このブログを読んでいる人の中には知っている人もいると思いますが、ブログの企画として『山のカタチ』というものがあります。詳しい内容は企画ページを見ていただくとして、今回はそのキッカケとなった山『秋葉山』に登ってきました。
それは、ただ登るだけだはなく、この山のベストショットを探す山行にもなっています。◯◯山というのだから、必ず、山に見えるポイントがあるはずだっ! と宇宙ひろしと言えども、僕だけであろう変な確信を抱きつつ、半ば妄想も入り混じった思いで、探してまいりました。
今回はその内容から、とてつもなく地域色が強くなっています。そもそも、丹沢をホームグラウンドにしている人でさえ、
「えっ! 秋葉山? どこそれ?」
っていうくらいマイナーな山です。文章や、写真だけでは、
「この、おっさん、何やってるの?」
ってなると思います。しかし、一度この山に行くと、そのおっさんのやろうとしていたことが理解出来るようになると思います。まだ登ったことのない人はぜひ、一度、仏果山に登ったついでにでも、足を伸ばしてみて下さい。
今回のブログは前編、中編、後編の3回シリーズになっています。今回はその前編です。スタートから『秋葉山』のある尾根に取り付くところまでです。
実を言うと、この回だけで説論が出ています。なので、他の2回はオマケです。お時間の無い方はこの回だけでも大丈夫です。
山行データ
山行日 | 2020年12月19日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | 愛川橋〜(山のカタチ調査)〜登山口〜秋葉山〜登山口〜(山のカタチ調査)〜愛川橋 | ||
山 名 | 秋葉山(660m) | タ グ | |
山 域 | 丹沢エリア | 累積標高 | (+−)901m |
歩行距離 | 13.26km | 所要時間 | 04時間56分 |
関連記事 | 【登山】やっぱり秋葉山は『山』でした《前編》 【登山】やっぱり秋葉山は『山』でした《中編》 【登山】やっぱり秋葉山は『山』でした《後編》 |
マップ
高低グラフ
山行記録
少し前に韮尾根を歩いた時と同じ場所に車を停めてスタートします。
韮尾根の時は南に向かいましたが、今回は北に向かいます。
本来ならずーっと先まで行くのですが、ふと気になった曲がり角(左)があったので、ちょっと覗いてみたら、なんか行けそうだったんで・・・
・・・曲がってみたら、ずっと上の方に道が続いているので・・・
・・・そのまま、進んでみた。
階段がある、ここを登ると・・・
・・・車道に出た。ここはいつも通っている道だ。なるほどここに出るのか。反対側から写真も取りたかったけど、ちょうどこの左に曲がったところにある橋の工事をしているらしく、人が多くいて、ちょっと写真を撮る雰囲気じゃなかった。
ここの左に曲がり道なりにまっすぐ行くと宮ヶ瀬湖です。
前述しましたが、今回のルートで登ってみて初めて、ずっと秋葉山だと思っていたところが違うことに気が付きました。なので、前半はずっと間違えたピークを秋葉山だと思っています。
ずっとここの肩の部分を秋葉山だと思っていました。
地形的には上から下りてきて、少し緩やかになり、再び下る。という肩と呼ばれる場所に秋葉山山頂があるので、下から見た時もそのような特徴の尾根を秋葉山だと勘違いしてしまいました。
ずーっと真っ直ぐに行くと、宮ヶ瀬湖です。
国道412号線との交差点です。ここを突っ切ります。
国道412号線との交差点を更に進むと、もうひとつの交差点があります。ここを左に曲がります。
曲がってすぐの右側の林の中に祠が見えたので、ちょっと寄ってみます。
結構新しそうです。特に文字のようなものも無さそうだけど・・・
・・・あっ、下に解説板が落ちていた。しかし、板は割れて、文字はかすれてよく読めませんが「石神社」と思われる文字と「五穀豊穣」の文字がかろうじて読めました。「石」の上に文字があるのか分からないし。もしかしたら「右」なのかもしれません。しかし「五穀豊穣」とあるので「秋葉信仰」とは関係無さそうです。
相変わらず、間違えたところを『秋葉山』だと思って写真を撮っています。しかし、実はここには『秋葉山』も写っています。それが、中央より少し右にある。こんもりとしたピークです。
振り向くと、先日歩いた韮尾根が見えました。
ここにも実は『秋葉山』が写っています。
深沢橋です。ここのすぐ右に・・・
・・・古そうな石碑がありました。道祖神(右から2つ目)のようですが、他の石碑にはそれぞれ1体づつ、計3体の仏が彫られています。観音様にも見えるのですが、ちょっとはっきりは分かりませんでした。
一番高いピークが『秋葉山』です。この時は全く意識していなかったのですが、結局この一枚が『秋葉山』が一番『山』らしく見えます。つまり、僕はずっとこのポイントを探していたのです。やはり『山』と言うからには『山』に見えるポイントがあったのです。長年の疑問が解けました。しかし、実際にこの写真を撮っている時にはそんなことは微塵にも考えていませんでした。
実はここの撮影ポイントは深沢橋を渡って少し進んだところにあります。本来、『秋葉山』に登るルートは深沢橋を渡らずに右折する必要があります。
つまり、ルートミスを犯したおかげで『秋葉山』が最も『山』らしく見えるポイントからの撮影が出来たってことです。
上の写真を撮ったあと、そういえば、どこで曲がるんだっけ? と地図で確認したところ、深沢橋の手前を渡るんだったと気づき、慌てて戻っています。まぁ、ロスは100m程なので問題無いっす。ロスのおかげで良い写真を撮ることが出来たので「ロスは三文の得」っす。
ふたたび深沢橋を渡って、この写真では橋を渡ってすぐ左に曲がります。
本来は方向から来れば、右に曲がります。少し上の4つの石碑は、ちょうどこの写真に右にあります。微妙に切れていますが・・・。
分岐していますが、沢に近い方が正しいので、左下に進みます。
すぐに、緩やかな上りになり、道なりに進むと・・・
・・・分岐に出ます。ここを右に進みます。
石碑があったけど、ここは地元の方々のお墓ですね。
さらに進むと、四ツ辻の右側に石碑があります。庚申塔のようです。
すぐとなりには案内板があり、『秋葉山』がちゃんとした『山』として書かれてます。
トイレもあります。観光トイレとありますが、ここの登山道を使う人はかなり少ないような気がします。
この辺りに10台くらいは停められる登山者用の駐車場でもあれば、利用する人も増えそうですが、現状では車で来るにせよ、公共交通を使うにせよ、ちょっと不便なところにありますよね。
僕のように中津川沿いに車を停めてここまで来る人はかなりレアだと思います。
トイレの奥に道標がありますが、壊れていてちょっと分からないですね。なので、地図でしっかりと確認します。
少し引いたところから撮っています。ルートは3つに別れています。石碑はすぐ右にあります。地図で確認した所、真ん中のルートが一番怪しそうなので、そのまま真っすぐ進みます。
神社がありますが、何の神社か分かりません。
しばらく進むと左に道標がありました。どうやらここを曲がるようです。
『秋葉山』の表記があります。1.3km意外と近いですね。
左に曲がりました。
ゲートです。ここからは林道になります。
こういうのはとてもありがたいのですが、ここから登る人はそう多くは無さそうなんですが・・・。むしろ宮ヶ瀬湖側からの登山道に欲しいですね。あちら側から登る人はかなり多そうなんで・・・。
林道です。道なりまっすぐです。緩やかに上っています。
ん? 分岐か? たしかこの辺りで左に入るのだと思ったけど・・・
・・・左はこんな感じです。確かにここから山に入る感はあるのですが、なんか違う・・・。
地形図で確認します。ちょうど中央のUの字になっている所の下のところが現在地です。あと少し道なりに進んで、左に入るようです。
おっ! ここが取り付きっぽい。
道標もある。間違いない。上の写真を左手前に方向に入っていく。
『秋葉山』まで、700m。なんだ、あと少しじゃん。『秋葉山』に行くならこっちから登った方が楽なんじゃね?
って、思ったけど、この辺りには車を停めるところが無いんだよね・・・。やはり、先程の四ツ辻の辺りに駐車場があれば、楽だよあ〜。
よしっ! 『秋葉山』までちゃっちゃっと登っちゃおうか!
長くなりそうなので今回はここまでで、次回は秋葉山3頭に向かいます。次回は《中編》になります。リンクは以下に・・・。