル程度しかない。時間にして1分程度だ。これなら、無理に倒木をくぐらないで迂回すれば良かった。
ここの分岐を右前方に道なりに進むと・・・
・・・堂所山だ。
左寄りのピークが初めに登った津久井城山だ。
展望が良いので、二等三角点が設置されている。
こっちは奥高尾方面。
奥高尾方面をズームイン。う〜ん、ピークはたくさん見えるけど、確実にこの山だ! と言えるほど、こっちの山域は詳しくない。
もう一度、東側を見る。画面から切れているけど、すぐ左側に津久井城山がある。その南側に採石場のある山が見える。恐らく小倉山の採石場だと思います。ここの石が圏央道や新東名に使われているんでしょうね。
山頂の全景はこんな感じ。
ここで、おやつターイムっ! と思ったけど、さすがについさっき昼食を食べたばかりで無理だ。という事で先に進む。
国境石のある場所まで戻る。今日、ここに来るのは3度目だ。ここからはしばらくは来た道を戻るだけなので、チャッチャッと進む。
山の神通過〜。
ここで、ふと疑問に思った。山の神って言うんだから、よく見る例の石の祠があるんだろう。と思って辺りを見回してみたけど、それらしいものは発見出来なかった。以前はあったんだろうか?
さらに進むと、分岐があり、左が・・・
・・・雨乞山への分岐です。
こっちのルートも、あまり人が通らないのか登山道上に藪が覆いかぶさっている。しかし、ルートはしっかり付いている。
それにしても、分岐からかなり下っている。それだけ登り返さないといけないってことか?(実際には雨乞山は標高が低いので、それほど登り返さなくてもよかった)
チョット開けた、ここが雨乞山? かと思ったけど、・・・
・・・違かった。
見にくいけど、ルートが分岐している。直進と、雨乞山は左手前に進むようだ。
少し進むと行き止まりになった。えっ? ここが山頂? いやいや、そんなことはないでしょう。って思ったら・・・
・・・山頂でした。
チョットだけ展望はあります。ここで、おやつターイムっ! て思ったけど、ベンチも無ければ、何かを食べられるような所は無い。登山道上の地べたに座るわけにもいかないので、ここでのおやつタイムは諦めた。
そうと決まれば、さっさと下山。
分岐まで戻ってきた。ここの分岐は3つになっているのに、何故か道標は2方向しか指示していない。なんでだろうと、思ったら・・・
・・・直進方向は私有地になるので、道標を付けられないってことか。でも、通れないわけでもなさそうなので、自己責任で進んでみることにする。っていうか、北ルートを戻るときつい登り返しが待っているので、ここは地権者のご好意に甘えさせていただくことにした。ありがとうございます。
ということで、速やかに下山しようと足早に下ると、あちこちの木にこのようなプレートが掛かっていた。ん? なんだろう? そういえば、今歩いている道は広くしっかり付けられていて歩きやすい。いつも歩いている登山道とはなんか違う。コーナーもバンクしているし・・・。
辺りを見渡すと、ルートが不自然に蛇行して付けられいる。これってもしかして、マウンテンバイクのコースじゃないのか? おいおい、こんなところを、トボトボ歩いていていいのか?
幸いこのときは自転車は一台も走っていなかったのでよかったけど、もし、マウンテンバイクが走り回っている時だったら危険この上ないよな・・・。自己責任の意味がよく分かった気がする・・・。
このコースを下りきったところに、ベース(ここのコースのスタート地点?)のようなところがあり、そこに何人かの人がいた。やはり皆、傍らにマウンテンバイクを置いてベンチに座って休んでいる。そんな中、ザックを背負って歩いて来た僕を見てびっくりしているようで、一人の人が挨拶してきた。僕はそれに返答しつつ、津久井湖畔に出るルートを聞いてみた。挨拶してきた人はよくわからなかったようで、他の人が丁寧に教えてくれた。とりあえずは、道なりに下れば大通りに出る。ということだ。僕はお礼を言って、道なりに進んでみた。
山間部を出ると、民家の脇を通るようになる。ここまでくればもう、迷うこともないだろう。と、高をくくっていたけど、実は・・・。
急に目の前を横切る、子犬くらいの大きさの動物がいた。一瞬何だかわからなかったけどよく見たら、どうやらタヌキのようだ。おそらく、疥癬(かいせん)症に掛かっているんじゃないのか?
津久井城山が見えます(実は見えているのは津久井城山ではありません。勘違いをしています)。車があの山の裏側に停めているので、あの山に向かって歩きます。
大通りに出た。奥に津久井城山(違います)が見えるのでそちらに向かいます。(ここで、大通りに出て右に曲がっていますが、津久井湖畔への最短ルートは左に曲がる必要がありました)
津久井城山だと思われる山に向かって歩いていると、左側に特徴的な山が見えました。あれ? あの山って小倉山だよな。津久井城山はあの山の左側に見えるはず。と思って、視線を左に向けると・・・
・・・右に見える山頂付近が白く見える山が小倉山。その左側に津久井城山が見える。僕が津久井城山だと思っていた山は、小倉山のはるか右側に見える。方向で言うと、この写真の位置で正面を12時とすると、3時の位置に津久井城山だと思っていた山が見える。ここで、初めて僕は違う山に向かっていることに気づいた。
速攻引き返して、津久井城山に向かう。
裏道を使い、津久井城山の麓まで来て、あとはギリギリ山の裾野をぐるりと回り込んで、山の裏にある駐車場に向う。
なるべく最短のルートを取りたいので、山の脇ギリギリを攻める。
駐車場が見えた。あと少し。
津久井湖の全景。
ゴール。