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今年最初の丹沢以外の山域ですね。今回も(最近多いな・・・)Twitterのフォロワーさんのおすすめで決まりました。第一の目的は12本爪アイゼンの歩行練習ですね。でも、ハッキリ言って雪は多かったもののアイゼンは必要なかったです。それよりもスノーシューが欲しかった・・・。来シーズンにはぜひ導入するぞ! という気持ちでいっぱいになって山から下りてきました・・・。
Twitterのフォロワーさんのおすすめ、というのは前述しましたが、実は自分の持っている大菩薩嶺の山と高原地図は2007年版だったりします。以前から行きたいと思いつつなかなか行けずに5年越しで念願がかないました。フォロワーさんの一押しがあったからだと思います。ありがとうございました。
山行データ
山行日 | 2012年03月03日(土) | ||
---|---|---|---|
コース | (スタート)丸川峠分岐駐車場~丸川峠~大菩薩嶺~大菩薩峠~上日川峠~丸川峠分岐駐車場(ゴール) | ||
山 名 | 大菩薩嶺(2057m) | タ グ | |
山 域 | (奥)多摩・(奥)秩父エリア | 累積標高 | (+)1,506m |
歩行距離 | 15.296km | 所要時間 | 07時間17分 |
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山行記
【06時40分】 |
6時20分にここ、「丸川峠分岐駐車場」に到着。すでに2台の車が止まっていて出発の準備をしているところでした。 当初は7時出発の予定でしたが思ったより早く着いた(家からここまで1時間30分でした)のでのんびりと準備をして、6時40分スタートです。先着していた人たちもほぼ同じ時刻に出発です。自分は一番最後に着いたので最後の出発となりました。 |
【06時40分】 |
駐車場の脇にトレッキングコースの案内板がありました。それによると、ここから丸川峠までが2時間20分、丸川峠から大菩薩嶺までが1時間20分とあります。つまりここから大菩薩嶺までは3時間40分かかるということですね。でも、実際は上部は雪があるのは間違いないので4時間で着ければ御の字でしょう・・・などと考えながら出発です。 ちなみに、自分の持っている山と高原地図(2007年版)では、ここから丸川峠までが2時間、丸川峠から大菩薩嶺までが1時間30分ととなっています。 |
【06時41分】 |
歩き始めてすぐに雪が・・・このまま雪道になるのかと思ったら・・・ |
【06時43分】 |
・・・一部だけでした。しばらくはこんな感じで雪があったり無かったりです。 |
【06時55分】 |
しばらく歩いていると林道からはずれて小さな尾根に取り付きます。ここから急登が始まります。といってもまだそれほどでもありませんが・・・。 |
【06時57分】 |
山の中にタコが!!! たまに見るんだけど何だろこれ??? 実は以前見つけた時(2010年10月頃)に持って帰ってきて調べようと瓶に入れて保存しているんですが、1年以上経っているのに姿形は拾って来た時のままです。腐る物じゃないってことですかね。それにしても、拾って来て1年以上も調べていない私も私ですが・・・。 |
【07時04分】 |
このルート、決して楽じゃないです。 |
【07時37分】 |
単調な登りが続きます。そこそこ急登が続きます。決して歩くのは早い方ではないですが、先に出発していた人たちを追い抜いていました。 |
【07時41分】 |
おっ! イノシシか? |
【07時46分】 |
雪が多いところが増えて来た。雪も降って来た・・・。 |
【07時50分】 |
鳥の巣の残骸? |
【08時09分】 |
ひとしきり急登が続いた後に、平らな所に出た。 |
【08時15分】 |
平らで歩きやすい道をしばらく歩くと小屋(丸川荘)が・・・。 |
【08時15分】 |
実は歩いている時はここが丸川峠だとは気付きませんでした。この後(【08時24分】の写真の所)で通り過ぎているのに気付いたのですが、どこが丸川峠だったのかは分かりませんでしたが、家に帰って来てこの写真をよく見ると支柱に「丸川峠」の文字があって、初めてこの小屋の所が丸川峠だと知りました。それにしても出発してから1時間35分しか経っていません。案内板では2時間20分って書いてあったのに・・・。 |
【08時17分】 |
ここからは完全に雪道になります。 |
【08時19分】 |
ルートを外れた所に動物の足跡が・・・。でも、深い雪の為、この動物もちょっとパニクっていたようです。この後も新雪の上にたくさんの動物の足跡を見る事が出来ましたが、特定出来たのはごくわずかですね・・・。もっと勉強しなくては・・・。 |
【08時21分】 |
先行の人の足跡がスノーシューに変わりました。この辺でも深いところは膝くらいまではあります。たまに足がズボボッとはまるのでペースがガクンと落ちます。 |
【08時24分】 |
ここで初めて丸川峠を通り過ぎているのに気付きました。 |
【08時29分】 |
ここからしばらくは右手に山、左手に谷というコースが続きます。 |
【08時32分】 |
先行の人のトレースがあるおかげで迷う事はないです。 |
【08時38分】 |
でも、雪が少しづつトレースを消していったりもしています。 |
【08時49分】 |
そうだ! 今日はアイゼンの歩行練習も兼ねているのを思い出して装着。でも、本当はスノーシューが欲しかった・・・。 |
【08時53分】 |
心の中で、絶対にスノーシューを買うぞ! と誓っています。 |
【09時19分】 |
雪も止み始め明るくなってきました。 |
【09時35分】 |
っていうか、ガスの上に出ました。 |
【09時41分】 |
このコース、標識がほとんどありません。なので、途中で不安になることがあります。この標識も1時間ぶりに見ました。いいかげんルートを間違えたんじゃないのか? と思い始めた時だったのでちょっとホッとしました。 |
【10時03分】 |
山頂直下はジグザグに進んで最終的に山頂への稜線に取り付きますが、このジグザグがあまりにも大きく、山頂は見えているのになかなか着かないのでちょっとイライラ。 |
【10時10分】 |
コメツガに付いた氷の結晶が成長して針のようになっていました。でも、写真は失敗ですね。もう少し寄るか離れるかすればよかった。 |
【10時11分】 |
やっと山頂への稜線に取り付きました。 |
【10時14分】 |
山頂が見えてきた。 |
【10時15分】 |
大菩薩嶺山頂・・・。でも、上の写真を見てもらえばわかるように全く展望はありません。5分程休憩して出発。 |
【10時27分】 |
山頂から10分程で開けた場所に出た。天気も好く、雪面の反射が眩しかったのでサングラスをする。 |
【10時28分】 |
この開けた場所が雷岩と呼ばれるところらしい。ここからも上日川峠に下れるらしいが、今日は大菩薩峠に向かうので直進する。 |
【10時28分】 |
雲海の上に富士山が頭を出していた。 |
【10時32分】 |
指標によるとこの方角で間違い無いと思われるが、雪で登山道が分からない・・・。しかも、ずっと付いていた先行者のトレースも先ほどの降雪で完全に消えている・・・。仕方ないのでとりあえず直進して高い場所に登る。 |
【10時34分】 |
南アルプスも見えていた。 |
【10時36分】 |
高い所に登ると、先の稜線が見えるようになった。奥の方に小屋も見えるのでとりあえずソコを目指す。ここからはトレースが切れ切れになっているので、トレースを気にしないでひたすら小屋を目指した。所々雪が深く、何度も足をとられながら進む。吹きだまりでは腰辺りまで潜ってしまうことも・・・。 |
【10時44分】 |
標高2,000メートル地点の指標が立っていた。 |
【11時04分】 |
先ほど遠くに見えていた避難小屋に到着。この写真の裏側にある入口の上には「さいの河原」と書かれている。あまり泊まりたくない名前ですね・・・。 |
【11時07分】 |
てっきり大菩薩嶺山頂からは下りだけだと思っていたら小さな登りもあった。夏山ならば何の問題も無いような登りがツライ。 |
【11時12分】 |
登りきると、「親不知ノ頭」というところに出た。しかし、ガスっているので辺りはよく見えず・・・。 ここからしばらくは岩場の急な下りが続く。なるべく雪の深そうなところを選んで進むが、薄い雪に隠れた岩の上に足を置いてしまい、足首がグリンとなることが何度かあった。 |
【11時20分】 |
何かの塔があった。普段は近づいてみるのだが、雪が邪魔なので断念。ぜひ無雪期に来て確かめたい。 |
【11時21分】 |
こっちにも・・・。 この直後、若者数人のグループとすれ違う。人とすれ違うのは今日初めてだ・・・。 |
【11時23分】 |
山小屋(介山荘)あった。てっきり冬期閉鎖しているものだと思っていたけど営業している。小屋の前には数人の登山者が休憩していた。バッジも数種類売っていたので2個購入(このページの下の方で紹介)。 |
【11時24分】 |
大菩薩峠。 |
【11時29分】 |
山小屋の隣にある休憩所(となりにトイレもあるが、臭いが漏れてくるようなことはなかった)。時間的にもちょうど良いのでここで昼食にしようと思ったけど、入口に”アイゼン禁止”の張り紙が・・・。いちいち外すのは面倒なので、ここでの昼食はパスして先を急ぐ。この先にもベンチくらいはあるだろう・・・ |
【11時34分】 |
・・・と思って少し下るが、やっぱりお腹が空いたので戻って、アイゼンを外して昼食タイム。食事中も続々と人が登って来た。ここまでほぼ一人っきりだったのが嘘のようだ・・・。 今回のコース全般を通してベンチ等の休憩場所が極端に少ないように感じた・・・。まさか、雪に埋もれているわけではないだろうが、あと数カ所はあってもいいんじゃなかろうか? |
【11時54分】 |
結局、大菩薩峠には30分程休憩。再びアイゼンを付けて再出発しようとしたら、ミニスキーを履いた人が下ろうとしていた。スタート直後、転倒・・・。起き上がり再び再出発、転倒・・・。で、諦めたらしく、板を外すので先に行ってくれ、と言うことで下山開始。 ここからは雪がしっかりと踏まれているのでアイゼンの歯もよく効き快適だった。しかし、すぐに地面が露出している箇所が出て来たのでアイゼンを外す。ついでに久しぶりにストックを使用。雪もかなり少なくなったとはいえ、まだたっぷりあって雪面も適度に踏まれているので登山靴のままスキーのように滑ること出来た。ちなみに私はスノボ派だったのでスキーはやったことはありませんが・・・。 |
【12時16分】 |
勝緑荘。 |
【12時20分】 |
富士見山荘。 |
【12時24分】 |
福ちゃん荘の前にあるトイレ(唐松尾根分岐公衆トイレ)。 |
【12時24分】 |
福ちゃん荘。 |
【12時25分】 |
福ちゃん荘からは車道を進むことも出来ますが(厳密に言うと勝緑荘からここまでも車道でした)、ここは上日川峠に向けて登山道を進みます。と言ってもほとんど車道と並走しています。 |
【12時29分】 |
やっぱりつまらない車道を歩くよりは登山道の方が楽しい。ここでも、何組かの登山者とすれ違う。 |
【12時42分】 |
再び車道に出ると・・・ |
【12時43分】 |
・・・ロッジ長兵衛、上日川峠到着。夏場はここまで車で入って来れるんですよね・・・。 |
【12時44分】 |
ここからはてっきり車道を進むんだと思って、ストックを片付けてしまいましたが・・・ |
【12時44分】 |
・・・再び登山道に突入。 |
【12時46分】 |
どうやらこの先崩落個所があるらしい・・・。 |
【12時54分】 |
うわ〜、雪が無くなったら足元グチャグチャ・・・。 |
【12時58分】 |
一瞬、不法投棄? と思いましたが、意識的に置いて(埋めて)いるようにも見えますが・・・、何でしょうコレ? |
【13時00分】 |
お、ここかが崩落個所らしい。指示にしたがい矢印の方に進むと・・・ |
【13時01分】 |
・・・車道に出た。車道を50メートルほど進むと・・・ |
【13時02分】 |
再び登山道への入口がある。途中、車道から登山道を見ると見事に崩れていて、登山道が分断されているのが見えた。 |
【13時03分】 |
このルートを登って来た場合はこのように通行止めになっています。この矢印に従うと上の写真の所に出ます。 |
【13時10分】 |
雪が溶けて川のように水が流れています。 |
【13時13分】 |
再び通行止め? と思ったけど、どうやらここは間違って進まないようにしているだけみたいだ。 |
【13時14分】 |
上の写真の左側にベンチ(このコース上では非常に珍しい)があり、”第二展望台”と書かれている。ってことは”第一展望台”もあるのか? と思い、注意して歩いたいたけれど、ここより下にはそれらしいものは無かった。というか気がつかなかった。 |
【13時22分】 |
倒木(ミズナラ?)が谷の上部を覆っていた。くぐるときちょっとドキドキ・・・。 |
【13時28分】 |
奇岩。 |
【13時39分】 |
おっ! なんか車道のようなところに出た。 |
【13時39分】 |
今、出て来たところ。 |
【13時40分】 |
コンクリートで舗装された所を進むと・・・ |
【13時42分】 |
・・・何かあたらしい建物があった・・・。地図で確認すると”千石茶屋”らしい・・・。今風のプレハブ小屋みたいで茶屋のイメージは無いなぁ・・・。 |
【13時43分】 |
小屋のすぐ前の橋を渡ると・・・ |
【13時43分】 |
・・・車道に出る。 |
【13時44分】 |
車道の反対側にお地蔵様(?)が・・・。 |
【13時45分】 |
そのすぐそばにはすごい(!!)トイレ・・・。 |
【13時45分】 |
トイレの向かいには再び車道と登山道の分岐が・・・ |
【13時46分】 |
登山道方面に目的の”裂石”(何て読むんだろう?)とあったので再び登山道に入る。 |
【13時49分】 |
道幅も広く、歩きやすい登山道を進むと・・・ |
【13時52分】 |
・・・5分程で再び車道に・・・。 |
【13時52分】 |
しばらく車道を進むと・・・数分で・・・ |
【13時54分】 |
・・・冬期ゲートがあります。このすぐ脇に・・・ |
【13時54分】 |
・・・”丸川峠分岐駐車場”があります。ここが今回のゴールです。ここの駐車場は10〜15台くらい停められて、登山者の為に無料で開放されています。最近はこういった駐車場がどんどん減ってきているので、いつまでも続けてほしいですね。その為には我々利用者がマナーを守らなくてはいけませんね・・・。 |