小仏峠の近くに謎の墓石群がある。
そんな情報を今年の9月頃、Twitterのフォロワーさんから教えて頂いて(ありがとうございました)、ずっと気にはなっていました。しかし、僕の経験上、秋の高尾エリアは人出が半端ないです。こういったご時世なのであまり密になりたくはないですよね。じゃあ、年末くらいになると少しは落ち着くんじやね? と思い、だったら2020年ラストの山登りにするしかないでしょ。と言うわけで今年ラストの山登りは小仏峠を中心とした山登りに決まりました。
そこまでは、すぐに決まったのですが、小仏城山までのコースに関してはギリギリになるまで決まらず、というか、最終的には当日の朝に変更があったので、ほとんど行き当たりばったり状態でのスタートとなりました。
高尾山から、または大垂水峠を経て小仏城山までは何度か歩いたことがありますが、それより以南は初めてです。どういうコースで歩くのが一番効率がよいのか、登山地図とニラメッコして、最終的には城山湖から大洞山、大垂水峠、を経て、小仏城山に登り、そこから小仏峠を目指すことになりました。が、前述の通り当日の朝にひとつ急用が入ったので、それを済ませてからの出発です。
予定より少し遅れてのスタートとなりましたが《前半》はスタートから小仏峠到着までです。
山行データ
山行日 | 2020年12月26日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | 相模湖駅付近のコインパーキング〜底沢バス停〜登山口〜小仏峠〜謎の墓石群〜景信山〜謎の墓石群〜小仏峠〜登山口〜底沢バス停〜相模湖駅付近のコインパーキング | ||
山 名 | 景信山(727m) [峠]小仏峠 | タ グ | |
山 域 | 高尾エリア | 累積標高 | (+−)1,189m |
歩行距離 | 15.52 | 所要時間 | 5時間23分 |
関連記事 | 【登山】小仏峠の謎の墓石群と景信山登山《前編》 【登山】小仏峠の謎の墓石群と景信山登山《後編》 |
マップ
高低グラフ
画像貼り付け山行記録
前日寝るときまでは城山湖からスタートする予定でした。しかし、当日の朝、急な用事で出発時間が遅れ急遽スタート地点を変更しました。
相模湖駅のすぐ近くのコインパーキングに車を停めてスタートです。
上の写真を撮った位置から視線だけを左に移動すれば、すぐそこに交差点が見えます。そこを左に行くと100mほどで相模湖駅です。
ちなみに右は相模湖へ、直進は大垂水峠を経て高尾山です。
しばらく歩くと右手に三角の山が見えます。そこが嵐山で、ちょうどその向こう側に『さがみ湖リゾート プレジャーフォレスト』があります。ただし、年代によっては『相模湖ピクニックランド』だったって言った方がピンとくるかもしれません。
影になっていますが、右下に相模ダムが見えます。この角度から見るのは始めてですね。反対側からならよく見ているのに・・・。
この辺りは宿場(小原宿)で、ここは本陣跡だと言うことです。チョット寄りたい気持ちもありますが、スタートが遅れているので、ここは我慢我慢。
ちなみに本陣とは、参勤交代などの時にお殿様が泊まる宿です。
国道20号線を高尾山方面に進むと、底沢バス停があります。
そのすぐ先に底沢橋がありますが、その橋を渡らずに手前を左に曲がります。
橋の手前に道標がありました。すでに2kmは歩いているってことですね。小仏峠まではあと2時間弱は掛かりますね。景信山まで行けるかな? まぁ、今日の目的は小仏峠の謎の墓石群なので、のんびり行きましょう。
左に曲がったらひたすら道なりに真っ直ぐ進みます。いくつか分岐はありますが、ひたすら真っ直ぐです。
分岐があります。
道標では左に曲がれとあるので・・・
・・・曲がってみて、線路を潜ります。しかし、なんか方角的に腑に落ちないので、地図で確認しました。たしかにここを曲がっても行けるようですが、かなり遠回りになるので、ここは左に曲がらずに真っ直ぐに進みます。
この後にも右への分岐もありますが、国道20号線を曲がったら、ひたすら真っ直ぐです。
あっ! 水場だ。なるほどたしかに地図にも書かれている。ルートは間違っていない。
飲めるの? まぁ、飲むなとは書いていないので飲めるのでしょう。それに、登山地図にも水場のマークが付いているので大丈夫なんでしょう。
青い空に、赤い橋が映えていますね。上は中央高速です。
水場からしばらく歩くと道は左手前に大きく曲がります。
左下に見えるのが先程歩いていた道です。しっかり180度Uターンです。
ここの180度Uターンがひとつの目印ですね。ここまで来れば、登山口はあと少しです。
下の写真から少し進むと、道はふたつに分かれています。
分岐には道標があり、千木良方面から来て、小仏峠方面に進みます。
上の写真でいうと、右上に進みます。
すると、すぐに立派な登山口があります。国道20号線を曲がって、のんびり歩いて、約20分掛かりました。
小仏峠まで1.8km。1時間くらいかかりそうですね。
ふぅ〜、やっと山道になった。
しばらくは尾根の上部に出るための登りが続きますが、ルートは大きくジグザグに付けられているので、斜度はそれほどでもありません。
しかし、ここでストックを出します。
ジグザグ道を登り切ると、少し開けたところに出ました。右端に鉄塔の脚が見えます。
真下っ!
小仏峠まで1.2km。
ここからは歩きやすい道が続きます。昔の人が作った道は地形に逆らわず、歩きやすい道が多いですよね。
左側の奥には竹林が広がっています。こんな山の奥にあるのは珍しいですね。
一際異様な木があった。周りの杉の木の太さ(直径20〜30cm)と比べてみると、その太さが分かると思います。
太さも異様ですが、このシルエットはスゴイを通り越してちょっと不気味でもありますね。
周りを見ると、通り過ぎていたけど、もう1本ありました。道の右側に2本、異様な木が並んでいます。樹種は恐らくケヤキだと思いますが、その昔誰かが植えたんですかね。
左側の竹林です。かなりの広範囲で広がっています。自然林ではなく、伐採目的で植えられているんですかね。自然林にしてはキレイ過ぎるような気がします。
さらに進むと道は深いV字の底を歩くようになります。昔は普通の道だったけど、人が歩いているうちに筋が付き、そこに降った雨が流れるようになると、どんどん侵食されて、ここまで深くなった。のか? だとすると、ここに人が歩くようになってからかなりの時間が経っていそうですね。
あっ! 富士山だ!
しばらく歩くと左側の斜面に、石積みのようなものがあった。人工か? 自然か?
落ち葉を払ってみるともう少しハッキリするとは思うけど、ここで発掘作業をするわけにはいかないので、そのままスルーする。
道は深く削られ、谷のようになっている。
ここで、左の斜面の上(先程の石積みの上部)が気になったので・・・
・・・登ってみる。
特に何もなかったけど、もう少し時期が早ければ、紅葉がキレイだったかも・・・。
ここの尾根の上部にも特徴的な木があった。山桜かな?
しっかし、ここのルートはほとんど稜線上を通っていないなぁ。それがまた昔の道っぽいんだけど・・・。
おっ! 前方に何か見えると思ったら、ここが小仏峠だ。登山口から1時間強、まぁ、随分と寄り道したからね。
小仏峠に着いたとたん、人がゴッチャいた。団体さんがいたわけでもないけど、ここから先、人が多く、景信山までは視界に人がいないときが無かったくらいだった。
なんか、久しぶりに山でたくさんの人を見た・・・。
なんだこりゃ?
ふむふむ、明治天皇がここを通ったのか? どこからどこへ歩いたんだろう?
タヌキ? そう言えば、この少し先は多摩地域か、、、。『平成狸合戦ぽんぽこ』の舞台だね。なんてことを想像してしまった。
お地蔵さん。
ここの左側から景信山へのルートが伸びていて、ここから少し先に謎の墓石群があるはずです。
墓石群の目印は、小仏峠から3〜5分、右側にあるらしいので、ずっと右を見て歩いていたら・・・
後編に続きます。リンクは以下より・・・。