登山用コッヘル(クッカー)について1/5(その1)

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前回のフライパンに続いて、今回はコッヘル(クッカー)について書きたいと思います。

始めの頃はチタン製ばかり買っていましたが、色々と経験を積むうちに必ずしもチタンが良い! と言うわけでは無いと分かってきて、最近は素材に関してはあまりこだわらなくなってきたように思います。なので今では、何をしたいか(食べたいか)によって鍋の種類や素材を選べばよいと思っています。

目次

スノーピーク カップイン・チタン

スノーピーク カップイン・チタン

いっっちばん最初に買ったコッヘルです。最初ですので、単品よりはセット品の方が便利だろうと思って買ったのですが、この頃はまだ実際に山でどんな料理が出来るのかよく分かりませんでした。なので今考えると同じようなサイズの鍋が2つあったり、何に使うのかよく分からない計量カップがあったり(鍋の内側にも計量用の線は入っています)、いつ使うのか分からないお皿(?)があったりと微妙に変な組み合わせだったと思います。そのせいでしょうか? 現在はこのセットは販売されていないようですね。

とは言ったものの、最初の頃はこのセットをテント泊とかに持って行っていました。まぁ、基本はアルファ米とラーメンが基本なんでこれでも特に不満はなかったのですが、軽量化を考えると鍋が2つは要らないよな~・・・とか、アルファ米だったら鍋よりヤカンの方が便利じゃね? とか思い始め理想のコッヘルを求め、鍋の沼にはまっていくのでした・・・。

スノーピーク カップイン・チタン

結局その後、色々経験を積み紆余曲折を経て理想のセット(「登山用コッヘル(クッカー)について5/5(基本装備編)」で詳しく解説します)に落ち着くのですが、あらためて考えてみてもこのセットは微妙だなと思います。そこで無理やりこのセットで出来る料理を考えてみると・・・その前にセットの構成を紹介すると
●鍋(大-1リットル)(左上)
●鍋(小-0.78リットル)(右上)
●鍋のフタ兼皿(?)(左下)
●計量カップ(右下)
ぱっと思いつくのはカレーとかでしょうか??? でも一人前のカレーを鍋で作るくらいならばレトルトカレーの方が食後の後片付けの事を考えても楽ですよね。もっとも、どの鍋でどんな料理を作ろうと決まりがあるわけでは無いので自由で良いとは思います。世の中にはこのセット(のみ)で縦横無尽に料理をしている人もきっといるでしょう。

スノーピーク カップイン・チタン

このセットの中には110のガス缶が収納できます。また、計量カップを取り除くと250のガス缶が入ります。写真は110のガス缶を収納しているところです。ただしどちらも鍋の中でガタガタしてしまうので、ハンカチやキッチンペーパー等でガス缶を包んでから収納したほうが良いと思います。

素材がチタンなので、熱が一ヶ所に集中すると焼き付いてしまいます。上の写真の右上の鍋(小)の底が茶色くなっているのがソレです。表面が少しだけ焼き付いた場合などはスポンジの硬い方で強くこすれば取れることもありますが、ガッツリ焼き付いた場合などは取れません。なので、取り扱いには注意が必要です。って言うか注意しろよ!俺!

ユニフレーム ツアラーライト

ユニフレーム ツアラーライト

アルミのフライパンで大きさも手頃なものを・・・と探していたら、このツアラーライトのフライパンがが大きさや重さがイメージ通りだったので購入しました。ハッキリ言ってフライパン以外はほとんど使ったことはありません。だったら始めからフライパンだけを購入すればよかったのですが、てっきりセットでのみの販売だと思いまるごと買ってしまいました・・・。しかし、あとで新宿のエルブレスで単体で売っていたのを見て、しまった! と思っても後の祭りでした(>_<)

現在この「ツアラーライト」は販売していないようですね。その代りに一回り大きい鍋とセットになった「ツアラープラス」というのが販売されているようです。このセットに付属するフライパンは「ツアラーライト」と同じだと思います。基本的にこのセットは単品売りもしているようなので、今持っている「ツアラーライト」に「ツアラープラス」の大きい鍋だけを単品購入すれば、「ツアラープラス」と同じになるんじゃないでしょうか??? と言っても鍋はほとんど使っていないので購入予定はありませんが・・・。

ユニフレーム ツアラーライト

基本的にこの「ツアラー」シリーズはご飯を美味しく炊くためのものらしいですね。まぁ、チタンと違ってアルミなので厚さもあり、火がまんべんなく回るようになっているので、ご飯が美味しく炊けるのでしょう。しかし、私はまだこの鍋ではご飯を炊いたことはありません。確かに鍋でも簡単にご飯が炊けてしまいますが、問題はこのような鍋でご飯を炊くと後片付けが結構大変だったりします。通常の炊飯器の鍋のように特殊な加工がしてあれば水でサッと流せばキレイになりますが、このような素材ですとサッと水で流してキレイになる、なんてことは滅多に無く、ご飯を柔らかめに炊いてしまった時はベタベタになってしまい、逆に火に掛けすぎて焦がしてしまった場合などは、焦げ付いてしまい、それをこそげ落とすのに結構苦労します。なので、ご飯を食べたければ、アルファ米で十分だと考えています。

ユニフレーム ツアラーライトユニフレーム ツアラーライトユニフレーム ツアラーライト

基本的にご飯を炊くセットなのに、ザルやフライパンも付いているので、このセットだけでご飯&おかずが出来てしまうということでしょう。そう考えると便利そうですが、やっぱり全てアルミのコッヘルだとちょっと重くなってしまいますね。

ということなので、実際に使用しているのはフライパンだけです。フライパンについての使いかっては前回の「登山用フライパンについて」で書いてあるのでそちらを参照して下さい。


次回の「登山用コッヘル(クッカー)について2/5(その2)」では縦長の鍋で「スノーピーク チタントレック900」、「スノーピーク チタントレック700」、「プリムス ライテックトレックケトル&パン」の3点を紹介する予定です。

重量比較

スクロールできます
メーカー名/モデル名重さ
スノーピーク/カップイン・チタン275.5g(287.0g)
ユニフレーム/ツアラーライト411.5g(424.5g)

カッコ内は専用スタッフバッグ込の重さです。

メーカーリンク

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