山カメラについて

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最近「RICHO GXR+S10KIT」を購入したので、自分の山カメラ暦について書いてみたいと思います。ただし、ここで言う山カメラはコンパクトカメラ(以下コンデジ)に限らせて貰います。自分自身、山登りを始めたきっかけは滝の写真を撮るのに山に入ったのがきっかけで、その時は一眼レフを使用していました。それからしばらくの間は一眼レフとコンデジを併用していましたが、撮影する度にザックから引っ張り出さなくてならない一眼レフの活躍の場は段々減っていきました。それと共に山道具も増え、コンデジの性能も上がってきたので、ある時期から一眼レフは持っていかなくなりました。もちろん性能が上がったからといってコンデジは所詮コンデジ、一眼レフとは全くの別物です。コンデジは基本的には記録用のスナップショット専用と割り切っていますが、それでも自然の中を歩くので絶景に出会うこともしばしばです。そういうときは一眼レフを持ってくればよかったと思いますが、しばらくの間は山登りと写真撮影は分けて考えていこうと思っています。でも、いつかはちゃんと山の写真を撮ってみたいですね・・・。ちなみにこのページの写真はCANON EOS 20Dで撮影しています。

目次

歴代山カメラ一覧

山カメラ

山カメラ一覧というタイトルがついていますが、実際は1台写っていないカメラがあります。それは「RICHO Caplio R6」です。詳細は本文で書きます。

CANON PowerShot A80

CANON PowerShot A80

今となってはいつ何処で買ったは覚えていませんが、山登りを始める前に買っていたのは間違いないようです。このカメラは2005年11月03日「早戸大滝トレッキング紀行」から2006年07月22日「富士山トレッキング紀行(初登頂編)」まで使用しています。

スペックは今となっては携帯より低いですね。画素数は400万画素で、背面液晶などはSUUNTOのVECTORの表示面とほぼ同じ大きさです。でも、実際に撮影された画像を見るとそれほど悪くは無いと思います。バッテリーは専用ではなく単三乾電池4本です。山で使用するには乾電池が使えるのはいいですね。最近は使っていませんが乾電池を入れればまだ使えると思います。

Panasonic DMC-TZ1

Panasonic DMC-TZ1

なんとなく当時でも「CANON PowerShot A80」は古くなったなぁ・・・と感じたので新しいカメラを買うことにしました。購入当時のことはよく覚えていませんが、たしかライカのレンズと10倍ズーム(35mm換算で35~350mm)に引かれて買ったんだと思います。しかし、実際に使用したのは2006年07月29日「(半原)高取山・仏果山トレッキング紀行」から2006年09月02日「丹沢表尾根・塔ノ岳トレッキング紀行」のわずか一ヶ月ちょっとです。通常のスナップ写真は手振れ補正もよく効いて問題無いのですが、遠景や森を撮った時の映りがイマイチだったのであっという間に山カメラとしては引退です。しかし、フルオートモードでの日常のスナップ写真には問題無いので普段使いとしてまだ現役で使用しています。

CANON PowerShot A640

CANON PowerShot A640

基本的にキヤノン党なので再びキヤノンです。このカメラは2006年09月23日「仙丈ヶ岳・栗沢山トレッキング紀行」から2007年08月04日「鳳凰三山トレッキング紀行(記事はまだアップしていません)」までの1年弱使用していました。画素数も1000万画素になり背面液晶もそこそこ大きくなり、ビューファインダーも付いていてかなり使いやすいです。またアダプターを付けるとフードや円偏光フィルターが使えたりと、カメラ好きには当たり前の事が出来るようになったので、周辺アクセサリー類も揃えました。

これも、今となってはなんで買い換えようと思ったのかよく覚えていません。が、この頃からもう少しワイド域が欲しくなったのだと思います。山の中では街中のように足で動いて構図を決めるということが難しいことが珍しくありません。もう少し下がればもっと広く撮れるんだけどなぁ・・・といって実際に下がれることは極稀です。なのでキヤノンさんがワイドが撮れるコンデジを出してくれるのをしばらくは待っていたのですが・・・全然出る気配がなかったので・・・。ちょっと浮気心が・・・。

RICHO Caplio R6

今でこそコンデジで28mmの画角は珍しくありませんが、当時のコンデジではワイドレンズの選択肢がほとんどありませんでした。そんな中、28~200mmと通常の撮影であれば必要十分なズーム域を持つこのカメラはなんと魅力的に見えたでしょう。そんなわけで早速購入しました。しかし、このカメラは2007年08月10日「富士山トレッキング紀行(登頂4回目編)」から2007年08月15日「高取山トレッキング紀行(記事はまだアップしていません)」と非常に短い期間しか使用していません。購入してから2週間もしないうちに全面のレンズバリアが開かなくなってしまったのです。たしかに、このカメラはレンズバリアが弱いらしく、ネット上を見てみても同じ症状の人が沢山いました。そんなわけで購入店に連絡して交換して貰おうと思いましたが、ダメもとで差額を払うので「RICHO Caplio GX100」に交換出来ませんか? と尋ねたところ、問題ないですよ、ということであっという間の引退です。写り自体は悪くなかったし、なによりインターフェイスが使いやすかったので、そのままリコーの上位機種になったというわけです。

RICHO Caplio GX100

RICHO Caplio GX100

そんなわけで、ある意味偶然に手に入れたカメラでしたが、これが2007年09月08日「富士山トレッキング紀行(登頂5回目編)」から2011年06月26日「富士山トレッキング紀行(宝永山編)」とほぼ4年近くも使用することになりました。画質はハッキリ言ってノイズも多いし、同じクラスのコンデジの方が圧倒的にキレイに写ります。じゃあ、なんで使うんだってことですが、ワイド域が24mmから始まるというのもお気に入りの一つですし、プリントアウトした時の質感がリアルなのもお気に入りです。そして、なんといっても4年間使い続けた最大の理由は圧倒的な使いやすさです。インターフェイスが自分の感性に合っているんだろうと思います。これだけ長く使うと当然、設定類が何処にあるのか、とかカメラの癖を読んでの補正とかが思うように出来るようになっています(かといって撮影した写真が全て適正露出ということもありませんが・・・)。逆に言えば、そうなってしまったが故に買い換えられなかったというのもありますが・・・。

でも、そんなお気に入りのカメラを一度思いっ切り落としてしまったことがあります。(詳細はコチラ → 「毛無山・湯之奥金山遺跡(中山金山・内山金山・茅小屋金山)トレッキング紀行」)しばらくは使えていたのですが、最近になって電源が不安定になってしまいました。オーバーホールに出すことも考えましたが、さすがに4年間も使用していたので、そろそろ買い換えてもいいだろうと、思い切ってしまいました。

OLYMPUS μTough-6000

OLYMPUS μTough-6000

順序が前後しますが、このカメラを買ったのは「屋久島・宮之浦岳縦走記」のためです。雨が多いと聞いていたので防水カメラが必要だろうということで購入しました。そして実際に屋久島でも大活躍でした。また、その他でも衝撃に強いことからもサブでザックに放り込んでいたり、荷物を減らしたいとなどには現役で使用しています。

購入したときは屋久島用として買いましたが、水中3mまで潜れるので、カヤックでも大活躍しそうですよね。。。でも、まだカヤックで使用したことはありません。早く使ってみたいです。

RICHO GXR+S10KIT

RICHO GXR+S10KIT

そんなこんながありまして「RICHO Caplio GX100」に不具合が出てしまったので買い替えを余技なくされたのでしたが、あまり悩まずにGX100の事実上の後継機種であるこの「RICHO GXR+S10KIT」を購入しました。実際の後継機種としては「RICHO GX200」があるのですが、値段もそれほど違わないので、この機種を選びました。というかこの機種はGX200の後継機種でもあるんですけどね・・・。この機種は基本的にGX100の後継機種ですが後継していない機能として単三乾電池が使えなくなっているんですよね。GX100では専用バッテリーの他に単三乾電池でも撮影ができます(撮影枚数はかなり少ないですが・・・)。個人的には単三乾電池が使えるというのは精神的に安心できるんですが・・・。

また、この機種はユニット交換式でして、通常一眼レフとか最近流行のミレーレス一眼なんかはレンズを交換出来るんですが、これはレンズと撮像素子ごと交換します。しかし、このユニット高級コンデジが買えるほど高価(全てのユニットを揃えると中級一眼レフが買えます)なので、今後よっぽど魅力的なユニットが出ない限りは買うことはないでしょうね・・・。はたしてこのカメラを所持している人で2つ以上のユニットを持っている人の割合はどのくらいなんでしょうね。もう少し買いやすい価格に設定すればユニット交換式の恩恵をもっと沢山の人が得られると思うんですけど・・・。

実はこの機種、2台目というか、1台目はフラッシュが点灯しないという初期不良のために交換してるんですよね。なんかリコーの機種は好きなんですが初期不良にばかりあたっているような気が・・・。

この機種はこのブログで言うと2011年08月12日「白峰三山(北岳・間ノ岳・農鳥岳)縦走記」から使用しています。しかし、まだセッティングが十分ではなかったために写りは納得してません。というかこの山行の後に色々とセッティングをいじってもっと納得がいく映りになるセッティングがあったので、次回の山行からはもうちょっと納得がいくんじゃないでしょうか・・・。まぁ、この辺のセッティングはこれからゆっくりとやっていけばいいかと・・・。この機種もまた長い付き合いになるんでしょうか・・・。

山カメラの条件

ここからは全くの個人的な意見と言うか要望です。今まで山で写真を撮ってきてカメラに要求すること、または山用にカメラを購入する際の条件を箇条書きしてみます。今後100年経ってもこの条件に合うカメラは発売されないでしょう・・・。

  • 壊れないこと(これは山じゃなくても同じですね)
  • 専用バッテリーの他に乾電池でも動く
  • 水に強い
  • レンズキャップが電源と連動していて自動開閉
  • グリップがある
  • ポーチの中で勝手にスイッチが入らない
  • ポーチの中で勝手に撮影モードが変わらない
  • 円偏光フィルターが使える
  • 明るいレンズ
  • ワイド域が28mm以下

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