前編からの続きで、325m峰のピークに着いたところからです。
ここの尾根は全体的に雰囲気がよく、季節があと少し早ければ、紅葉がピークだったと思います。来年はドンピシャのタイミングで再び登ろうと思っています。
マイナーなところですが、山頂を踏むことしか興味の無い人以外にはおすすめです。
山行データ
山行日 | 2020年12月12日(土) | ||
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コース | 長谷寺駐車場(スタート)〜庫裡橋〜山王神社〜西登山口〜236m峰〜325m峰〜昼食〜325m峰〜236m峰〜西登山口〜山王神社〜東登山口〜庫裡橋〜長谷寺駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 236m峰(236m) 325m峰(325m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)664m |
歩行距離 | 10.59km | 所要時間 | 5時間38分 |
関連記事 | 【登山】相州アルプスの南部を歩いてきました《前編》 【登山】相州アルプスの南部を歩いてきました《後編》 |
マップ
高低グラフ
山行記録
前編からの続きです。
昔はここから仏果山まで尾根伝いに行けたらしいです。歩いてみたかったなぁ。
ここは上の写真の後ろ側、尾根はずっと続いている。ちなみに左下から登ってきました。
思うんですが、上の写真の尾根から来て、この写真の尾根を正面に見た場合、左下に下ろうなんて思うでしょうか? 僕なら普通に真っ直ぐに進むと思うんですが・・・。
ちょっと分かりづらいけど、尾根が左右に分かれています。右には進めそうだけど、地形図を見るとこの先で尾根は消えて、急な斜面になっている。
左にも進める。木に赤いペンキがあるが、何かのマーキングなのか? 地形図を見ると、ちょっと複雑だけど、下まで下れそうだ。しかし、小鮎川にぶつかってしまう。訳あって、この辺りの小鮎川に詳しいので、橋や渡ることが出来る場所を把握している。すると小鮎川にぶつかった後はどうにも出来なくなりそうだ。もしかすると、小鮎川の左岸側に小道があるかもしれないけど、その確証は無いので、ここを下るわけにはいかない。
そもそも、急な変更(詳しくは前編にて)で、この辺りの下調べはしていない。無理は禁物だ。
そうなると時間的(11:50 AM)には・・・
・・・こうなる。
尾根が二股に分かれたところに、腰を下ろすのにちょうど良い石があったので、そこに腰を降ろす。尾根のど真ん中だ。どうせ誰も来ないので、尾根を独り占めだ!
今日は野菜たっぷりラーメンです。これに豚肉とかもあれば、野菜と一緒に炒めて麺の上にのせれば美味しいんですが、お肉を持ってこられるのはもう少し寒くなってからですね。
始めに野菜をぶち込んで、少しシナってなったら、麺を入れて、・・・
・・・蓋をする。
蓋に紅葉が写ってキレイ。
ちなみにバーナーはJETBOIL MiniMoを使用しています。ちゃんとゴトクを使用していますよ〜。(詳細は下記リンクへ)
完成!
なんだ麺が伸びちゃってるじゃん って見えるけど、そもそも太麺なのと、水を少な目にしているので、これでよいのです。
それにしても、このラーメン『麺神(めがみ) 味噌味』は始めて食べたけど、太麺好きとしてはかなりハマりそうです。箱買いしようかな〜。
ご馳走さまでした〜。
馬勝った〜、牛負けた〜。by 当麻紗綾(SPEC)
食後は再び325mのピークに戻って、同じルートを下山する。
ピークから下る方を見ると、かなり急な斜面で、ここから登って来たんでなければ、ここを下ろうとは思わない。
ガーッと下って、一気に迂回ルートとの分岐点まできた。
ここが迂回ルートの入り口だけど、踏み跡らしいものは見当たらない。斜面もそこそこ急で、本当にここを下るのか? と思うけど、以前一度ここから登ってきたことがあったので、ここで間違いないと思う。しかし、再びここを下ろうとは思わないな〜、下るとしたら、夏場の陽の長い時期かな〜・・・。
236m峰まで戻ってきた時に気が付いたんだけど、先ほどの下降点から下らずに・・・
・・・この手作り道標の後ろ側に伸びている・・・
・・・この尾根伝いに下ったんじゃダメなのかな? コッチの方が楽に下れそうだけど・・・ん?
足元を見たら、尾根の入り口に、明らかに『これ以上進むなよ』的な木の棒が通せんぼをするように置かれている。やはりここの尾根を下るのはなんか問題がありそうだ。素直に道標の指示に従った方が良さそうだ。
しかし、現実的にはここのルートから相州アルプスに取り付こうとは思わないなけどね。以前反対方向に歩いてかなり大変だった記憶があるので。
なんだこりゃ? 葉っぱの裏側にかなりしっかりと付いている。何かの卵か?
この時期の森の中の地面は色とりどりの葉っぱが落ちていてキレイなんですよねー。思わず、バフってしたくなりますよね〜。でも、雪じゃないので、小石や小枝がたくさんあるので、恐らく血だらけになると思います。
気持ちの良い尾根歩きです。
この後はしばらく、動画撮影の練習のためここの尾根を行ったり来たりしていました。誰かが来ることはまず無いですからね。
みんながメジャーな山ばかり行くおかげで、こういう素敵な場所を独り占め出来るんですよね〜。
電気柵のところまで戻ってきました。
前編の登山口のところで書いていますが、ここを起点として、東西に登山口があります。なので、東登山口と西登山口と呼んでいます。
ここの電気柵を左に行くのが本来のルートのようです。が、この先結構急なルートだったように記憶しています。かなり前に一度通ったっきりなので、記憶は曖昧ですが・・・。
車道はすぐ下に見えるので、左に下った方が楽そうなんですよね。しかし、ここは慎重に来た道を戻ります。
まだ、時間が早いので、ぐるっと回って、コッチの登山口に回ってみようと思います。
電気柵の分岐を右に進みます。しばらくは柵沿いに進みます。西登山口ある神社を後ろから回り込むように進み、柵をくぐって、境内に入ります。ここまで来たらあとはほぼ舗装道路なので、ストックをしまいます。
【13:56】西登山口境内に大きなイチョウの木が何本かあるせいで、タイミングが良ければ、一面黄色い絨毯が見られます。(下の写真参照)
ここが拝殿だと思います。ガラガラも無ければ、お賽銭箱もありません。もしかしたら、今は閉められている扉の向こう側にあるのかもしれないです。中までは覗きませんでした。
こっちは神楽殿? それとも御神輿でも保管しているのか? 基本的に建物はこのふたつだけです。それと神社らしいのは登る前に紹介した、秋葉山と彫られた石碑が3基あるだけです。一応、国土地理院の地形図には鳥居のマーク⛩があるので、神社だと思います。地元の人たちだけに信仰されているようです。
ここの神社は決して立派な建物は無いですが、朽ちかけた感は無く、今でも地元の人たちに信仰されているんだなぁ〜と思いました。伊勢神宮のようなところも良いですが、こういう神社も見ていて気持ちがいいですね。
ここでふと、江戸時代以前の地方の農村の神社とかはこんな感じだったのかな〜、とも思ったりしました。いくら信仰心があったとしても、それほど神社の建物にお金を掛けられないでしょうし、お寺よりは比較的簡単に設置出来そうですしね。やはり、何かに縋り付きたい思いはあったと思います。それに、日本人なら神様にお願いや感謝したい気持ちはあったと思います。なので、決して立派ではないですが、このような神社は日本の各地にあったんじゃないかと思いました。
神社から少し離れたところから見た、325m峰です。超ウルトラスーパーマイナーな山ですが、良い山でした。
この後、車道に出たら3人の外人さんに声を掛けられました(こんなところで珍しい)。どうやら、彼らは白山に行きたいらしいです。僕自身、今日はその白山の登山口のすぐ下からスタートしているし、白山にも何度か登ったことがあるので、丁寧に道順を説明しました。って言っても、真っ直ぐ行って、赤い橋を右に曲がって道なりに進めば、登山口なんですが・・・間違えられるもんなら間違えてみやがれっ! ていうくらい簡単な道順です。
ちなみにこの外人さん達との会話は、ジョン・ミューア・トレイルに行った時に鍛えた英語でペラペラと・・・と言いたいですが、そもそも彼らは中近東辺りの人(母国語が英語?)のようで、日本語はペラペラでした。
後で気が付いたことなんですが、登山口まで一緒に行けばよかった、と思いました。山に登る人に悪い人はいないでしょう。しかし、この時、僕はもう一つの登山口に回ることを考えていたので、進む方向が違かったので気が付きませんでした。本当に頭の回転が鈍いですね。
僕が勝手に呼んでいる、東登山口に回ってみました。先程の電気柵の分岐点を左に行くと恐らくここに出るはずです。
でも、分岐からかなり距離はありそうです。一度実際に歩いてみなくてはなりませんね。
柵のそばまで行ってみる。ん?
尾根の上にあったのと同様の手書きの道標があった。これによると、やはり昔は325m峰から発句石のあった尾根までつながっていたようです。現在は採石場があるために通れなくなっています。そもそも尾根自体を崩しているんだと思います。この一連の手作りの道標はその採石場を迂回するルートを表しています。
なんで崩したかな〜?
飯山温泉の庫裡橋まで戻ってきた。
早く歩けば先程の外人さんたちに追いつけるかと思ったけど、無理でした。そりゃそうだ、歩くのが遅い僕と、歩くのが早い外人、どう考えたって亀がうさぎに追いつけないでしょう。
階段を登りきると、ご褒美のような紅葉がありました。(下記の写真参照)
さぁ、いよいよこのゲートを越えれば・・・
・・・ゴールです。
ひょんなことから、当初予定していた山とは違う山に登ることになったけど、ギリギリ最後の紅葉も見られて、結果オーライでした。
これで、相州アルプスの北部と南部に登ったので、来年になってからになると思いますが、次は相州アルプスの核心部(?)に行くことになります。何度か登ってはいますが、新しい発見があると嬉しいですね。