読書– category –
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【OD本】『剱岳―線の記 平安時代の初登頂ミステリーに挑む』髙橋大輔(著)を読んで
僕が初めてこの本を書店で見かけた時、そのタイトルからやはり、真っ先に新田次郎の『剱岳 点の記』を思い浮かべました。『点の記』と『線の記』似てますよね。それもそのはず、この『線の記』はある意味『点の記』へのアンサーブック(僕が勝手に言っているだけです)になっています。 -
【雑記】amazon本のオンデマンド(ペーパーバック)って何?
僕のブログでたびたび登場する、加藤則芳さんの『ジョン・ミューア・トレイルを行く』。ロングトレイルに興味のある方にはお馴染みの本で、僕がロングトレイルにハマるきっかけになった本です。 -
【雑記】山好きの本棚を見てみたい
僕は本を読むのが好きです。なので、友達の家に行くと、ついついその人の本棚を見てしまいます。何となくその人の趣味嗜好が分かって面白いからです。でも、人によっては本棚を見られるのを嫌がる人もいます。結構います。その気持ちは僕にもよく分かります。 -
丹沢の本について
今回はちょっと毛色を変えて山の本、特に私のホームグラウンドである丹沢に特化した本を紹介したいと思います。丹沢について書かれた本は結構あります。まぁ、私自身が丹沢の近くに住んでいて、近所の書店でも地元の本、ということで多く扱っているためだと思いますが -
『エベレストを越えて』 植村直己(著)を読んで
本書は植村直己が第一次エベレスト偵察隊に参加するところから始まり、日本冬期エベレスト登山隊で隊長を務め、それが失敗に終わるところまでの物語である。 -
『降魔王』 高橋克彦(著)を読んで
TVの生中継の最中に起こった政治家の殺人事件・・・そのTVの中にいた不審な男に気づいた綾部万梨子は野々村律子と共に剣杏之介〈はばき きょうのすけ〉と連絡を取る。 -
『月世界へ行く』 ジュール・ヴェルヌ(著)を読んで
196X年、アメリカ人2人とフランス人の3人の乗組員を乗せた砲弾が月に向かって打ち上げられた。はたして彼らは月にたどり着くことが出来るのか?アポロ計画の100年以上も前に書かれたもので、今読むとおかしな部分も多々見受けられるが、 -
『槍ヶ岳開山』 新田次郎(著)を読んで
百姓一揆に巻き込まれて自分の妻を誤って刺殺してしまい、修行僧になってやがて槍ヶ岳を開山するという物語だ。一瞬タイトルを見て『劒岳〈点の記〉』とダブッてしまったが、読んでいくうちに全く違うものだということに気づいた。 -
『劒岳〈点の記〉』 新田次郎(著)を読んで
時代は日露戦争の直後の頃、測量官の柴崎芳太郎のもとに劒岳に三角点を設置せよ、という命令が下った。まだ当時は劒岳は誰も登ったことが無く、地元では誰も登ってはいけない山とされていた。そんな中、柴崎芳太郎一行は山頂を目指すのであった。 -
『迎え火の山』 熊谷達也(著)を読んで
数十年ぶりに復活する採燈祭を阻止しようとする者があった。彼らはこの祭りを続けるとソ乱鬼が下りてくる、と告げた。そんな中、即身仏(ミイラ)の取材でその村に帰省した工藤隆弘が事件に巻き込まれていく・・・。 -
『成吉思汗の秘密 新装版』 高木彬光(著)を読んで
義経は成吉思汗〈ジンギスカン〉だった。義経は衣川で殺されたのではなく、生き延びて東北、北海道を経て大陸に渡りジンギスカンになった。という伝説を急性盲腸炎で入院している神津恭介がベッドの上で暇つぶし代わりに解こうという物語だ。 -
『ダ・ヴィンチ・コード』 ダン・ブラウン(著)を読んで
ルーブル美術館の館長のソニエールが謎の死を遂げる。しかし、彼は自らの身体を使ってダイイング・メッセージを残した。その夜、彼と会う約束をしていた大学教授のラグンドンは、フランス司法警察に疑われる。そんな中、 -
『氷壁』 井上靖(著)を読んで
切れるはずのない小阪乙彦のザイルが切れた。そのときザイルのもう一方に繋がっていた魚津恭太に疑いがかかる。彼は親友を失った悲しみの中ザイルが切れた原因を探ろうとするが、その実験結果もまたザイルが切れることはありえないということだった。 -
『沈黙』 遠藤周作(著)を読んで
まだ幕府がキリスト教を弾圧していた頃、日本人の信徒に救いを与えるためポルトガルの司祭ロドリゴは日本に潜入した。しかし、そこで見たものは彼の師である宣教師が幕府の弾圧に負けて転んで(改宗)しまったということだった。 -
『アラスカ物語』 新田次郎(著)を読んで
昭和の始めアラスカにてエスキモーとして生きたフランク安田という名の日本人がいた。彼はエスキモー一族の危機を救いアラスカのモーゼと呼ばれ生涯をそこで過ごした。 -
『強力伝・孤島』 新田次郎(著)を読んで
表題作の『強力伝』や『孤島』を始め、『八甲田山』、『凍傷』、『おとし穴』、『山犬物語』と短編集だが、どの作品も新田次郎らしい作品で、とても面白く読めた。 -
『縦走路』 新田次郎(著)を読んで
女性登山家がまだ珍しかった時代、二人の男性登山家(蜂屋、木暮)に追従するように登攀している一人の女性(千穂)がいた。その二人の男生と一人の女性はパーティーを組み、互いの住所も聞かないまま山を下りる。 -
『山を楽しむ』 田部井淳子(著)を読んで
色々な雑誌で紹介された田部井さんの随筆を集めたものだが、ひとつひとつの文章が短いのと全体を通したテーマが無いので、スクラップブックを見ているようだ。 -
『孤高の人』〈上・下〉 新田次郎(著)を読んで
昭和の初期、”加藤文太郎”という伝説の登山家がいた。彼は神戸の和田岬を出て、塩屋から横尾山~高取山~菊水山~再度山~摩耶山~六甲山~水無山~太平山~岩原山~岩倉山を縦走して、宝塚へ出て元の和田岬まで全行程約100kmを1日で歩いたというまさに超人的な体力を持っていた。 -
『ひとりで始める山歩き』 ブルーガイド(著)を読んで
これと言った理由もなく、なんなくこんな本も読んでおいた方がいいかな? と思って購入したが、本当に基本中の基本のことばかり書いてあるので、あまり参考になりませんでした。 -
『八甲田山死の彷徨』 新田次郎(著)を読んで
日露戦争開戦直前の青森で、万が一(開戦)の場合に備えて冬の八甲田を越える訓練の必要性に迫られ、青森第5連隊と弘前第31連隊がその任務を与えられた。 -
『役小角仙道剣』 黒岩重吾(著)を読んで
役小角〈えんのおづぬ〉と言うと山岳修験者の開祖ということぐらいしか知らなかったが、最近の山行で何度かその名前を目にしていたので、いったいどんな人物だったのか気になっていたところ、 -
『植村直己、挑戦を語る』 文藝春秋編を読んで
冒険家、登山家はもちろん、女優、スポーツ選手、文化人と呼ばれる方々まで各方面で活躍する人たちとの対談集です。 -
『青春を山に賭けて』 植村直己(著)を読んで
野口健さんが影響を受けたと言うことで、興味を持ち読んでみた。もちろん植村直己という人がどんなことをして、何をやろうとして、どうなったか、ぐらいは知っていたが、直接著書を読んだのは今回が初めてだ。 -
『殺人氷壁』 梓林太郎(著)を読んで
冬の穂高で転落事故が起こった。装備していたアイゼンの爪が折れて転落したのだ。始めは単なる事故だと思われたが、アイゼンの不自然な折れ方に疑問を持った警視庁捜査一課の白鳥完一が捜査に乗り出す。 -
『100万回のコンチクショー』 野口健(著)を読んで
前回読んだ『落ちこぼれてエベレスト』(詳細はこちら)とほぼ同じ内容です。ただし、前作はエベレスト登頂までのお話だったけど、今作はエベレスト登頂後、清掃登山やシェルパ基金の設立までが前作より詳細に描かれています。 -
『落ちこぼれてエベレスト』 野口健(著)を読んで
先日読んだ『傷だらけの百名山』の解説を野口健さんが書いていて、この文章が面白くいつかこの人の本を読んでみようと思っていて、ちょうどお正月で時間が空いたので近所の書店で本書を購入した。 -
『傷だらけの百名山』 加藤久晴(著)を読んで
この本の帯に『刻々と近づく「山が山でなくなる日」』とあった。ふとこれが目に止まって手に取りページをパラパラとめくってみたら冒頭に丹沢の大倉尾根の写真があった。始めは何の写真だか分からなかった。 -
『丹沢の行者道を歩く』 城川隆生(著)を注文した
最近丹沢に登り始めたけど、何度か弘法大師や役小角の伝説(?)を目にした。面白そうなので調べてみようかと思ったけど、どこから手をつけていいものかわからないでいた矢先、この本の存在を知って・・・ -
『あやかし』〈上・下〉 高橋克彦(著)を読んで
岩手県のとある片田舎の村で1件の交通事故がおきる。その車に跳ねられた老人は事故の直後姿を消してしまう。残されたのは加害者が抱き起こした時にジャンパーに付いた血液だった。
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