スキットルという言葉(フラスコと呼ぶ人もいる)に馴染みの無い人もいるかと思いますが、下の画像を見て貰えば一度は見たことはあると思います。よく西部劇などでジーンズの後ろポケットなどに入れてますよね。あれです。中身はバーボンやウィスキー、ウォッカなどです。基本的には蒸留酒を入れるものなので、ビールやワインなどは入れません。
DUG スキットル 8oz DG-0603
山登りをするようになって、特にテント泊をするようになると、やっぱり夜はお酒を飲みたくなります。その理由として、まず、暗くなるとやることが限られてくるので、テント内で本を読みながら一杯やりたくなります。次に翌日は早出の場合がほとんどです。しかし、普段12時とか1時とかに寝ているので、疲れているとはいえ急に8時とか9時に寝ることは出来ません。なので、早く寝るためにアルコールの力をちょっと借ります。そんな理由でテント泊の場合は何らかのアルコールの摂取はワタシ的にはマストになっています。しかし、アルコールを摂るのはテント泊の時だけにしています。山小屋泊まりの時は、アルコールの匂いが嫌いな人もいるかも知れないので、アルコールは摂らないようにしています。
また、これは山登りをするようになって感じたことなんですが、標高が高い所ではアルコールの効きが早いような気がします。なので、当初はこのスキットルにジンなどのアルコール度の高いお酒を入れて持っていっていました。しかし、思いの他アルコールが早く効くので、一回の摂取量はごくわずかでく事足りてしまいます。ちなみにこのスキットルは8oz入ります。これはリットルにすると約240ml位です。通常のペットボトルの約半分です。普段はこの位の量は当たり前に飲みますが、標高が高い所では100ml程度で十分に酔えます。なので、1泊につき3ozもあれば十分かな8ozあれば3泊はイケそうです。と、言ってはいますが、ハッキリ言って最近はコレを持っていっていません。(山以外でも)最近はビールばっかり飲むようになったからです。なので山小屋にビールが売っているのが確かならばそこで買いますし、確認出来なけれが350ml缶を持っていきます。最近は家でビールを飲む場合は500ml缶2本でちょうどよいのですが、標高が高いのと、それほど酔う必要がないので350ml程度で十分です。
このスキットルのお気に入りな所は、フタが本体とつながっていることです。フタは小さく無くしやすいために、この機構はとってもありがたいです。また、本体に皮が巻いてあるものもあります。確かにちょっと高級感はあるのですが、私の場合はテント場の近くに沢などがある場合はそこに沈めて上に岩を乗せて冷やすこともあるので、やっぱりこのような単純なものの方が好きです。
また、このモデルはステンレス製です。中にはこの金属の匂いが嫌な人もいるようですが、私はあまり気になりません。どうしてもこの匂いが嫌な人はスノーピーク等からチタン製のスキットルも出ているのでそちらの購入をお勧めします。私も一度(装備の軽量化のために)購入を検討したことがありますが。まずベラボーに高いのと、フタが本体と分離するようになっているので結局購入にまではいたりませんでした。
スキットルはどれもそうですが、口が小さいので、アルコールを入れるときに注意が必要(こぼれたらモッタイナイ)です。高級なスキットルには専用のロウトが付いている場合もありますが、私は100均で買ったロウトを使用してします。また、使用後も口が小さいために乾きにくいので注意が必要です。手を抜いたらカビが発生する場合があります。私の場合はカビが怖いので使用後もずっアルコール度の高いジン(ビーフィーターがお気に入り)を入れていたことがありました。3年程そのまま常温で放っておいて、その後飲んだこともありますが、特に金属匂が移ることもなく美味しくいただくことが出来ました。