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1年ほど前にはベルトのいつも使用していた穴の一部がs裂け始めていたのには気付いていて、それが成長してベルトの2つの穴が繋がってしまったのが昨年の暮れでした。それでも使用には問題無かったので使用を続けていくうちに、ベルトのサイドの部分に傷が入り、結局ひと月ほど前にベルトが切れてしまいました。そのときはポケットにいれていたので時計自体が無くならなかったのは不幸中の幸いとしてその事実を受け止めることとし、もし、これが藪こぎ中に切れていたらと思うとゾッとします。
なんだかんだ言ってこのベクターは5年半も使ったので、そろそろ新調しようかとも考えましたが、通常の使用には特に大きな問題も無く(ただし、たまにコンパスの表示がおかしいときがありますが・・・)使用できているので、検討の結果ベルトを交換してしばらくは使うことにしました。まぁ、ぶっちゃけてしまえばこれといって欲しい山用の腕時計が無かったからなんですけど・・・。いや、厳密に言うと欲しい山用の腕時計が目が飛び出してしまうくらい高くて手が出ないというのが本音なんですが・・・。
ちなみに電池交換に関しては過去の記事(下記参照)にあるのでそちらを参照して下さい。
ベクターの電池交換、時刻合わせ、使用感等は過去の記事をご覧下さい。
ベルト交換
まずベルトを交換するにあたって最低限必要なものとして、新しいベルトが必要です。当たり前ですね・・・(^_^;; このベクター用のベルトは近所のアウトドアショップでも取り扱っていますが、面倒だったしアウトドアショップだと定価なので今回はAmazonでポチりました。こっちの方が安いですからね・・・、最近は送料も無くなったので時間に余裕があるときは便利です。
で、送られてきたのが上の写真のベルトです。パッケージは非常にシンプルで、中身もベルトとそれを固定するピンが2本入っているだけです。交換の仕方などの説明は一切ありません。と言ってもピンを緩めて外して、新しいベルトをはめてピンで留めるだけのシンプルな構造なので説明も必要ないですね。
では、早速交換してみましょう。
先ほど最低限必要なもの~と言いましたが、実際にはそれ以外にも必要なものがあります。ピンを外す時にマイナスドライバーが必要です。精密機械用とまではいかないまでもそれなりに小さいドライバーが必要になります。私は最初、眼鏡用のドライバーで作業しようとしましたが、これはイカン! アウトドアマンたるものこんなときこそマルチツールを・・・! と思いヴィクトリノックスを出してきました。と、かっこいいこと言いましたが、実はこの作業一人で行う時にはドライバーの持つ部分が細かったり小さかったりするとちょっとやりにくいのです(最低限1本が大きい方が便利かも、、、)。なので、このように持つ部分が大きいこのツールを使用しました。ちなにみ、このツールの缶切りの頭のマイナスドライバーの部分がちょうどいい大きさです。 では、まず古いベルトを取り外します。この時ピンの左右の頭にドライバーの溝が切ってあるので、その両方の溝にドライバーをセットします。実際に回すのは片方だけですが、もう片方はピンを固定する必要があります。片方だけドライバーをセットして回しても空回りしていつまでたっても外すことは出来ないので要注意です。このとき、先ほどドライバーの持つ部分が大きいほうが良いと言った意味が解ると思います。ただし、手先の器用な人は問題無いかもしれませんが・・・。私の場合は固定する側のピンの頭にドライバーをセットして自分のお腹に押し付けるようにして固定して、反対側のピンを回しました。ピンを回す方向は普通のネジと同じで反時計回しに回すと外れます。私の場合はそれほど力を入れなくても簡単に回すことが出来ました。もし固かったりした場合は素直に片方を誰かに固定してもらった方が良いと思います。 また、私の場合は指で簡単に引き出せましたが、ピンの頭が外れてもピン自体が抜けないこともあるかもしれません。そのような時は、プラモデルで使うようなペンチがあれば簡単に引き抜けるかと思います。 |
上記のようにしてベルトを取り外した状態です。さすがに5年半も使用しているので、かなり汚れています。ついでにここもキレイにします。私の場合はウェットティッシュでゴシゴシやりました。細かな部分は爪楊枝にウェットティッシュを巻いてゴシゴシしました。まぁ、ここは使用していればどうしても汚れてしまうところなのであまり神経質にならなくても良いかと思います。 |
ベルトの取付部分のアップです。よく見るとなにやらV字に溝が切ってあります。これに対応するV字の凸がベルト側にもついています。どうやらここを合わせるようです。と言っても普通にハメればいいだけなのであまり気にする必要もないと思います。ピンの穴の位置を合わせればこのV字の凸凹も合うようになっているので、むしろピンの穴の位置を気にした方が良いです。 |
ちょっと見にくいですが、ベルトをセットした状態です。V字の凸凹も合っています。どうやらこのV字はベルトの可動範囲を決めているようです。普通に使う場合はこのままで何も気にしなくてもいいですが、ベルトをありえない方向に畳みたい、などの場合はこのV字とベルトの一部を削れば、例えば机の上に置いた時にペタンと置けるようにしたい、なんてことも出来そうです。確かにこのベクターは机の上に置く場合、いい角度で置けなかったりするのでカスタマイズすればそれも可能になるかも・・・、ただし、自己責任で・・・。 ちなみに、なんとなくなんですが、オリジナルのベルトよりこの交換したベルトの方が可動範囲が大きくなったような気がするのは私だけでしょうか・・・。 |
ピンの位置を合わせたら今度は外した時とは逆にピンを固定すれば交換完了です。この時無理にピンの頭を締め付けない方がいいと思います。無理に回して溝が欠けたら次の交換が面倒になりますからね・・・。適度な力で締めれば(軽くギュッ、程度で)大丈夫だと思います。この時もやはり左右のピンの頭を押さえなければいけないので、やりにくかったら誰かに頼んで片方を押さえて貰ったほうが良いと思います。 |
さぁ、これでまた今後何年かはこのベクター君と一緒に山登りをすることになしました。どんな出会い、どんな出来事が待っているか楽しみです\(^o^)/