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前回の「丹沢山・塔ノ岳トレッキング紀行」でずっと遠くに見えていた丹沢三峰を歩いてみたくなったので、丹沢三峰~丹沢山の縦走を計画。
スタートも前回と同じ青宇治橋にした。ゴールデンウィーク真っ只中(プラスちょっと寝坊した)なので、塩水橋はいっぱいだろうと青宇治橋に直行。すでに2台が停まっていたが、なんとか自分も停めることができ、7時30分にスタートした。
前回の山行で気がついたのだが、自分は登りはほぼコースタイムで登れるが、下りになると膝をかばってしまうために極端に遅くなってしまうようだ。なんとかしてこの膝の痛みを克服しなければなるまい。もっと運動しろってことだね・・・。
山行データ
山行日 | 2006年05月04日(木) | ||
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コース | (スタート)青宇治橋~青宇治橋登山道入口~金冷シ~本間ノ頭~円山木ノ頭~太礼ノ頭~丹沢山~堂平~塩水橋林道ゲート~青宇治橋(ゴール) | ||
山 名 | 丹沢三峰 本間ノ頭(1345m) 円山木ノ頭(1360m) 太礼ノ頭(1352m) 丹沢山(1567m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+)1,830m |
歩行距離 | 18.690km | 所要時間 | 08時間17分 |
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山行記
【07時36分】 | 今日も青宇治橋に車を停める。ゴールデンウィークのせいかすでに2台が停まっていた。 |
【07時37分】 | 青宇治橋を渡るとすぐに登山道入口がある。 |
【07時37分】 | 「ヤマビル」にご注意。 |
【07時37分】 | 緑が多いねぇ・・・なんて思いながら30メートル程進んだところで重大な忘れ物に気付く。水筒を忘れてきてしまった。朝、氷を入れて、スポーツドリンクを入れて・・・そのままテーブルに置き忘れてきてしまったのだ。あちゃ~、やっちまったよ。と思ったが、車まで戻ればペットボトルのお茶があり、まだ3/4 は残っているし、容器はそのまま水筒になる。ザックの中には1Lの水と500mLのスポーツドリンクがあるので、水分補給という面では問題無いのだが、せっかく氷を入れて冷たい飲み物を用意してきたのにそれを飲めないのは残念だ。そうは言ってもやはり飲み物は大切なので、車に取りに戻る。 |
【07時49分】 | まだ気温は上がっていないが、登り始めると汗が噴き出してくる。しかし、木々が適度に陽の光を遮ってくれるので、気持ちよく歩く事ができる。 |
【07時51分】 | しばらくは沢の左側(右岸)を進む。 |
【07時52分】 | 途中で木の橋を渡って沢の右側(左岸)に出る。 |
【07時53分】 | この辺から少しずつ沢から離れる。 |
【07時55分】 | まだまだ余裕。天気が好くてよかった。 |
【08時01分】 | 木の階段を上がって・・・ |
【08時04分】 | ・・・大きな岩を迂回して・・・ |
【08時11分】 | ・・・広いところに出た。 |
【08時22分】 | トラロープを頼りに岩場をよじ登る。 |
【08時38分】 | 尾根の中腹をトラバースして・・・ |
【08時43分】 | ・・・尾根の先端に出た。 |
【08時44分】 | さらに尾根の中腹を進もうかと思ったら、左側に尾根を上っていくような踏み跡があった。この尾根を直登したほうが早いかな? と思い左に折れて尾根に取り付いた。
進むこと数メートル、薄い踏み跡を頼りに進んだら・・・ |
【08時46分】 | ・・・コース上にキノコがいた。顔を上げるとかなりりっぱなクモの巣もある。このコースはあまり人が歩いていないと見た自分は、そのまま回れ右をして元のコースに戻るのであった・・・。
急がば回れである。今まで何度余計なショートカットをして大変な目にあったことか・・・。 |
【08時56分】 | 宮ヶ瀬湖と丹沢山に続く稜線に出た。右奥に進むと高畑山を巻いて宮ヶ瀬湖に行き、左手前に戻るように進むと丹沢三峰を経て丹沢山へといく。今日は当然左手前に進む。
曲がるとすぐに尾根を北側に巻く道に出る。そのまま尾根上を進むことも出来るようだが、明らかに一般ルートではないので、素直に巻き道へ進む。 |
【09時00分】 | 緑がきれいだねぇ。 |
【09時00分】 | 途中、崩落しかけたところもある。 |
【09時05分】 | 少しガスがかかっているが宮ヶ瀬湖がよく見える。写真では見難いが、虹の大橋まで見える。 |
【09時08分】 | 木の橋を渡り・・・ |
【09時10分】 | ・・・岩を越えて・・・ |
【09時11分】 | 稜線の反対(南)側に出た。この辺りはちょっと怖い所が続く。 |
【09時14分】 | 金冷シ。丹沢山まで6.1km、まだまだ遠いいなぁ・・・。 |
【09時20分】 | 広い尾根を進む。 |
【09時25分】 | 鉄の橋。大きな石が落ちてきている、その内この橋落ちるんじゃないか??? |
【10時20分】 | 丹沢山まで4.0km。 |
【10時21分】 | やばい、だんだんエネルギーが切れてきた。どこかで休みたい、座りたい。 |
【10時51分】 | 上の写真から30分。なんとか本間ノ頭にたどり着いた。ここで休憩しようと思っていたらすでにベンチは埋まっていた。仕方ないので次のベンチを目指して進む。 |
【10時54分】 | 折角登ったのに再び標高を下げる。 |
【11時02分】 | 本間ノ頭から10分。なんとか無名ノ頭にたどり着いたがここにはベンチは無い。その代わり座るのに丁度良い倒木があるのでここでザックを下ろし休憩する。
手早くお湯を沸かしカフェ・オレを作って菓子パンを食べる。疲れきっていてあまり食欲が無い。菓子パンを半分残す。 |
【11時02分】 | 指導表に・・・ |
【11時02分】 | ・・・小さく「無名ノ頭」と書いてあった。
ここで10分ほど休憩した後、再出発。エネルギーを補給したせいかこの先のペースが上がる。 |
【11時35分】 | 円山木ノ頭全景。 |
【11時36分】 | 円山木ノ頭。 |
【11時40分】 | ここから急な下りが続く。足元も滑りやすく一度滑って尻餅をついてしまった・・・。 |
【11時58分】 | 大きなブナ(?)の木。 |
【11時59分】 | 太礼ノ頭。本間ノ頭から約1時間10分。休憩を入れたけどほぼコースタイムどおり。 |
【12時03分】 | 両側が柵で囲まれている。 |
【12時03分】 | 植生保護柵。 |
【12時14分】 | 丹沢山まであと1.0km。あとちょっと! |
【12時42分】 | 天王寺尾根方面との分岐点。ここまでくれば丹沢山は目と鼻の先。 |
【12時43分】 | 山頂はすぐそこ。 |
【12時45分】 | 丹沢山山頂。今日も人がいっぱいいる。 |
【12時47分】 | 日本百名山 丹澤山 |
【12時47分】 | 山頂の風景。広い山頂です。でも展望はあまり好くありません。 |
【12時48分】 | みやま山荘。折角なのでバッチでも買おうと中に入る。目当てのバッチを購入し、山荘の人に宿泊について聞いてみる。
一泊二食付で7千円(2006年05月04日現在)で、なるべく電話予約を入れて欲しいとのことです。いづれお世話になるでしょう。 しばらく山頂をウロウロして下山開始。 |
【12時55分】 | 山頂から少し戻って天王寺尾根方面へ下る。しばらくは木の階段があるが、それが無くなり少し進むと・・・ |
【13時08分】 | ・・・急な斜面に出る。 |
【13時11分】 | 前回はここを登ってきたけど、そのときはあまり恐怖感は無かった。しかし、今回始めてここを下るのだが、なまじ展望が好くて下の方まで良く見えるせいかちょっと腰が引けてしまう。 |
【13時12分】 | 今、下ってきたクサリ場を見上げる。登る分には上だけ見ていればいいのだからそれほど大変だとは思わないけど、下りはちょっと怖い。 |
【13時13分】 | おいおい、階段が1/3くらい空中に浮いてるぞ。崩落して無くなるのも時間の問題だな・・・。 |
【13時14分】 | 再び振り返る。浮き石だらけで歩きにくい、万が一誤って右側に落ちたら大怪我でもしそうだ。 |
【13時15分】 | なんとか下りきったところで、振り返る。けっこう崩落が激しいな・・・。 |
【13時22分】 | 堂平の分岐点。右方向にすすむと天王寺尾根で、左(正面)を下ると堂平だ。 |
【13時22分】 | 前回天王寺尾根方面からここにさしかかったら、堂平方面から歩荷さんが登ってきていた。歩荷さんが通る道なら恐らくこのルートが最短のコースなのだろう。ということでここを下る。 |
【13時39分】 | 緑鮮やかな植物が群生していた。 |
【13時39分】 | 植物にはテンで詳しくないおいらには、何の植物かは分からない。機会があったら調べよう。 |
【13時41分】 | 矢印の方に進む |
【13時42分】 | 突然、山の中に高さ20メートルはあろうかと思われる足場が組まれていた。鉄塔でも作るのだろうか? |
【13時47分】 | 天王寺尾根との分岐点の所からストックを使い、膝をかばってきたつもりだが今回も膝が痛くなってきた。特に階段は着地したときのショックが大きいのでゆっくり下りる。 |
【13時49分】 | 途中、何の意味があるのか? ルート上に屋根の様なものがあった。取り立てて何かが落ちてきそうには思えないんだけど??? |
【13時52分】 | 涸れた沢に出た。 |
【13時54分】 | 上の写真の少し下流の堰を渡る。大雨の時とかは渡れなくなる可能性はあるのだろうか? |
【13時54分】 | 沢を挟んで対岸の斜面はかなり崩れてきている。 |
【13時55分】 | でっかい岩も落ちてきている。 |
【13時57分】 | 涸れ沢を渡って下流に進む。 |
【13時58分】 | 丹沢堂平のブナ林。と書かれた柱がある、この辺は道が縦横にあるのだが・・・ |
【13時58分】 | ・・・このように通行できなくなっている。 |
【13時59分】 | こっちのルートも行き止まり。何の為の道なんだろう? |
【14時00分】 | ルート右側になにやら水溜りが・・・、始めは井戸かと思ったけど、五右衛門風呂のような造りだ。これは一体何なんだ? なんでこんな所にあるんだ? |
【14時01分】 | ルート左側に木を半分に切ったベンチがあったので、ここで小休止。膝もかなり悲鳴を上げている。ここで、カフェ・オレと食べかけのパンを食べる。
小休止を終えて立ち上がると後ろから中高年夫婦と見られるハイカーが追い抜いていった、と言うより走り去っていった。あっという間に引き離され見えなくなってしまった。 |
【14時18分】 | 塩水林道終点まで0.6km。 |
【14時27分】 | 塩水林道終点まで0.3km。10分で300mしか進んでいない。 |
【14時34分】 | 林道に出た。ここからはもう膝の痛みを気にしなくて良い。
ここを下ってあと数歩のところで林道に出るというときに左の草むらで「ガザッ」という音がした。何だろうと目をやるとヘビがいた。ニョロニョロとあっという間に見えなくなった。 |
【14時35分】 | ここが出てきたところ。ちょうど青い矢印の右上あたりにヘビがいた。 |
【14時36分】 | 雨量計があった。 |
【14時36分】 | 雨量計の小屋の右横から再び登山道が続いていた。林道をショートカットするルートだ。地図を見ると距離的にはかなり短縮できるけど、時間的にはあまり変わらないようだ。膝も痛いことだし、素直に林道を進んだほうが良い。と思いつつも「ショートカット」という誘惑には勝てなかった。膝は相変わらず痛いが意を決して下る。 |
【14時40分】 | 始めは普通の下りだと思っていたら、これが結構急なのだ。少しすすんで後悔したが・・・ |
【14時43分】 | ・・・振り返って見るとイメージ以上に急な斜面なので、戻ることも躊躇われた。こうなったら意地でも下るしかない。 |
【14時52分】 | 木々の間から林道のガードレールが見えた。もう少しだ。 |
【14時58分】 | 林道に出た? かと思ったらまだ本線ではないらしい。 |
【14時59分】 | 上の写真の林道を右側に回りこむように進むと、人工滝の前に木橋がある。ここを渡ると・・・ |
【15時00分】 | ・・・塩水林道の本線に出た。 |
【15時02分】 | あとは林道歩き。いつもは膝が痛くても林道に出れば痛みは感じないのだが。今日は林道でも多少の痛みがあった。それでも山の中に比べれば全然楽だ。 |
【15時04分】 | 緑の山と青い空、白い雲、まるで夏の景色のようだ。 |
【15時06分】 | うぉ~緑、みどり、ミドリのシャワーを浴びているようだ。 |
【15時08分】 | 遠くの谷間に滝が見えた(左の写真では価確認しずらいですね・・・)。 |
【15時34分】 | 瀬戸橋を渡って・・・ |
【15時39分】 | ・・・塩水橋のゲートを潜り・・・ |
【15時40分】 | ・・・塩水橋を渡って、10分ほど歩くと・・・ |
【15時52分】 | ・・・ゴールです。しかし林道は大渋滞です。この先で対向車とすれ違えずに詰まってる模様です。宮ヶ瀬湖畔の道に出るまでに何箇所かこのようなところがあり、結構時間がかかりました。ゴールデンウィークだから仕方が無いか・・・。 |