3日目前半です。ふるさと河川公園キャンプ場をスタートして、フォレストピア階上まで登り直し、さらに階上岳を越えて寺下観音までです。
山行データ
山行日 | 2019年04月28日(日)〜05月05日(日) | ||
---|---|---|---|
コース | 【1日目】鮫駅〜蕪島〜大須賀海岸〜種差キャンプ場 【2日目】種差キャンプ場〜階上駅〜フォレストピア階上〜ふるさと河川公園キャンプ場 【3日目】ふるさと河川公園キャンプ場〜フォレストピア階上〜階上岳〜燈明堂跡〜種市海浜公園キャンプ場 【4日目】種市海浜公園キャンプ場〜清光館跡〜侍石〜北侍浜キャンプ場 【5日目】北侍浜キャンプ場〜横沼展望所〜厳島神社〜諏訪神社〜小袖海女センター | ||
山 名 | 階上岳(740m) | タ グ | |
山 域 | 東北エリア | 累積標高 | 【1日目】(+)352m(-)341m 【2日目】(+)734m(-)685m 【3日目】(+)1,411m(-)1,476m 【4日目】(+)892m(-)863m 【5日目】(+)1,232m(-)1,268m 【合 計】(+)4,621m(-)4,633m |
歩行距離 | 【1日目】10.545km 【2日目】27.518km 【3日目】38.533km 【4日目】25.896km 【5日目】25.554km 【合 計】128.046km | 所要時間 | 【1日目】03時間27分 【2日目】06時間36分 【3日目】11時間11分 【4日目】07時間50分 【5日目】07時間34分 【合 計】36時間38分 |
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現在地
みちのく潮風トレイル3日目編
【04時14分】
みちのく潮風トレイル3日目起床・・・。テント内の気温は約12℃。体感的にはそれほど寒さを感じない。体調もちょっとだけ回復したようだ。
【04時39分】
朝食。雑炊とカップヌードル。湿度が高いのでカメラのレンズが曇る。
【05時23分】
雨は上がっている。でも、予報では雨・・・。
【05時36分】
テント撤収完了。今日は階上岳を越えて種市海浜公園まで。距離は結構あると思う。思う、と言うのはみちのく潮風トレイルの公式マップは全ての距離が記載されてはいない。せめて、普通の登山地図のように地図上にランドマーク間の距離またはコースタイムを記載してほしい。まぁ、お役所仕事だから期待薄か・・・。
【05時37分】
トイレ。結構キレイ。隣に水場もある。こじんまりとしているけど、無料と考えると120点は付けたい。ただし、歩き旅で使用するにはちょっと不便な場所にあるけど・・・。
【05時41分】
ちょうど桜が満開でした。天気が悪かったからかテント場(自分のも含めて3〜4張りしかなかった)も静かで快適でしたが、天気が良ければGW中ですし、混んでいたんじゃないだろうか・・・。
まずはフォレストピア階上を目指す。距離にて約5km、時間にて1時間強、標高差にして約100mの上りとなる。せめて、フォレストピアの近くにもう一箇所キャンプ場がほしい。
【06時04分】
昨日も気になっていた、てっぺんが平らな丘、のようなもの。なんだろ? あそこは。
【06時10分】
こっちが階上岳。山頂がどこにあるのかわからない。通りすがりの人に聞いたら、あそこ全体を階上岳と呼ぶらしい。別名、臥牛山とも呼ぶと教えていただいた。。う〜ん、言われてみれば
牛が伏せているようもに見えなくもなくもない・・・かな???
【06時32分】
ここで、軽トラのおじちゃんに声を掛けられる。まぁ、みちのく潮風トレイルのルート上でも無いところをでっかいザックを背負ってトボトボ歩いているのが珍しかったんだと思う。昨夜はどこに泊まったのか聞いてきたので、この下のキャンプ場だと答えると、すぐにふるさと河川公園だとわかったようでした。この人はみちのく潮風トレイルのことを良く知っていました。前述しているこの辺りに宿泊施設が無くタクシーで八戸市内へ云々のお話を聞いたのはこの方からでした。しかも、この方、この近くに個人で山小屋を建てて、宿泊出来るようにしているらしいです。もちろんテントの設営も出来ると言っていました。ときには屋内でもライブも行うと・・・。
この方もみちのく潮風トレイルにおける、この辺りの宿泊施設の無さを問題視していた(だから自分で山小屋を建てたのだろうか?)。フォレストピアの前に芝生地があるのに、もったいないとも言っていた。たしかに、場所的には理想的な場所だ。行政に働きかけてでもなんとかしなくては、とも言っていた。そのうち改善されるのではないだろうか??? その後、しばしみちのく潮風トレイルのことを話して別れた。
【06時37分】
雨が降ってきたのでレインウェアを着る。この日は雨が降ったり止んだりを繰り返すような天気だったので、結局最後までレインウェアを脱げなかった。
このあと、先程分かれた軽トラのおじちゃんが今度は反対方向から来て、再び話す。そして、しばしの談笑の後、再び分かれる。その10秒後・・・大変なことに気づく。先程の山小屋の方の施設名や場所を聞かなかったのだ!!! いやー失敗、失敗。
【06時53分】
フォレストピア階上まで戻ってきた。今日からオープンのはずだけど、もちろん今は時間的にやっていない。
【06時59分】
フォレストピア階上を左手に見て5分程進むと、道路の左側に階上岳登山口がある。先に先行者が見える。少しとは言え雨が降っているのに、、、地元では人気の山なのか? みちのく潮風トレイルでもわざわざ海から大きく離れて階上岳に登らせようとしているわけだ・・・。
【06時59分】
ここにもカウンターがある。見づらいけど「919」となっている。やはりこの辺りは歩く人が多そうだな・・・。
【07時05分】
先行者の団体さんに先をゆずってもらい、本格的な山歩きが始まる。
【07時08分】
分岐がある。
【07時08分】
どうやらみちのく潮風トレイルは緑の矢印にしかがっていけば良さそうだ。この山域は分岐だらけでわかりにくいという噂だったけど、道標が設置されたおかげで迷うことは(ほとんど)無かった。しかし、この道標が無かったら山頂にたどり着くのは至難の技だろう。
【07時09分】
水場(?)。
【07時10分】
沢(?)の脇を進む。
【07時12分】
分岐は緑の矢印へ・・・。
【07時13分】
トンネルをくぐって・・・
【07時20分】
・・・また分岐。
【07時28分】
大きな石垣が見えてきたら、道なりに進むと・・・
【07時28分】
・・・舗装道路へ出て、さらに進むと・・・
【07時30分】
・・・広いところに出た。
【07時30分】
階上岳しるし平、というところらしい。東屋やトイレがある。水場らしきところはあるが、飲用にはならないらしい。
ここでザックを下ろして小休止。
【07時34分】
急な場所は無いけど、地面が雨で濡れて滑りやすくなっているので、ここからはストックを使用します。
【07時35分】
さぁ、山頂を目指します。
【07時36分】
分岐。階段を上って行くのかと思ったけど、よく見ると・・・
【07時36分】
・・・舗装路を進めとある。
【07時37分】
雪だ!
【07時40分】
分岐。左へ。
【07時47分】
分岐。左へ。
【07時55分】
階段を登る。ここら辺りから急ににペースが落ちた。地図を確認するともう一度車道を越えるようになっているけど、その車道までがいやに遠く感じた。
【08時25分】
やっと、舗装路に出た。なんか長かった。
【08時32分】
ちょっと展望が開けた。
【08時38分】
なにやら広いところに出た。ここにテントが張れそうだね。キャンプ場を作るのは無理そうだけど、トレイルを歩く人の為にテントを張る許可が出せないもんだろうか??? まぁ、200%無理だろうね。
【08時38分】
水場もあるし、少し下ればトイレもある。
【08時39分】
鳥居をくぐる。
【08時41分】
案内板を確認する。
【08時42分】
正面真っ直ぐが直登ルートで、右に巻道ルートがある。みちのく潮風トレイルトレイルでは登りは巻道ルートで下りは直登ルートを通るようになっている。ただし、直登ルートをよく見ると雪があったり、道がぬかるんでいるので危険と判断して登りも下りも巻道ルートを通ることにした。
【08時51分】
途中の休憩所(巻道ルートはところどころ直登ルートと合流する)。先ほどと同じような水浸場がある。ここにもテント張れんじゃね?
【08時53分】
再び巻道ルートを進む。
【09時05分】
最後の直登ルートの合流。うわ! 地面がドロドロ。
【09時10分】
山頂の一角にある鳥居。山頂はあと少し。
【09時11分】
山頂の展望台が見えた。
【09時11分】
階上岳山頂!恐らく今回のトレイルの最高地点。しかも誰もいない。山頂独り占め・・・。
【09時12分】
展望台からの眺め。
【09時12分】
ふむふむ、、、おっ! ここからスタート地点の蕪島が見えるのか! もし、北上ルートで歩いていた場合は、ここまでくればゴールが見えるってことか・・・。
【09時15分】
ちょっと休憩。
【09時19分】
さぁ、下山するよ!
【09時21分】
下りも直登ルートを外れて巻道ルートを進む。
【09時31分】
休憩所。
【09時32分】
中はこんな感じ。
【09時32分】
休憩所の前のスペース。テント張りたい・・・。
【09時40分】
鳥居まで戻ってきた。
【09時41分】
ここにも展望台があった。恐らくここが大開平。
【09時42分】
山頂よりちょっと下っただけだけど、風景の雰囲気はだいぶ違う。
【09時42分】
ふむふむ。
【09時42分】
やっぱり、このスペースもったいないね。
【09時45分】
ちょっと下ると駐車場とトイレがある。
【09時45分】
車道を少し進んで・・・
【09時46分】
・・・右側に分岐あり。写真では見えないけど、次のランドマーク(寺下観音)まで7.7km。
【09時47分】
滑りやすい斜面を下る。昔からあった道というより、このため(みちのく潮風トレイル)の為に作った道っぽい。
【09時53分】
牧場の脇を通ります。
【09時56分】
見渡す限り牛はいない。まだ放牧の季節じゃないようだ・・・。
【09時58分】
舗装路に出た。
【09時58分】
相変わらず道標は小さい。
【09時59分】
あっ! 大きいのもあった。寺下観音まで7km強。
【10時03分】
広いところに出た。駐車場? 道標が見当たらないので真っ直ぐ行ってしまった。左の建物がトイレだけど、閉まってた。
【10時08分】
先のルートが不明瞭なので、駐車場の入口に戻ってきた。今度は上の写真を右に進んでみた。
【10時08分】
道標あった。小さいので遠くから見つけるのはほぼ不可能だ。せめて、左の面にもちなみに上の写真に写っていますが、わかります?
【10時23分】
牧場を回り込むように尾根の上に出ます。しばらくは稜線歩きになります。
【10時24分】
この辺りの道標には俳句が付いている。
【10時25分】
このあとはしばらく林道歩きになります、
【10時29分】
注意看板が黄色くなった。より危険度が増したってことか? だったら次は赤くなるのか?(なりませんでした)
【10時51分】
分岐。ここは・・・
【10時52分】
・・・直進します。寺下観音まであと約4km。
【11時17分】
ここからは少ーし車通りが増えます。
【11時27分】
しばらく歩くと左側に道標があります。最初に言っておきますが、ここの分岐は間違いです。
【11時27分】
地図で確認すると「分岐を見落とさないよう注意」とある。写真に写ってはいないけど、国道45号と書かれたすぐ下の支柱にみちのく潮風トレイルのテープが巻いてあり、鳥屋部・松森の裏にはみちのく潮風トレイルのマークがあります。なるほど、これじゃ見落とす可能性が高そうだな・・・。と・・・
【11時28分】
・・・左に進みます。間違いです。
【11時32分】
足場の悪い道を進みます。道なりに進みずーっと尾根の上まで出て、鞍部を越えて下りになったとき初めて、あれ? おかしいぞ? と気がつく。その辺りをウロウロして他に分岐が無いか探すけど、それらしい分岐はいくつもあってよくわかりません。ただ一つ言えるのはみちのく潮風トレイルのテープや道標は一切ありません。一度鞍部まで戻って確かめて、さらにしばらく向こう側に下ってみたりしたけど、埒が明かず、ちょうど山菜取りに来ていた人がいたので(この辺りはかなり山の奥でも山菜取りの人に遭うことが多い)、次のランドマークの「燈明堂跡」の場所を聞いてみる。と、そもそも先程の分岐のところから間違っていた事を知る。何度もお礼を言い、速攻で分岐まで戻る。
【12時26分】
分岐まで戻る。丸々1時間のロス・・・。
【12時26分】
なんだ! この紛らわしいテープは!!! 裏にはみちのく潮風トレイルのマークだってあったじゃん!
【12時26分】
ほらっ! あっ!!! 矢印があった・・・。「分岐を見落とさないよう注意」なんてあるからみちのく潮風トレイルのテープを見て、完全にここだって思い込んでた。このみちのく潮風トレイルは直進する所にもこのように余計なマークを設置している箇所が多すぎる〜。今回は矢印があって、それを見落としたのがミスに最大の要因だけど、もし、この矢印が無ければ、ここを曲がると思っても仕方ないと思う。この後にも同じようなところが多々あった。
【12時27分】
気を取り直して、道を下る。
【12時29分】
また、分岐がある。
【12時30分】
小さいけど、見落とすほどではない道標があった。ここには大きい道標を置き、先程の分岐のところのは取ってしまった方が良いのでは・・・。さらに言えば寺下観音の下に「燈明堂跡」と書いてあれば、間違ってもそこを曲がることは無いと思う。山で遭難があると、なんでこんなところで? と言うことがある。単純な思い込みよることが多いけど、同じところでそういうことが起こる場合、その思い込みを起こさせる要因があると思う。自然の地形や木々の形がそう思い込ませる場合もあるが、今回のような人為的な場合は、思い込みを起こさせる要因を最小限に抑える工夫は出来ると思う。他のトレイルで、単純だけど効果的な工夫をしているところを見たことがある。みちのく潮風トレイルでも道標に関しては改善の余地が多々あると思う。
【12時43分】
道なりに登っていくと、左に鳥居が見える。
【12時44分】
鳥居の奥が燈明堂跡だと思うけど、うっ、階段がずーっと続いている。すまん、体調的に、時間的にここは登れない。もし行くとすればザックはデポして行く必要がありそうだ。
【12時44分】
階段の脇にストックが置いてある。それだけ大変ってことか・・・。
【12時45分】
次のキャンプ予定地が近ければ、燈明堂跡をピストンして、ここで休憩出来たのになぁ・・・。このすぐ下の寺下観音より先はしばらくの間一般道歩きなので、休憩出来るようなベンチはほぼ無いです。
【12時45分】
その昔、ここに五重の塔が建っていたらしい・・・。こんなところに!!!
【12時51分】
少し下ると「津要玄梁和尚」のお墓がある。津要玄梁和尚って誰?
【12時52分】
お墓の向かいには屋敷跡もある。
どうやらこの「津要玄梁和尚」さんが燈明堂や五重の塔を建立した人らしい。いまでこそ近くに車が通れる道があるが、この人が生きていた約300年前はかなり山深いところだったんじゃないのか? 冬は雪深そうだし・・・。そういう話を聞くと燈明堂跡に行っておけばよかったと思う。
【12時53分】
水場もある。
【12時58分】
さらに下って振り返る。通常、燈明堂跡に行くにはこちら側から行くのがノーマルルートなのだろう。
【13時05分】
道なりに下って行くと、何やら建物が・・・。
【13時07分】
杉林を通り・・・
【13時08分】
・・・ここが寺下観音か・・・。