エツミのトゥルーリープロ、LoweproのローバーAW IIとカメラザックを使用してきて、当初の思いと裏腹に山登りにはまっていったせいで、山道具がどんどん増えていった。その度に少しづつザックを大きくしていくのは非効率的なので、半ばヤケクソでこれだけでかければ、どんな装備も入るだろうと購入したのが、「カエラム レクタス65」。
現在はモデルチェンジしてレクタスは55リッターまでしかないけど、このモデルは65リッターある。しかし、半分くらいはカメラ用のインナーケース(下記写真参照)が入るので、実際の山道具は30~40リッターくらいになってしまう。まぁ、それでも小屋泊まりならば2泊くらいは大丈夫なんだけど、自分の場合は別のカメラケースに入れて持ち歩いている。それならばテント泊も可能になる。
まず、構造は基本2気室だけど簡単に1気室になる。インナーケースは下部に入り、このケースは上部と全面は開くようになっているので、いちいちインナーケースを取り出さなくてもカメラの出し入れが行える。このあたりは結構考えられていると思う。インナーケースもしっかりした作りなのでそのままでも使用可能になっている。私も普段は取り出してカメラの小物類を入れるケースとして使っている。また全面はU字に大きく開くので物の出し入れが楽に出来る。収納するときも大きく開くので収納下手な私でも効率的に入れることが出来、適当に入れても最後にコンプレッションベルトでギュッと締めれば大体OKです。
上部は山道具が入るスペースだけど、ここの普通のザックと同じ容量が前述した30~40リッターくらい、ちょっとした撮影旅行にも十分に対応出来そうです。
全面の中央には三脚を固定するスペースがあり、中型の三脚くらいまでならば問題なく運ぶことが出来ます。
背負い心地も背面長が変えられるので、この大きさを考えるとまずまずだと思う。
私的にはこのザックはインナーケースを外して、普通の山用ザックとして使っていることが多いです。特にベースキャンプ型のテント泊に多く使用していて、実際にこのザックを背負って山頂に立ったのは仙丈ケ岳と、栗沢山くらいですね。
最後に、このザックは結構重いです。実際に荷物を入れて背負ってしまえばあまり問題ないのですが・・・でもちょっと重いです。その重さの原因の一つかもしれないですが、布が厚く丈夫に出来てます。結構ラフに扱ってもビクともしません。最近のザックは薄い生地が多いですが、この厚さのせいで、このザックは長く使えそうです。