菰釣山・城ヶ尾山・大界木山・平指山・鳥ノ胸山・秋葉山トレッキング紀行

道志の道の駅に車を停めてスタート。

途中、富士山の頭が見えました。

道志の森キャンプ場を右に進む。

林道に入ると路面はすっかりと雪に覆われていた。

おぉ、川が凍っている！

途中、右から流れてくる小さな沢を渡る。

分岐点に出る。車もここまでしか入ってこれなくなっています。

菰釣山への入り口は上の写真を左に進む。

車はここで行き止まり。一応車はここまでは入ってこれますが、停める場所がありません。ここにくるまでに数箇所道の端に停められそうな場所はありますが、道の駅か道志の森キャンプ場に停めるのがよいでしょう。ちなみに道志の森キャンプ場に停めた場合１日500円かかります。

上のクサリを越えて少し行くと薬莢が落ちてました。すぐそばにももう一つ・・・。何が捕れるのでしょうか？

しばらく進むと道は大きく左に曲がっていて、そこを曲がると・・・

また車止めのチェーンが、、、もし、向こう側から車がこれるのなら、ここに車を停める事も出来ると思います。４～５台は止められそうなスペースがあります。

上の写真のすぐ右側が登山道の入り口です。

左下の木の柱に「一時間二十五分」の文字が・・・。でも雪があるからもう少しかかるだろう・・・。

結構、急な階段が続きますが・・・

急な階段は最初の十数段だけで、すぐに斜面を横に進む道になります。

途中、危険箇所有の立て札が・・・

雪が積もっていてよく分からないのですが、恐らく道が崩れています。その上に雪がかぶっているので、一見ただの斜面です。でも、先人の踏み跡がついていました。

目印のついた木をくぐったりしながら、恐らく沢沿いの道を進んでいると思います。

歩きなれない雪道に足をとられながら登っていくのだが、一歩進むたびに数十センチすべり落ちてしまうので、全然前に進まない。ふとここで、最近読んだ雑誌に雪道の歩き方が出ていたのを思い出した。たしか、靴のエッジに乗るようにしていけばよい、、、というようなことが書いてあったような気がしたので、その様に歩いたら、なるほど、滑らなくなった。

そんなわけで、しばらくは靴のエッジを意識しながら一歩一歩慎重に進む。

途中、小さな沢を渡ったところで道が不明瞭になっています。

このあたりの写真が青いのは色温度と露出の関係でこんなになっています。本当はきちんと補正をすればちゃんと写るんですが、一眼レフと違ってコンパクトカメラでは露出補正が面倒なので、ＡＥロックでなんとかしようと思ったけど、それも面倒なのでこのまま行きます。ごめんなさい。

かすかに残っていた踏み跡を辿って沢をさらに登っていると、はるか前方に２人のハイカーが見えました。この道で正解でした。

いま、登ってきたルートを振り返ると・・・、う～む、結構登ってきたなぁ。

上を見ると、もうすぐ尾根に出る！　もう一息だ！

途中、隈笹の林を抜けて、やっと尾根に出る。登り口から50分もかかった。

ここを右に進んで、いざ、菰釣山へ！

尾根に出れば多少は雪が無くなると思ったけど、10～20cm程の積雪があった。

四つ葉のクローバーのような葉？　種？　のようなものが雪の上にぽつんとあった。試しに持ち上げて落としてみると、ヘリコプターの羽のようにクルクル回りながら落ちていった。なんだ、これ？

菰釣避難小屋に到着。ちなみにこのときは中には誰もいませんでした。

菰釣山の山頂まではまだ800mある。結構あるな・・・。

小屋の脇にあった雨水を貯める桶（？）の中の水もも凍っています。

山伏峠？　ってずいぶん先にあるところだよな。いつかは山伏峠からのルートで挑戦してみたいですな。

山頂へ続く道はだらだらとした登りが続きますが、雪のために足が取られて歩きにくいったらありゃしない。

木の根の部分は結構暖かいのだろう。雪が解けて風紋のように円周上に筋が付いていた。

雪の上に小動物の足跡が・・・。ここまで鹿の足跡はたくさんあったけど、この動物は軽いせいか雪に足跡がめり込んでいないんです。なんだろう、これ？

山頂到着。先ほど遙か前方歩いていたと思われる（恐らく夫婦の）ハイカーがいた。

思わず、
「富士山、すごいですね」
と声を掛けたら、こんなに見えるのは珍しいとのこと。俺ってラッキー！

登山口から約１時間３５分。ずっと歩き慣れない雪道だったことを考えればまずまずだろう。

ここで一眼レフを取り出して10枚ほど撮影する。こういう時に限って三脚を持ってきていないのが悔やまれる。

山頂に何かの計測器（？）が。

写真を撮ったら先を急ぐ。今日のルートは距離があるので、ゆっくりはしていられない。

途中、見上げると真っ青な空が広がっていた。

登ってきたときのだらだら道は、下りだと靴の底をスキー板の様に使い滑り下りることができたので、かなり速く避難小屋に着いた。

この木、途中で幹が水平方向に伸びたかと思うと、しばらくしてまた垂直方向に伸びている。どういう心境の変化があったのだろう？

左側に登ってきたルートでまっすぐは城ヶ尾峠方面、鳥ノ胸山を目指すのでここは直進！

この辺は新しい踏み後は無かった。今日はおいらが最初か？

鹿の足跡？

大きな尾根道を進む。

途中、ベンチがあったけど、止まらず先を急ぐ。

ブナ沢ノ頭到着。名前の通り周りにはブナの木がたくさん見られた。

小さなアップダウンを繰り返しながら進むが、途中急な登りが何カ所があった。ここもその内のひとつ。

急な登りを登りきったところで振り返ると、富士山の頭がきれいに見えていた。

この辺は踏み後もなく、サクサクと気持ちよく進む。

中ノ丸到着。ここで逆方面から来た数人のハイカーが休んでいた。積雪の状況などを確認し合って先を急ぐ。

通ってきた道を振り返ると、雪の中に足跡の列が、、、。

山のなかでよく見るが、どうすればこのように木の幹が捻れるんだろう？　それとも捻れているように見えるだけなのか？

城ヶ尾山山頂到着。

時間的にここで昼食にする。でもこの山頂にはベンチは無い。しかし、手頃な倒木があったのでそこをテーブル兼椅子代わりにして昼食の準備。

ここで、菰釣山で会ったハイカーが追い越していった。

お湯を沸かしているいる間に、三角点を見つけたので、記録！

ここで20分ほど休憩して、すぐ出発！

城ヶ尾峠到着。

左の写真の赤いルートが廃止になったそうです。って昔はホントにこんなルートがあったのか？　沢ばっかじゃん！

ここから畦ヶ丸まで3.2km、菰釣山までは3.8km。

ここから畦ヶ丸方面に向かい大界木山を目指す。

登り下りを繰り返しながら大界木山に向かう途中、幹周りの太いブナ（？）が数本あった。

大界木山へのマーカーがこんな所に・・・。

大界木山山頂到着。城ヶ尾峠から約３０分。

山頂からの展望はあまりないが、木々の間から富士山が・・・。

大界木山山頂全景。

登ってきた道を少し戻って、鳥ノ胸山方向に進む。写真左が城ヶ尾峠方面で、右側のマーカーのある方が鳥ノ胸山方面。

とは言うものの、ここを入って行くのか？

上のやぶを１０ｍほど進むと、突然視界が開けて、小さな尾根に出た。

動物の足跡はあるが、人間の通った形跡無し。ホントにここでいいのか不安になるが、マーカーはこまめに打ってあるので、それに従う。

あれ？　開けたところに出た。マーカーがどこにも見当たらない。当然踏跡なんて無い。あれ？

少し、戻ってみて別のルートを探る。

さっきはここを右に進んだが、今度はまっすぐ進んでみる。でも、やっぱり上の開けた所に出てしまう。

この後の顛末は下記にて。

こんな所に正規ルートのマーカーが・・・。

おぉ！　今度は間違いない。

尾根の巻き道を進む。

展望は好いけど・・・

目の前の視界はゼロ。

このあたりは自分の背丈とほぼ同じくらいの隈笹が群生している。この写真は腕を上に伸ばして撮っている。

いくら笹とはいえ、冬でこんなだったら、夏だったら・・・。

目の前は緑だけど、頭上は青い。

おっ！　林道に出た。

今下ってきた所を振り返ると・・・、よくこんなところ下って来たもんだ。

林道を２０～３０メートル進むと今度は右側に鳥ノ胸山方面の登山道入り口がある。今度はここを登る。

しばらくは急な登りをジグザグに進むと、１０分程で尾根に出た。

二股に分かれているような小さなピークに出た。

雑木ノ頭で、道志の森キャンプ場と鳥ノ胸山方向とに分かれる。ここは鳥ノ胸山方向へ進む。

この辺は日当たりが好いのか、雪が無い。

鳥ノ胸山の南峰の南斜面、めちゃめちゃ急です。雪もあります。雪の無い所の土は凍っていてズルズルです。

急な斜面を真横から撮影してみました。４５°以上あるんじゃないか？　ここ！

登ってきたルートを見下ろす。ちょっとビビる。

ここが鳥ノ胸山の山頂かと思いきや・・・、そういえば遠くから見たら二つのピークがあったよな・・・。

向こう側に、さらに高いピークがあった。鞍部を渡って山頂に向かう。

鞍部から富士山を見る。もうすぐ太陽が富士山の向こうに沈みそうだ。

鳥ノ胸山山頂到着。

鳥ノ胸山！　山梨百名山です。

山頂からの富士山。前景の峰とのコントラストがいいね。ちょっと逆光ぎみだけど・・・。

でも、ゆっくりもしてられないので、先を急ぐ、次は秋葉山だ。

下りの途中、秋葉山への分岐点を右手前に鋭角に曲がる。

雪の斜面を進む。

ルート上に倒木が・・・。この木がまたぐには高いけど、くぐるには低いというなんとも中途半端な高さなので、木につかまってリンボーダンスのようにくぐろうとしたら、なんとこの木、動きやがって思わず尻餅をついてしまった。

この辺の雪の無い部分の土はカッチンコッチンに凍っていてストックも刺さらないので、あえて雪の上を進む。

おぉ、思わず大の字で倒れこみたくなるような雪面です。でも、ここはグッと堪えて先を急ぐ。

元々、石の上に立っていた木が倒れたのでしょうか？？？　でも、よくこんな石の上であんなに大きくなるまで育ったよな。

クマにちゅうい。

でも、このクマ、かわいいんですけど・・・。

ついに陽が沈んだ。ここからは暗くなるのは速いぞ。早く下山を始めなければ、、、秋葉山山頂まであと少し。

ここが、秋葉山の山頂？　でもそれらしい標識は何も無い。旗と三角点だけだった。

この三角点、あんまり古くなさそうだ。

ここからだと道志村が小さく見える。ってことはまだこの高さを下らなくてなならないのか？直線距離だと１ｋｍもなさそうなんだけど・・・。

秋葉山山頂全景。何もありません。というか伐採された後の山みたいです。

案の定と言うかやっぱ、下りは急坂です。でもこの辺の土は凍っていないので、ふかふかとしていて歩いていて気持ちいいです。

さすがに山の中は暗くなり始めたらあっという間に暗くなる。あれ？　当たり前か。

さんざん急な階段を下りて沢に出て、このまま林道に出るのかと思ったら、もうひとつ小さな尾根を越えなければならなかった。

この辺になると足元の踏跡も見えなくなるほど暗くなってきた。ライトは持っていたが、右方向のすぐ近くに国道の明かりが見えたので、そのまま進む。

もう、辺りはすっかり闇に包まれていたけど、車道に出てしまえばあとは、ただ進むだけ。

おぉ、上手く真ん中に入った。実はこの写真を撮る時、看板は全く見えていません（枠ぐらいは見えてましたが）。デジカメの液晶にも何も写ってなく、適当にシャッターを切ったら上手く写ってましたね・・・。

ここも上と同じだけど、ここはちょっとずれたね。

上の写真のすぐ右側にある橋を渡れば、国道４１３号線です。

やっと、国道413号線に出た。この日は車もまばらにしか走っていませんでした。

「道の駅　どうし」です。って全然写ってないじゃん。

やっと帰ってきた。ゴールです。