サブザックとは通常メインのザックをベースキャンプに置いて、このサブザックで山頂をピストンするときなどに使用します。なので、アタックザックと呼ばれることもあります。ふつうは縦走などではあまり使いませんね(縦走の規模にもよりますが・・・)。私の場合は北アルプスの涸沢をベースキャンプとして奥穂高岳を往復したり、南アルプスの北沢峠をベースキャンプにして甲斐駒ケ岳をこのサブザックで登ったりしました。
また、アタックザックではないですが、サブで使っているバッグ類も同時に紹介します。
パイネ ポケッタブルデイパックⅠ
パイネのポケッタブルタイプのサブザックです。
以前、南アルプスの北沢峠にテントを置いて仙丈ヶ岳と栗沢山に登った時に、ほとんど荷物の入っていない65リッターのザックを担いで登りました。大きなザックは荷物が入っていると見栄えもするのですが、荷物の入っていないザックはヘニャっとなってしまい、なんとも格好が悪いです。
なので、ベースキャンプ型の山行にはこのようなサブザックを導入することにしました。
外側にはポケットが2つ付いています、下のポケットはグリンとひっくり返すように本体を畳み込むと下の写真のようにコンパクトにすることが出来ます。上のポケットは音楽プレイヤーなどを入れてもイヤフォンが出せるように穴が付いています。また、このサイズにしては珍しくコンプレッションベルトも付いています。容量も約18リットルもあるので日帰りの登山にも十分に対応できそうですね。
折りたたむとこのように小さくなります。ザックの隙間に入れることが出来る大きさなので便利です。
私の場合、ほとんどのアウトドア製品は同一カテゴリで2つ以上持っていることが多いですが、このサブザックに関しては1つしか持っていません。何故かと言うと単純にこのモデルに大きな不満がないからです。通常はもう少し軽いのが欲しいとか、もうちょっと高性能なモデルが欲しい、とか思って、結局同じような物が増えていくのですが、このサブザックだけは十分に満足しているので、今後も新しいものを購入する予定はありません(予定が無いと言っているだけで、絶対に買わないとは言っていません・・・)。
ホーボージュン パスファインダー・チェストバッグ
雑誌BE-PALを見ていて思わず購入してしまいました。
このバッグの詳細はこちら → 【ホーボージュン パスファインダー・チェストバッグ】を見て頂くとして、今回は私の使用感を書きます。
【2011年09月04日追記】
このパスファインダーどうやらモデルチェンジしたらしいですね
正直言って実際に使用するまでは、胸の前にこんな物を付けて邪魔だろう! と思っていました。しかし、実際に使ってみると思いのほか快適でした。まぁ、バッグ自体が大きいというのもありますが、薄いわりには結構色々なものが入ります。地図はもとよりコンパス、ルーペ、GPS、デジカメ、行動食、水筒、ノート、(樹木や鳥などの)ハンディ辞典を同時に収納したりも出来ます。どれも行動中にサッと取り出して使いたいものなのでとても便利です。
右の写真はこのバッグの背面ですが、このバッグはザックから外すと持つ所が無くなってしまうので、緑の細引きを付けて取っ手の代わりにしています。しかし、標準装備でザックに取り付ける時に使うバックルに取り付けて使うショルダーベルトも付いています。なので、それを使えば取っ手代わりにはなりますが、無くすのが嫌なので、ショルダーバッグとして使用する時以外は持っていっていません。(荷物になりますしね)
最後にこのバッグについてひとつ要望があります。写真はこのバッグをザックに取り付けるときに使うアタッチメントです。私はこのバッグを使用する時も使用しない時も常にこのアタッチメントだけはつけっぱなしにしています。そのためザックを変える度に付け替えなくてはならないので面倒です。なので、このアタッチメントだけ別売りで購入出来るようになりませんかね・・・。
Osprey GrabBag(オスプレー グラブバッグ)
チェストバッグはたくさん入っていいのですが、ちょっと大きすぎる場合もあります(チェストバッグのミニもありますが・・・)。大きなスペースはいらないけど、ちょっとしたものを入れておきたい場合もあります。最近のザックはわりとウェストベルトにポケットが付いていいますが、それだとちょっと小さすぎる、なんて時に便利な大きさのものは無いかと思っていたらちょうど良い大きさのバッグが発売されました。
このバッグはしばらく品薄状態が続いていたのですが、近所のアウトドアショップで偶然見つけて即購入しました。
外側にはポケットはがありますが、蓋が無いので大事なものは入れられないですね。内部はメッシュのポケットがあるだけでシンプルです。大きさは行動食と、デジカメ+α位の容量しかありません。逆に言えばチェストバッグと使い分けるのに調度良いです。
このバッグは取り付けるのは簡単なんですが、しばらく使っていないと取り付けかたが???となってしまうので、自分のために書いておきます。
まず、正面から見て左側(自分から見て右側)のショルダーベルトに2ヶ所取り付けます。写真のグレーのベルト(ベージュのベルトはザックのショルダーベルトです)は落下防止のために取り付けて、そのすぐ下の黒いパーツで位置の調整をします。
次は正面から見て右側(自分から見て左側)のショルダーベルトにバックルのアタッチメント取り付けます。ここにバッグから出ているベルトをパチンとはめれば完了です。このベルトはバッグをザックから取り外したあとも、長さを調整して本体の逆側に付いているバックルにはめれば、普通のポシェットのようにも使えます。また、本体の裏側に余分な長さのベルトを収納するスペースがあるので余ったベルトがブラブラすることはありません。何気によく考えられています。
上の写真の左側が、グラブバッグを取り付けたところです。何気にふと気づいてこれにチェストバッグを取り付けたらどうなるんだろうと思い、右の写真で実際にやってみました。取り付ける位置にもよりますが、グラブバッグを下の方に付ければなんとか両方取り付ける事が出来ます。もっとも実際にこれで山に行こうとは思いませんが・・・。
自分への備忘録として下に取り付け方のイラストを貼っておきます。
モンベル ポケッタブル ライトトート L
これは登山用というより、カヤックの方で使うために購入しました。カヤック用は山用よりもあまり大きさや重さを気にしなくていいので、ちょっと大きめのLサイズにしましたが、ちょっと大きすぎたようです。
広げるとかなり大きくなります。まぁ、大は小を兼ねる、というのでこれでヨシとしましょう。このトートバッグは口のところに、ザックのようにスカート(?)が付いていて、紐で絞れば中の物が落ちにくくなります。
モンベル ポケッタブル ライトショルダー M
これは昨年の屋久島用に購入しました。と言っても縦走時に使用するのではなく、飛行機の機内落ち込み用に使用しました。屋久島には一週間滞在(その内4日間は縦走)しましたが、その荷物は基本的にザックひとつにしなくてなりませんでした。しかし、完全にザックひとつにしてしまうと、どうしても荷物を預ける制限の15kgを超えてしまいます。それ以上重くなると超過料金を取られるので、オーバー分はこのショルダーバッグに入れて機内持ち込みにすることで何とか超過料金を取られずに済みました。
当初は、パイネのポケッタブルデイパックにするつもりでしたが、こちらの方が畳んだときに小さくなるのと軽量なのでこれを購入しました。実際、縦走中はザックの中でただの重りにしかならないので、少しでも軽くて小さい方がいいです。また、パイネのポケッタブルデイパックは色が赤なので、山ではそれほど気にならないのですが、さすがに下界で使うのはちょっと・・・だったのもこのショルダーバッグを購入するひとつの大きな要因です。
このバッグは畳めば小さくて軽いので通常の旅行でも便利そうです。普通、この手のバッグは使い勝手が微妙だったりすることが多いですが、これは十分に通常の使用に耐えます。
重量比較
それぞれの使用目的が違うのであまり意味は無いかもしれませんが、重さを比較してみました。ちなみに右下の丸いのはシェラカップです。大きさの参考にして下さい。
メーカー名/モデル名 | 重さ |
---|---|
パイネ/ポケッタブルデイパックⅠ | 368.5g |
ホーボージュン/パスファインダー・チェストバッグ | 383.0g |
Osprey/GrabBag(オスプレー/グラブバッグ) | 118.0g |
モンベル/ポケッタブル ライトトート L | 132.5g |
モンベル/ポケッタブル ライトショルダー M | 169.5g |
コメント
コメント一覧 (2件)
久しぶりにオスプレー グラブバッグを使おうと思ったら、つけかたを忘れてしまったので、とっても助かりました。
> きのしたさん
コメントありがとうございます。
確かにしばらく使っていないと忘れちゃいますよね・・・。
お役に立てて幸いです。