そもそも(丹沢)大山(以下、大山)には二十七丁目付近の山頂直下に「御中道」呼ばれているところがあります。以前は1周出来たらしい(未確認です)ですが、現在は1周は出来ません。タイトルにある「御中道」はあくまで勝手に私がそう呼んでいるだけで何の歴史的根拠もありません。ただ単に、大山の中腹付近にあるルートをぐるりと1周繋いだだけです。ただし、この大山はバリエーションルートがゴマンとあるので、もっと御中道と呼ぶのにふさわしいルートがあるかも知れませんが、その辺はあまり深く突っ込まず軽く流して下さい。今回の山行でも、もしかしてここを登ればあそこにでるんじゃね? と言うような発見もあるので、数年後には同じタイトルで違うルートを歩いているかも・・・。
毎年恒例の初詣大山登山も今回で9回目になりました。ただし、今回は初詣出来ませんでしたが・・・。それはさておき、今回のルートは昨年(8回目)の山行の時にはすでに決定していました。過去大体、初詣登山の最中に翌年のルートが決まりますが、9回目が終わった今、まだ10回目のルートは決まっていません。基本的にこの初詣登山では同じコースは歩かないようにしています。なので、いい加減ネタが尽きてきているのも事実ですが、実際にはまだ歩いていないルートは複数存在します。勝手なルールなんですが、基本的にスタートとゴールを同じ場所にしなくてはいけなく、しかも、ただのピストンではつまらないというワガママがコース設定の妨げになっているのかもしれません。来年はその辺りを撤廃して、コース設定をしようとは思っていますが、さて、どうなるでしょう・・・。
山行データ
山行日 | 2014年01月02日(木) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)ヤビツ峠〜諸戸山林事務所〜カンスコロバシ沢右岸尾根〜(丹沢)大山〜ネクタイ尾根〜唐沢峠〜見晴台〜大山阿夫利神社下社〜蓑毛越〜蓑毛分岐〜ヤビツ峠(ゴール) | ||
山 名 | (丹沢)大山(1252m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,978m |
歩行距離 | 20.342km | 所要時間 | 08時間50分 |
関連記事 | (丹沢)大山の御中道を歩く(前編) (丹沢)大山の御中道を歩く(後編) |
山行記録
【07時37分】
塩水橋周辺はすでに車がいっぱいになっていたので、こちらも満車になっているんじゃないかと思ったら、まだ半分くらいしか埋まってなかった。ホッと胸をなでおろして準備をして出発する。
ここ数年はこの時期でも軽アイゼンは必要無いことが多く、念の為にのお守り代わりに4本爪を携帯していたけど、自宅から見える丹沢の雪の様子と、ここに来るまでの雪の量を見て急遽6本爪を装備に追加した。
【07時38分】
今回はカンスコロバシ沢右岸尾根を登るので、まずは門戸口に向かう。
【07時38分】
スタートは下り・・・。
【07時40分】
谷底には雪が・・・。歩く人は少ないだろうと思っていたけど、結構踏み跡がある。
【07時52分】
バイクの残骸・・・。どうやってここまで持ってきたんだ?
【07時55分】
よりによって登山道の矢印がここをくぐれと言っているのでくぐる。
【07時56分】
数年前の工事で以前来た時とすっかり様子が変わっている。以前は、もっとディープなコースだったような・・・。
【08時01分】
建物が見えてきた。
【08時01分】
橋の上が凍っているのでチョット怖い。
【08時03分】
門戸口。
【08時04分】
こっちは県道側から見たところ・・・。以前来た時は入り口が分からなくて、とんでもないルートをたどった事もあった・・・。
【08時04分】
あとは県道を進む。
【08時14分】
10分程で山林事務所に到着。
【08時14分】
鳥居をくぐって・・・
【08時15分】
・・・諸戸神社を横目で見つつ・・・
【08時18分】
・・・ここからやっと本格的な登山道が始まる。
右に行くと諸戸尾根、今回は真っ直ぐ(左)に進む。
【08時18分】
まずは13号鉄塔を目指す。
【08時20分】
沢を渡る。
【08時24分】
!!!
【08時32分】
ザレた斜面をトラバースする。非常に滑りやすくあと一歩の所で足を滑らすも、地面を蹴って一段下に飛び移った。でも、この斜面は谷底まではわずか数メートルしかなく、たとえ滑り落ちても怪我さえしないようなレベルなので特に問題は無い。
【08時35分】
沢の水が侵食したせいか、階段の下が剥き出しになっている。
【08時44分】
こっちはほとんど階段の役目を果たしていない・・・。
【08時47分】
二ノ塔、三ノ塔の向こうに富士山が見える高さまで登らなくてはいけない。
【08時48分】
大きい尾根に乗ってひたすら直登!
【08時54分】
鉄塔が見えてきた。
【08時55分】
この階段を登って・・・
【08時56分】
・・・柵をくぐる。
【08時56分】
んんん? ここから14号鉄塔に向かうルートがあるのか? 14号鉄塔は以前に諸戸尾根から分岐したルートから行ったことがあるけど、ここから直接向かうルートがあるのか? どのみち諸戸尾根を越えなければならないので、どこかで交差しているのか?
【08時57分】
鉄塔を見上げる・・・よく、こんな所に作ったもんだ・・・。
【08時58分】
真下。
【08時59分】
鉄塔の下で振り返ってみる。まだ富士山は頭を出していない。
【09時06分】
鉄塔からはしばらく緩やかな斜面を進む。日陰には雪が残っていた。
【09時17分】
左から隣の尾根が合流してくる。モノレールが隣の尾根に伸びているのでこっちの尾根も下れるのだろうか?
【09時21分】
あっ! 富士山の頭がちょっと見えた。
【09時22分】
しばらく緩やかな尾根が続く。
【09時28分】
まだチョット早いかな? とも思ったけど、急登地帯に入ったらアイゼンなんか付けていられないので、今のうちに装着する。ついでにストックも出す。
【09時29分】
基本的にモノレールの左右を行ったり来たりしながら登っていく。
【09時40分】
だんだん傾斜がきつくなってくる。
【09時50分】
振り返ると富士山の頭がハッキリ出ていた。でも、北尾根に合流する頃には裾まで見えているはず・・・。
【09時57分】
写真で見ると簡単そうなルートに見えるんだけどなぁ・・・。軽アイゼンだと前爪が無いので普通に登ると爪が効かないので、横向きで足をクロスさせるように登っていく。雪山講習で習ったことを総動員して登る。
【10時08分】
気がついたら山頂がすぐそこに見えた。
【10時08分】
振り返ると富士山はすっかり姿を表していた。北尾根の稜線まではもう少しだ。
【10時11分】
北尾根到着。この標識が分岐点。山林事務所から丸2時間もかかった・・・。まぁ、雪も付いていてアイゼン歩行だから仕方ないか・・・。
【10時12分】
今登ってきた所を振り返る・・・。急すぎて見えない・・・。
【10時24分】
御中道ということで、今回は山頂を踏む予定は無かったけど、あまりにも山頂が近くに見えたのでサクッと寄って行くことにした。奥の院で初詣のお参りをしようかと思ったけど、今回は下社でお参りをするつもりだったので、写真を何枚か撮ってサッサと北尾根に戻る。
【10時26分】
東京方面。コンディションはあまり良くないけど、なんとか筑波山までは見えた。
【10時27分】
こっちは富士山方面。
【10時29分】
さぁ、サッサと北尾根に戻るぞ。
【10時38分】
気持ちのいい尾根歩き。
【10時44分】
モノレールの分岐。ここがネクタイ尾根の入口。