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そもそも、この「信越トレイル」というのを知ったのは2007年12月のトレッキングマスター検定の講習の時だったと記憶しています。講師陣の中に加藤則芳さん(現NPO法人 信越トレイルクラブ理事)がいて直接聞いたのが最初だったと思います。それ以来ずっと挑戦したいとは思いつつ、なかなかまとまった時間が取れずに実現出来ずにいましたが、今年の1月か2月頃この信越トレイルにテント場が出来るというニュースを見て、今年の夏に挑戦してやろう! と一念発起して春頃から準備を初めて、6月24日のテントサイト受付開始日に早速予約を入れました。
ここで「信越トレイル」はなんぞや? という人の為に簡単に説明しますと、日本初の本格的なロングトレイル(距離は約80km)と言うことになっています(広義で捉えると日本には古来より四国八十八箇所などのロングトレイル(?)はありますが・・・)。場所は長野と新潟の県境にあります。ロングトレイルと言うと世界中にいくつものトレイルはありますが、その代表的なものにアメリカのジョン・ミューア・トレイル(340km)やアパラチアン・トレイル(3,500km)などがあります。もちろん、日本にもこの信越トレイルの他にもいくつものロングトレイルがあります、が、他の所はまだまだこれから感が否めません。逆に言えばこれからが楽しみです。
普通の登山は山頂を目指しますが、ロングトレイルにとって山頂は通過点の一つにすぎません。ある意味、上を目指す登山ではなく、横を目指す登山というふうにも言えます。自分も山登りを始めた頃は上を目指していましたが、やがて、稜線上を伝ってどこまでも歩いて行きたいというふうに思うようになりました。その時はそのような山登りのスタイル(厳密に言うと縦走もロングトレイルの一種なのかもしれませんが、うまく言えませんが、ちょっと違う気もします)があるなんて知りませんでしたが、前述の加藤則芳さんの著書「ジョン・ミューア・トレイルを行く」という本に出会って横を目指してもいいんだ! と知りました。さすがに、一介の会社員が一ヶ月も会社を休んで(または辞めて)ジョン・ミューア・トレイルに挑戦というのはかなり敷居が高い(でも、いつかは挑戦したい)ので、せめて会社員の休みで挑戦出来る信越トレイルには是非チャレンジしたいっ! と思うこと数年・・・やっと挑戦することができました。
前置きがダラダラと長くなりそうなので細かいことは、自分が「信越トレイル」に挑戦するまでを【準備編】に、そしてトレイルの装備に関しては【装備編】に、【山行記(全5回)】の後に書く予定です。
山行データ
山行日 | 2012年08月12日(日)〜2012年08月16日(木) | ||
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コース | 縦走1日目:まだらお高原山の家〜斑尾山〜大明神岳〜斑尾山(スタート)〜万坂峠〜袴岳〜赤池 縦走2日目:赤池〜沼の原湿原〜希望湖〜毛無山〜涌井新地〜涌井〜富倉峠〜ソブの池〜黒岩山〜桂池 縦走3日目:桂池〜仏ヶ峰登山口〜仏ヶ峰〜小沢峠〜鍋倉山〜久々野峠〜黒倉山〜筒方峠〜関田峠〜光が原キャンプ場 縦走4日目:光が原キャンプ場〜梨平峠〜牧峠〜花立山〜宇津ノ俣峠〜伏野峠〜須川峠〜野々海峠〜野々海高原キャンプ場 縦走5日目:野々海高原キャンプ場〜深坂峠〜三方岳〜天水山(ゴール)〜松之山口 | ||
山 名 | 斑尾山(1382m) 大明神岳(1350m) 袴岳(1135m) 毛無山(1022m) 黒岩山(938m) 仏ヶ峰(1146m) 鍋倉山(1288m) 黒倉山(1242m) 花立山(1069m) 三方岳(1138m) 百里ヶ岳(931m) | タ グ | |
山 域 | 北アルプスエリア | 累積標高 | 縦走1日目:(+)1,009m (-)1,084m 縦走2日目:(+)1,184m (-)1,275m 縦走3日目:(+)1,219m (-)1,061m 縦走4日目:(+)1,540m (-)1,465m 縦走5日目:(+)365m (-)534m |
歩行距離 | 縦走1日目:14.989km 縦走2日目:22.225km 縦走3日目:15.300km 縦走4日目:19.059km 縦走5日目:5.736km | 所要時間 | 縦走1日目:06時間48分 縦走2日目:09時間19分 縦走3日目:09時間07分 縦走4日目:12時間11分 縦走5日目:03時間13分 |
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縦走記【1日目】2012年08月12日(日)
【06時54分】 | 6時20分頃に「まだらお高原 山の家」に到着。駐車場はたくさんある(もっとスタート地点に近い駐車場もある)けど、帰りにタクシーでここまで戻ってくる必要があったために、簡単に説明出来るココに車を停めた。実際帰って来た時にはタクシーの運転手さんに「まだらお高原 山の家までお願いします」で通じました。
のんびり30分ほど時間をかけて準備をして、7時少し前にスタート。ゴールは約80km先だ。 |
【06時54分】 | 山の家の建物。ここに信越トレイルのビジターセンターが入っているらしいけど、まだ開いていない。入口にポスターは貼っていたけど、インフォメーションのようなものは無し。せめて最新情報の掲示板くらい置いてもいいのでは・・・? |
【06時55分】 | 建物の前には今後幾度も目にする事になる信越トレイルの案内板があった。書いてある事はトレイルマップやガイドブックに書いている事ばかりだけど、全行程中で現在の位置が分かるので、この案内板を見る度に、まだここまでしかきてないのかよ! とか、やっと半分過ぎたぁ〜! とか、あぁ〜、もうすぐ終わっちゃう〜! とか、一喜一憂していた。 |
【06時55分】 | となりにあるのは、斑尾高原周辺のトレッキングのルート図。かなりの数のトレイルがある。 |
【06時55分】 | 斑尾高原トレイルのルール。 |
【06時56分】 | 斑尾山まで3.4km。ルート上にはこのような道標が無数にあるので、自分の向かう場所さえ分かれば迷う事は無い! とは断言はしないでおこう。 |
【06時58分】 | しばらくは、舗装道路歩き・・・。ここで早速道を間違える・・・。と言うのも、斑尾山の登山口の入口にあたるところが「チロル」というお店の前にあるというのを事前調査で知っていた為に、「チロル」というキーワードに反応してしまい、別の「チロル」という建物に向かってしまった。まぁ、実際には100mほどのロスになっただけだから実害は無かったのが不幸中の幸いだった。 |
【07時03分】 | 若者がたくさんいたお土産や街の並びにホワイトハウス&自由の女神。 |
【07時06分】 | しばらくは道なりに進んで、道標に従い右に折れる。 |
【07時06分】 | 本当にここでいいの? という脇道を通り抜け・・・ |
【07時07分】 | ・・・斜面を登って、建物の右側を回り込むと・・・ |
【07時09分】 | ・・・開けたところに出た。正面には斑尾山とスキー場が広がっていた。 |
【07時10分】 | 2つ上の写真の建物の裏側を進むと、「故郷の小径」と書かれたところがある。右側に鉄パイプがぶら下がっていて、これを叩きながら(叩き棒もあった)進むと音楽を奏でられるらしいけど、我ながら意外にもやらなかったので、どんな音楽になるかは分からない。 |
【07時11分】 | とりあえずはココからは最短コース(だと思われる)の「かえでの木トレイル」を進む。 |
【07時15分】 | 斑尾山まであと2.4km。 |
【07時18分】 | 斑尾山とスキー場。
この日の為にカメラ(PENTAX K-30)を新調したのはよかったけど、そもそもカメラが自分の手元に届いたのがこのトレイルの出発の5日前だったため、ほとんど基本設定すら出来ないまま本番に挑む形になってしまった・・・。しかもキヤノンやリコーならば慣れているのでそれほど苦労しない設定もほとんど初めてのインターフェイスだったためどう設定すればいいのか? このカメラの癖は? など分からないことだらけなので、この辺りを歩いているときには景色よりもカメラの背面液晶を見ていた時間の方が長かったかもしれない。まだ、この辺りを歩いている時は視度調整を行なっていた・・・。また、一眼レフは久しぶりだったため、アナログ時代は当たり前だったこともすっかり忘れていて、露出はもとより絞りもおかしな写真を量産するはめになったことは内緒にしておこう・・・。 |
【07時18分】 | 写真では分かりづらいけど、スキー場のゲレンデを直登してその後ジグザク道がピークまで続いているのが見える。 |
【07時21分】 | こっちが本当の「チロル」。この前から斑尾山の登山口が始まる。 |
【07時23分】 | 斑尾山まであと1.9km。 |
【07時30分】 | さすがに「かえでの木トレイル」。カエデ類がたくさん見られた。 |
【07時31分】 | と同時にミズナラの木もたくさんあった。秋になると黄色と紅でキレイかな? |
【07時33分】 | 斑尾山まであと1.6km。 |
【07時33分】 | ここから急登が始まる。と同時に本格的な山登りになる。 |
【07時39分】 | 振り返ったところ。斑尾街が小さく見える。 |
【07時43分】 | まっすぐ登る。 |
【07時46分】 | なんだろう? |
【07時56分】 | 北海道の某所を思わせるような一本木。スキーシーズンはどうなってんだろう? |
【07時57分】 | 山頂まであと40分。
傾斜はゆるやかになって歩きやすくなったけど、たまに太陽が顔を出すと、遮るものが何もないので暑い! |
【07時59分】 | 冬はスキーヤーやスノーボーダーで賑わっているであろうリフト降り場、でも夏に見るとちょっとさびそうに見えた。 |
【07時59分】 | 山頂まであと40分。っておい! まだ上の上の写真から動いてないってこと? |
【08時16分】 | まだアジサイが咲いていました。ガイドブックで調べると、エゾアジサイというらしい。 |
【08時21分】 | またリフト降り場だ。今後この信越トレイルでは数多くのリフト降り場を目にする事になる。でもスノーボーをやっていた頃はまだ山登りをしていなかったせもあり、まさかこんな所まで夏とは言え、自分の足で上がってこようとは夢にも思いはしなかったなぁ・・・。 |
【08時21分】 | 上の写真でほぼゲレンデのテッペンまで登った。そこから少し急な登山道に入る。斑尾山まであと700m。 |
【08時25分】 | ゲレンデを直登していた時は太陽を遮る物がなにもなかったけど、ここからはグリーンのトンネルを進むようになる。 |
【08時27分】 | 天気も好い感じになってきた。 |
【08時29分】 | 小さな尾根を越えた所にもリフトの降り口がある。その脇の稜線を進むと・・・ |
【08時32分】 | ・・・信越トレイルの登山道と合流する・・・ |
【08時33分】 | ・・・ここを右に曲がるとゴールの天水山方向だけど、信越トレイルのスタート地点がここを左に曲がったところにある斑尾山山頂なので、一度左に折れて、スタート地点に向かう。 |
【08時40分】 | ここからは気持ちの好い尾根道歩きになる。 |
【08時45分】 | ついにスタート地点! の斑尾山山頂に到着。 |
【08時45分】 | 斑尾山山頂、1,382m。信越トレイルのスタート地点と同時にトレイル上での最高地点でもある。つまりあとはずっと下りばっかり・・・だと思ったら大間違い。嫌と言う程アップダウンが待っている。。。 |
【08時46分】 | 信越トレイルとは違うけど、ガイドブックにはここの山頂から約300mで展望の良い大明神岳というのがあるので、そこにもぜひ寄れ! とあるのでスタート前にちょっと寄り道。 |
【08時54分】 | 一度ちょっと下ってあとはだらだらとした尾根道を進むと10分ほどで、大明神岳に到着。 |
【08時54分】 | この少し前にトレランの人に抜かれ、一番の絶景ポイントを占拠されていたので、山頂の端から野尻湖を見下ろす。写真中央に写っているんですが、よくわかりませんね・・・。 |
【08時54分】 | トレランの人が動く気配が無いので、大明神岳はすぐに後にする。中央奥のこんもりしたところが斑尾山。 |
【09時04分】 | 山頂手前にある祠。さっきは気付かなかった・・・。なにやら謂れがあります。詳しくはガイドブックに・・・。 |
【09時04分】 | 斑尾山山頂に戻って来たら、数人の人がいた。せっかく夢にまで見ていた信越トレイルのスタート地点なので、一人静かにスタートを切りたいので、人がいなくなるのを待った。幸運にもすぐに人はいなくなった |
【09時06分】 | このテーブルというか、案内板というか、はここスタート地点の斑尾山とゴールの天水山にだけある。ちなみに「スタート地点の斑尾山〜」というふうに書いていますが、勿論天水山をスタートとしても問題ありません。今回自分がスタートしたのが斑尾山だったのでそのように表記しています。 |
【09時06分】 | ここで、腕時計の標高を合わせる。厳密に言うと1,382mは山頂にある三角点の頭の位置だと思いますが、その辺はあまり気にしない。 |
【09時08分】 | さぁ! 信越トレイルのスタートです。ちなみにザックの重さは約25kgあります。4泊5日とは言え、25kgはちと重すぎなような気もしますが、その理由はのちのちあきらかになると思います。 |
【09時21分】 | 先ほど分岐したところに戻ってきました。 |
【09時22分】 | 信越トレイルのこの辺りにはトレランのコースもあるようです。実際に何人かのトレランの人に抜かれました。しばらくは同じルートを進みます。 |
【09時22分】 | でも、自分が注目するのはこっちのプレート。 |
【09時22分】 | 中央の木の上の方になにやらプレートが・・・。 |
【09時23分】 | 近づいてみるとかなり高い位置にあって、スキーのツアーについての注意でした。う〜む、あそこまで雪が積もりのか・・・。 |
【09時24分】 | さっきまでは晴れ間も見えていたのに、ちょっとガスってきた・・・。でも、ブナの林にはこのようなガスもよく似合う・・・。 |
【09時26分】 | ちょっと開けたところに出た。 |
【09時34分】 | 天気が好いんだか悪いんだか・・・? |
【09時35分】 | 左側にリフトが見えると、このリフトとほぼ平行に下る急斜面が始まる・・・。 |
【09時36分】 | このあたりは熊が出るので注意せい! ということらしい。熊鈴は持ってはいたけど、ザックから出すのが面倒(正確に言うとザックを降ろすのが面倒)、なのでそのまま進む。 |
【09時36分】 | 次の目標の万坂峠まであと1.8km。 |
【09時38分】 | ここから急な斜面が始まる。ここでストックの使用開始(せっかくザックを降ろしたんだからついでに熊鈴も出せばよかったのに・・・と今更思ってももう遅い)。もちろん急斜面なのでストックでバランスを取るつもりだけど、その他の使用目的としては、周りの草や木を叩いて音を出し熊鈴の代わりとするのと、最後の手段として熊が出て来たら突く! つもり・・・。 |
【09時44分】 | 前方に大きな池(湖?)が見える。今日の宿泊予定地は赤池と言うけど、あそこじゃないよな〜・・・。などと考えつつ下る。実際は二日目に通る予定の希望(のぞみ)湖だと思われる。 |
【09時51分】 | いま下って来たところを振り返る。始めこそまっすぐ下って来たけど、すぐにジグザグの道になったので、思っていた程は大変じゃなかった・・・。でも下りながら、スノーボードで下ったらどんなに楽だろう・・・などと山ノボラーとは思えないようなことも頭を過る・・・というか過りっぱなし・・・。 |
【09時52分】 | 急斜面を下りきった所の右側にまたまたリフトの降り口が・・・。 |
【09時52分】 | 今度は左側にも・・・。この辺はスキー場だらけだな・・・。 |
【09時53分】 | 信越トレイルの指導票があるけど、どう考えてもこの標識が指す方向にルートがあるとは思えない・・・。というかこの通りに進んだらゲレンデをまっすぐ下りていってしまいそうだ・・・。変だなぁ〜と思いつつ地図を出してみる。地図では今下って来た道をまっすぐ進む事になっている。この標識通りだと大きく左に曲がる事になるので、ここは地図を信じる事にした。ちなみにこの指導票はグラグラになっていて簡単に向きが変わってしまうようになっていた。 |
【09時56分】 | しばらく下ると丁字路に出る。その分岐にある指導票。下の方にカタカナの「キ」と書いている。これは地図にも書いている物(このカタカナが使えるのは2012年8月12日現在、3つある地図の内のトレイルマップ1でのみ使える。2、3ではカタカナではなく数字で表記するようになっている)で、簡単に自分のいる位置が把握出来る。間違ってはいない。と言う事は、上の写真の指導票の向きが間違っていることになる。 |
【09時56分】 | 上の写真のちょうど向かい側に信越トレイルのプレートのついた指導票もあった。万坂峠まであと1.4km。とりあえず、自分の進んでいるルートが間違っていない事が確認出来てホッとしていると共に、【09時53分】の写真の指導票が気になった。距離にして50mほどだけど登り返さなくてはいけないで、戻って正しいルートを指すようにするにはちょっとためらいもあり、そのままルートを進む事ほんの数歩で、振り返り登り返しているバカな自分がいた。 |
【09時59分】 | どうだ! これで正しい方向を向いたぞ! でも、支柱はグラグラしたままなので、信越トレイルの関係者の方へ、・・・抜くか固定した方がいいですよ。 |
【10時03分】 | ここからしばらくは、なだらかな斜面を下る。歩くのには楽だけど、日陰が少ないのでとにかく暑いので、まめに水分補給する。
ちなみにこの信越トレイル、水場がほとんどありません。なので、自分の体力と相談してなるべく多くの水を担いでいた方が良いと思います。特に全行程を一気に歩くスルーハイカーは水計画はしっかりしておいたほうが良いと思います。自分自身もこの時(一日目)はあまくみていて1.5Lの水しか持って来ていません。初日は行動時間も短いし、浄水器も持って来ているので沢の水でなんとかなるだろうと思っていましたが、前述の通り、水場がほとんどありません、という言葉の中には沢もほとんど無いと言う意味も含まれています。この辺りは日本有数の豪雪地帯と聞いていましたが、意外に夏は乾いています。水気はほとんどありません。丹沢をホームグラウンドにしている自分にはちょっとビックリでした。ただし、これは季節によっても違うと思うので、あくまで自分が体験した経験則だけで書いているのでご了承ください。今後水場は改善されるかもしれないですし、そもそも自分が気がつかなかっただけで、本当は水場はもっとあったのかも知れません(公式マップには水場を示すマークがあります。一応ルート上の水場は全て網羅しているはずなんですが)・・・。 |
【10時07分】 | 分岐がありました。右がトレランのルートで、左が信越トレイルです。 |
【10時07分】 | 万坂峠方向に向かいます。 |
【10時08分】 | 万坂峠まで900m。 |
【10時20分】 | 日陰に入るとちょっと気持ちいい・・・。 |
【10時22分】 | 再び分岐。左手前方向に曲がります。中央奥に何かの建物があって何かの工事をしているようでした。 |
【10時23分】 | 鋭角に曲がって万坂峠方面へ・・・。 |
【10時24分】 | 杉の植林地を抜けます。この信越トレイルは広葉樹林帯を通る事が多いですが、植林地も結構通ります。 |
【10時27分】 | 何やら建物がいっぱい見えて来た。 |
【10時28分】 | 少し開けた所に出て、少し進むと・・・ |
【10時30分】 | ・・・車道が見えた。 |
【10時30分】 | お〜、ここが万坂峠だ。次の目標は袴(はかま)湿原で、あと700m。 |
【10時31分】 | 車道を右に進むとすぐが新潟県との県境があります。ここを越えて(つまり新潟県に入って)ちょっと進むと・・・ |
【10時31分】 | ・・・袴湿原への入口があります。 |
【10時32分】 | 袴湿原まであと600m。 |
【10時35分】 | 少し進むと、分岐があります。右に曲がると明日通る予定の沼の原湿原です。つまり赤池を飛び越えてショートカット出来るということですね・・・。 |
【10時35分】 | でも、あくまでメインルートを通ってでのゴールが目標なので、直進します。 |
【10時36分】 | 木になにやら箱が取り付けてあります。よく見ると「入山者数調査中」とあります。 |
【10時36分】 | 上の写真の箱の横に開いている穴の先には・・・もう一個の箱があります。つまり、つまりこの間を通るとカウントされるということでしょうか? |
【10時53分】 | ちょっと開けた所に出たと思ったら、ここが袴湿原です。 |
【10時53分】 | おっと、こっちがそうですね。広さはそんなに広くありません。というか、えっ? コレだけ? というのが正直な感想です。 |
【10時53分】 | 湿原とは言いますが、この日は地面はカラッカラに乾いています。なので、手入れのされていない草野球のグラウンドって感じです。 |
【10時56分】 | 湿原の中には木道が一本通っています。 |
【11時00分】 | あっと言う間に湿原を通り抜け、先に進みます。
右側に水が少し流れていますが、簡単にはアクセス出来そうにありません。 |
【11時00分】 | 再び分岐。 |
【11時00分】 | まっすぐ進むと今日のゴールの赤池ですが、信越トレイルのメインルートはここを左に曲がって袴岳を通る事になっています。 |
【11時01分】 | 分岐の所にベンチがあったので5分程休憩。この信越トレイル、水場も少ないですが、ベンチもほとんどありません。なので、なかなか腰を下ろして休憩出来ません。公式ガイドブックには折り畳みの座布団(のようなもの)を用意しておくといいですよ、とあります。地面に腰を下ろすのをいとわない人は装備に加えてもいいと思います。 |
【11時08分】 | わかりにくい写真ですが、この辺り・・・というか信越トレイル上のほぼ全てで木は根元から大きく曲がっています。コレだけ見てもここが豪雪地帯だということが分かります。 |
【11時21分】 | 登りきると奥にピークが見えます。おっ! あれが袴岳か! と思ったら大間違い。あれはだましピークです。袴岳山頂までは先ほどの休憩ポイントから大きなピークを2つくらい越えなければなりませんでした。 |
【12時04分】 | 山頂直下のブナ林。 |
【12時07分】 | 開けたところに出て、ベンチもある! って思ったらそこが・・・ |
【12時07分】 | ・・・袴岳でした。
ここのベンチでも10分ほど休憩。休んでいると二人のハイカーが登って来て昼食を摂り始めた。自分も行動食で簡単な昼食を摂る。 |
【12時07分】 | 山頂からの展望は無し。
休憩後降ろしていたザックを担ぎ直そうとしたら、カメラが地面にドサッ! あ〜、この日の為に購入した一眼レフがぁ〜! でも、高さが10〜15cmくらいの所から柔らかい土の上に落ちたので無事でした。今回持っていったカメラに関しての詳細は後日「装備編」で紹介する予定です。 |
【12時19分】 | さぁ、ここからは今日のゴールの赤池に向かいます。あと3.3km。 |
【12時31分】 | ほらほら、木が根元のところから曲がっているよね。 |
【12時34分】 | 赤池まであと2.6km。 |
【12時54分】 | こういうところは歩いていて気持ちいい。 |
【12時59分】 | トレイルの右に沿うように小さな沢が流れている。ここならなんとか飲めるかも・・・もちろん煮沸or浄水器を使用してだけど・・・。 |
【13時02分】 | 道に出た。 |
【13時02分】 | 赤池まであと1.4km。 |
【13時03分】 | ここからは林道を進む。 |
【13時04分】 | 沢が流れていた。ここの水ならば十分に飲めそうだ・・・。ちなみに「飲めそうだ」というのは「そのまま」というキーワードが付かない限りは煮沸or浄水器が必要だということです。 |
【13時12分】 | この辺はサブルートがたくさんある。 |
【13時17分】 | こんな感じで何カ所か分岐している。 |
【13時23分】 | 炭焼き小屋も見えた。今日のゴールは近い! |
【13時26分】 | 砂利道から舗装道路に変わった。 |
【13時30分】 | 建物と駐車場が見えて来た。 |
【13時31分】 | 赤池到着!
信越トレイルの公認テントサイトへの矢印。 |
【13時32分】 | この建物にトイレと水場(そのままでは飲めない)がある。 |
【13時32分】 | 池を回り込むように進む。 |
【13時33分】 | テントサイトへの矢印を進む事数分・・・ |
【13時35分】 | ・・・赤池テントサイト到着! |
【13時35分】 | 色々と使用のルールが書かれている。 |
【13時45分】 | テント設置完了! まだ出来たばかりのテントサイトなので仕方ないのかもしれませんが、下草の刈り方が雑なため、茎が数センチ残っていて、その切り口が斜めにカットされていて、簡単にテントの底に穴が開きます。というか無数に開いてしまいました。軽量化の為にグラウンドシートを持ってこなかったのが悔やまれます。 |
【14時24分】 | 取りあえず、テントに装備を投げ込んで、水の確保! ハッキリ言って8月の低山歩き、水1.5Lでは足りませんでした。
30分ほどかけて水3.5L確保。でも、テントに戻って1Lはあっと言う間に飲んでしまった・・・。残り2.5L。今日の夜と明日の朝の分には十分。 疲れもあったためか、ゴロゴロしていたら寝てしまった・・・。 |
【16時52分】 | 次に目が覚めたら4時半だった。慌てて夕食の準備をする。
普段ならばアルコール類はビールを持ってくることが多いけど、さすがに4日分持ち歩くのは無謀(それに4日間も生温いビールを飲むのは嫌)なので今回はワインを持って来た(ガラス瓶ではなくてペットボトル製です)。プラティパスシリーズでワイン用の水筒がありますが、ワインを持ってくるって決まったのが前日だったので購入する時間が無かった・・・。 |
【18時37分】 | 食事を終えて、まったりしていたけど、明日の分の水は今のうちに確保しておこうと再びテントを出たらテントが一張増えていた。
水を採取している時に一台の車が来て、テント泊の方ですか? と聞いて来たので、はい、と答えると、そこの水は飲めませんよ、とのこと、自分が浄水器を使用していると伝えると、煮沸して下さいとの事、浄水器じゃダメですか? と聞くと、出来れば煮沸してくれ、とのこと。現実問題、食事分の水を煮沸するのは可能だとしても、翌日の行動分も煮沸するのはかなり難しい。それに公式サイトやテント場にある案内板では浄水器の使用を推奨している・・・。このあと、このように公式サイトに書いている事と違うじゃん! というようなことが多々あった。まぁ、あくまで自己責任の世界なので、公式サイトとは言え鵜呑みにしないで自分で責任をもって行動出来る人のみにスルーハイクは許されているんじゃないだろうか??? ちなみにこの後も水は浄水器を使用して飲んでいました。今の所不具合は発生しいていません。 |
【18時40分】 | 明日の朝の食事と一日分の水を確保して、赤池周辺をブラブラ。先ほどまでいた数人の釣り人は誰もいなくなっていた。 |
【18時40分】 | 写真は桟橋の突端。なぜか穴が開いている。
もし、小屋の水道が壊れたらこの池の水を飲まなくてはならない。 |
【18時40分】 | 太陽が出ている内はテント内も暑かったけど、太陽が山の稜線に隠れるとテント内はずいぶんと過ごしやすくなった。シュラフも中に潜り込まなくても広げて掛け布団のようにして、身体の上に乗せているだけで快適に眠れた。 |
【19時02分】 | あっ、ブレた・・・。
この後7時半過ぎに寝る体制に入り、8時前には寝てしまった・・・。 とりあえず1日目は無事に終わりました。明日(2日目)はどんな山行が待っているのでしょうか??? |