登山用ストーブ(バーナー)について

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JETBOIL(ジェットボイル)

JETBOIL

ある山頂でカップ麺を食べてる人を見て、うらやましくなり買ってしまいました。とりあえずこのての物を買うのは初めてだったのでオールインワンタイプのこのモデルを購入。

鍋の底に付いているフィン(下記写真参照)のおかげで早くお湯が沸くらしいけど、最初に買ったのがコレなので始めの頃は早さは実感出来ませんでした。後に普通のストーブを購入すると、まぁ、ちょっとは早いかな? といった感想です。

それよりもやっぱりこの一つで完結しまう気楽さが気に入ってます。鍋の周りにネオプレン(ウェットスーツなどに使われている素材)が巻いてあるので、熱くても持つことが出来ます。今は、主に寒い時期の日帰り登山と富士登山に使用しています。

寒い時期の日帰り登山について言えば、昼食はほとんどカップ麺とおにぎりです。なので、早くお湯が沸くこれは便利です。あと、お湯が早く湧くせいで燃料の節約になり、純正のガスカートリッジで一日の使用量がお昼のカップ麺とコーヒー2杯分程度ならばワンシーズンほぼ毎週山登りをしても2個弱で足りてしまいます。

JETBOIL

右の写真が中身です。下のキッチンペーパーは鍋の底が汚れないようにするためです。普段はガスカートリッジとバーナーヘッド部分を接続したまま鍋の中に収納しています。そうすると、鍋から出せばすぐに使え、仕舞うときも鍋が熱くても、濡れていてもすぐに収納出来るので便利です。ただし、夏場など長期使わない時は念の為ガスカートリッジは取り外しています。

鍋の底をカバーする部分(上の写真で黄色いところ)はカップにもなります。しかし、私のはひびが入っている(だから黄色いビニールテープを巻いている)のでカップには使えませんが・・・。

私のモデルには付いてなかったのですが、最近は他の鍋も使えるように五徳も付いているようです。姉妹品のクッキングポットなどを使用するとき五徳が必要らしいですが私のは使えません(T_T)。アメリカでは五徳とガスカーリッジの下に付けるスタビライザーのセットで$19.95で売っているのですが、日本の代理店のモンベルでは取り扱っていない模様です。

JETBOIL

これが鍋の底に付いているフィンです。これにより熱を広い面で受けられ、熱効率を上げているんだと思います。

最後に、このJETBOILは少々重いです。私は湯沸し専用に使っているので、普通のストーブとガスカートリッジと小さい鍋を使えば、重量は半分くらいで済みそうです。しかし、セットアップの早さ、撤収の便利さ、それとガスカートリッジの持ちを考えるとやっぱり今後も使い続けるでしょう・・・。

念の為、重さを計ってみました。JETBOILはガスカートリッジを抜くと432gありました。それといつも使っているストーブとチタンのやかんの重さは224gとやっぱり約半分の重さでした。しかし、燃焼効率のことを考えるとJETBOILは手放せませんね・・・。

2010年3月13日追記

JETBOIL Flashが日本のモンベルでも発売されるようです。

2010年3月23日追記

本日、南大沢のモンベルでJETBOIL Flashが販売されているのを確認しました。

イワタニ・プリムス P-153Ti

イワタニ・プリムス P-153Ti

このモデルは必要に迫られて買った、というより限定品だったので思わず買ってしまいました。いつかはテント泊山行をしたいなと思っていて、JETBOILでは大きくて重いので持っていくのはちょっと・・・なので、新たにストーブを買う必要があるな。とは思っていたのですが、ある日モンベルで「イワタニ・プリムス20周年特別限定モデル」と書かれた箱を見つけ、思わず買ってしまいました。

普通のモデルと何が違うかというとモデル名に「Ti」と付いているように一部チタンが使われています。以下に箱の裏に書いている一部を抜粋。

P-153Tiはイワタニ・プリムス20周年を記念して制作された特別限定モデルです。小型高出力バーナーのベストセラーモデルであるP-153をベースに、バーナーヘッド部および混合管部にチタンを使用することで本体重量を100g(自動点火装置含む)に軽量化しています。また、ゴトク部にはイワタニ・プリムス20周年を表す刻印(1985-2005)が追加されています。

イワタニ・プリムス P-153Ti

今はこのモデルをメインで使用しています。小さくて軽いので荷物を少しでも軽量化したいテント泊の時はほぼ必ずこのモデルを携行しています。

いまのところ、特に不満はありません。問題や不具合が出たこともありません。ただし、このモデルに限ったことではないですが、高所に行くと自動点火装置では火が点きにくくなります。私の場合はマッチとライター(電子ライターではなくて石を擦るもの)も持っていってます。

ただし、私は経験がないのですが、大きい鍋を使用するときは注意が必要かもしれません。五徳を一杯に開くと直径が15cm弱しかないので、直径30cm以上の鍋を使う場合は不安定になるかもしれません。

もっともこのての製品はそんなに大きな鍋を使用することは考えられてないでしょうけど・・・。

イワタニ・プリムス P-171

イワタニ・プリムス P-171

このモデルはたしか、家で実験(山に行く前に凝った料理の練習)するためにP-153Tiより高出力なモデルが欲しかったので買ったと思います。なので、山に持って行ったことは一度もありません。

五徳は広げると約19cmあるので、普通の家で使用する鍋でも使用することが出来ます。もっとも家で使用する鍋を家で使うなら、普通に家のコンロでやれってことですが、そこは雰囲気を大事にするってことで勘弁いただくとして・・・。

また、このモデルはガスカートリッジに接続する部分とバーナーヘッド部が分離(下の写真の右下の部品がガスカートリッジに接続する)するようになっています。しかもその接続部は簡単に嵌っているだけなので、とても頼りないです。なんでこんな構造をしているのかは分かりません。これの後継機種のP-172はこのような構造になっていません。不評だったということでしょうか・・・。

イワタニ・プリムス P-171

以前、一人用の土鍋を使って一人鍋に挑戦したことがありました。水の量を間違えて多く入れてしまい、吹き溢してしまってバーナーヘッド部の穴が半分以上埋まってしまい、火が出なくなってしまいました。うわ~、もう使えないのか・・・と落ち込んで、ダメで元々と水道水をジャージャー流しながら金ブラシでゴシゴシ擦って、2、3日乾かして火を点けてみたら、始めは全ての穴からは火は出なかったんですが、しばらく全開にして見てると徐々に火が点き始めてやがて全ての穴から火が出ました。

それ以来は拭き溢しには注意してるので、今でも現役で愛用しています。

エスビット ポケットストーブ/スタンダード

エスビット

エスビット(esbit)といって、ドイツの軍隊で使用されているとか、いないとか・・・。

構造は単純で、金属製の箱を開けて固形燃料を置くだけという非常に単純な構造をしています。ゆえに故障の心配はほとんどありません。

固形燃料も本体内に収納できるようになっています。標準で20個の固形燃料が入っています。一個の固形燃料で約6分間燃焼します。

エスビット

一個の燃料でシェラカップ一杯分(約250~300ml)のお湯を沸かすことが出来ますが、寒い時期だと沸騰するには至りません。しかし、粉のコーヒーを飲むには十分な温度にはなると思います。ちなみに私は猫舌です・・・。

冬の山登りにはガスバーナーのバックアップとして持っていってますが、バックアップとして使用したことはありません。しかし、エスビットはガスバーナーと違って音がほとんどしないので、コースを少し外れて日当たりの良いピークでのんびりしたいときなどは、あえてエスビットでお湯を沸かしてコーヒーを飲んだりすることはあります。

ガスバーナーと比べると火力は弱いし、時間もかかりますが、それがかえって贅沢な気持ちにさせてくれます。

イワタニ・プリムス イータパワー・EFトレイル

イワタニ・プリムス イータパワー・EFトレイル

これを買った理由はまったくもってわかりません。未だに自分でも何で買ったんだっけと悩んでいます。

とにかくでかいです。テントとほぼ同じくらいの大きさがあります。

3~5人位の人数で冬に低山の山頂で鍋やおでんでも食べたいときに使用するのが適切かと思います。一人で山頂に持っていく根性は私にはありません。

基本的には車でキャンプサイト近くまでいけるキャンプか、それこそオートキャンプで使うのが理想かと思いますが、それならばコールマンの2バーナーコンロとか使用したほうがいいような気もしますし、いつ使用すればいいのか悩ましい製品です。

イワタニ・プリムス イータパワー・EFトレイル

私も外で使ったのは、近くの川原で簡易キャンプをしたときにタッパーにおでんを入れて、川原で温めて食べた時の一度きりです。

右の写真が蓋を開けた中身です。基本的にガスカートリッジ(110g缶)を含め必要なものが全て鍋の中に収納できます。これは便利でいいんですが、組み立ては慣れが必要です。

組み立てるときには金属の擦れ合う不快な音がするので、黒板を爪でキーーーっとやるのが嫌いな人は要注意だと思います。私も組み立てる度に背中がゾゾーっとする感覚に襲われます。しかし、他のストーブとの違いはガスカートリッジが下にこないので鍋の重心が低くなり、安定感があります。

イワタニ・プリムス イータパワー・EFトレイル

左の写真は組み立てたところです。写真ではわかりませんが、この鍋の底にもJETBOILと同じようにフィンが底の縁に沿ってグルリと一周付いています。機能はJETBOILと同じです。熱効率を上げるためのものです。

また燃焼効率を上げるためにJETBOILに無い機能は、底に深いお皿のような風防が付いています。この風防のおかげで、さらに燃焼効率が上がっているそうです。小さいガスカートリッジでも沢山の料理が行えることがこの製品の売りになってるようです。

それにしても、ちょっと大きすぎますね・・・。

イワタニ・プリムス P-132

イワタニ・プリムス P-132

これは単純におまけ(下記写真参照)に引かれて購入しました。ちょうど適当な大きさの小物入れを探していた時だったので、迷わず購入しました。

本体は五徳が3本なので上に乗せたものがガタつかなくていいですが、重いものを乗せるときはちょっと大丈夫かな? と心配になったりもします。

私的には、日帰り山行でシェラカップで直接お湯を沸かしてコーヒーを飲む時などに重宝しそうです。重さだけで言うとP-153Tiより軽い(カタログ値で96g)です。

イワタニ・プリムス P-132

右の写真の上にある黒い箱(イワタニプリムスガスバーナー用ケース)がおまけです。メスティン&小物を入れるのにちょうどいい大きさです。中央にはマジックテープで取り外しが出来る仕切りも入っています。蓋の裏にはメッシュの小物入れも付いて、単体で買えば¥3,000くらいはしそうです。

このおまけを目的で購入したので満足度は違う意味で高いです。

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