4時起床。最終バスが17時27分なので、12時間の行動を考えて12時間前の5時30分に出発することにした。朝食はミルクティをふた口だけ。あとは行動食でなんとかする。どうせ脂肪をたっぷり蓄えているんだから1食くらい食べなくてもなんとかなる。ハズ・・・。
山行データ
山行日 | 2014年05月02日(金)〜05日(月) | ||
---|---|---|---|
コース | 【1日目】(スタート)愛発越~乗鞍岳〜葦原岳〜黒河峠〜三国山〜明王ノ禿〜赤坂山〜粟柄越〜寒風〜大谷山〜拔土(ゴール) 【2日目】(スタート)拔土~近江坂〜大御影山〜三重嶽北尾根分岐〜三重嶽〜武奈ヶ岳〜水坂峠(ゴール) 【3日目】(スタート)水坂峠〜二の谷山〜桜峠〜行者山〜横谷峠〜駒ケ越〜駒ヶ岳〜与助谷山〜桜谷山〜木地山峠(ゴール) 【4日目】(スタート)木地山峠~百里ヶ岳〜根来坂〜おにゅう峠〜ナベクボ峠〜三国峠〜地蔵峠〜岩谷峠〜三国岳〜桑原バス停(ゴール) | ||
山 名 | 乗鞍岳(865m) 葦原岳(840m) 三国山(876m) 大谷山(814m) 寒風(840m) 明王ノ禿(780m) 赤坂山(824m) 三重嶽(974m) 大御影山(950m) 武奈ヶ岳(865m) 赤岩山西峰(730m) 二の谷山(608m) 行者山(587m) 与助谷山(720m) 桜谷山(825m) 駒ヶ岳(780m) 百里ヶ岳(931m) 三国岳(959m) | タ グ | |
山 域 | 近畿エリア | 累積標高 | 【1日目】(+)1,638m(-)1,451m 【2日目】(+)1,287m(-)1,610m 【3日目】(+)1,906m(-)1,498m 【4日目】(+)1,953m(-)2,223m |
歩行距離 | 【1日目】19.206km 【2日目】18.252km 【3日目】22.663km 【4日目】21.338km | 所要時間 | 【1日目】09時間30分 【2日目】09時間16分 【3日目】11時間26分 【4日目】11時間47分 |
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山行記録
【05時10分】
5時10分テント回収。
【05時13分】
忘れ物は無いよな・・・。
【05時13分】
さぁ、最終日(にしたい)のスタート。予定より15分早く出発出来た。
天気が悪い。今にも雨が降り出しそう。まぁ、晴れて暑くなるよりはマシか・・・。
【05時15分】
少し歩いたところでテントがあった。
【05時36分】
まだ遠くが見える。
相変わらずアップダウンは激しい。
【06時08分】
開けた所に出た。
【06時08分】
木地山峠から1時間弱で百里ヶ岳(ひゃくりがだけ)山頂到着。この辺りから雨が降りだして本格化する。先を急ぐことと雨のため、今日の写真は少なめになる。
【06時08分】
道標。
【06時09分】
百里ヶ岳 ポイント22
【06時22分】
さぁ、ドンドン進むよ〜。
【06時34分】
百里新道分岐。
【06時34分】
次の目的地の根来坂(ねごりざか)まで1.1km。
【06時37分】
ネジネジの木。その2。
【06時46分】
今日はマメに時計を見て、最終バスの時刻からの逆算で計算している。まだこの辺りはそれなりに貯金があったけど・・・。
【06時59分】
ん、道が開けた。
【07時00分】
なんの祠だろう? 中を除くと鯖街道の文字がやたら目につくが・・・。
【07時00分】
高島トレイルの道標もある。
【07時00分】
根来坂峠 ポイント23
【07時00分】
つぎの目的地のおにゅう峠まで700m。コースタイムで10分ほど。それほどハードなコースじゃないだろう。って思ったら大間違い。
【07時01分】
さっそく、コースが分岐している。こういう所こそ高島トレイルのテープが欲しいが、それは、ないものねだりだ。この後はオーバーに言えばサバイバル登山となる。ゴールまでは地図は必須だ。出来ればGPSのようなデジタルガジェットもあればなお良い。
【07時03分】
地図で確認すると尾根上をトレイルが通っているので、尾根の上を進む。
【07時06分】
本当にここでいいのか? って思い始めた頃・・・
【07時09分】
・・・高島トレイルのマーカーがあった。だいたいこのマーカー、肝心な位置にはなく、1本道のどう考えてもルートを外れられないだろうという所に付いている。出来れば分岐に付けて欲しい。
【07時09分】
展望台と呼ばれる所に出た。展望はまぁまぁだけどユックリとしていられないので、先を急ぐ。
【07時13分】
下に車道が見えてきた。
【07時14分】
車道に出た。ここがおにゅう峠? でも高島トレイルの道標は見当たらない・・・。
【07時17分】
仕方ないので地図で確認すると、まだ尾根上を歩くことになっているので、再び尾根上を進む。
【07時26分】
尾根上を進むと確かにおにゅう峠に着いた・・・。でも、こんな所降りられないよ〜。
【07時29分】
少し引き返すと、ロープが垂れ下がってるのが見えた。えっ? ここを降りるの??? ほぼ垂直の壁だぞ! でも、他に降りれそうな場所は見つからない・・・。意を決して、ロープに手をかける。途中までは順調に下ったけど、雨でロープが濡れていることと20kgものザックを背負っていることが重なって、あと少しのところで滑り落ちる・・・。身体を強く崖に打ち付けられるものの、衝撃は思ったより少なく、実害は無いかに思えたけど、ショルダーベルトに付けていたカメラポーチからデジカメが飛び出た。運良く雪の上に落ちたけど、その後何回かバウンドしてアスファルトに落ちる・・・。あ〜〜〜、カ、カメラがぁ〜!!!! 慌てて拾い上げて動作確認をすると、壊れてははいないようだ・・・。
【07時30分】
この右側の斜面を下りてきた。20kgものザックを背負っていると登るのも容易じゃないぞ! 本当にここがルートか? 絶対に違う所に正式ルートがあるよな・・・。
【07時31分】
壁沿いに進むと・・・
【07時32分】
・・・おにゅう峠、到着。根来峠からコースタイムで10分だったけど、実際には30分も掛かった。貯金が一気に吹き飛ぶ・・・。バスに間に合うのか?
【07時32分】
高島トレイルの道標はあるも・・・
【07時32分】
・・・プレートは無い・・・。本当はここがポイント24のはず。
【07時32分】
先程はあの上からおにゅう峠を見下ろしていた。やっぱり、こんな所降りられないよ〜。
【07時33分】
次の目的地のナベクボ峠に向かう。
【07時34分】
ちょっと登った所からおにゅう峠を見下ろす。絶対にここの尾根を削り取ったよな・・・。
【07時36分】
ナベクボ峠まで5km。コースタイムで約3時間。
【07時37分】
クチクボ峠とも言うのか? それとも別の場所?
【07時42分】
この後は高島トレイルのマーカーがめっきり減って、後半は全く無くなる。
【07時47分】
開けた所に出た。下れるルートが何本かあるように見える。
【07時52分】
マーカーはその中心にあるため、進むルートが分からない。とりあえずウロウロしながら適当な所を下る。
【07時58分】
うん、間違っていなかったようだ・・・。
【07時58分】
雨で滑りやすくなっている。慎重に下るも、足を滑らせて尻もちをつく。もっとも、おしりより先にザックがクッション代わりに地面に付くので身体への衝撃は無いけど、おしりや手はドロドロになる。結局ゴールまでは5〜6回は滑った。
【08時28分】
池がある。
【08時45分】
公式マップには無い水場。
【08時45分】
この先にあるらしい。
【08時56分】
また池だ・・・。
【09時04分】
急登は続きます。この先で二人組のハイカーが休憩していた。
【09時15分】
急登を登り切った所から分岐したピーク803を目指す。一瞬、寄らなくてもいいんじゃないか? って思ったけど、・・・
【09時16分】
・・・何となく寄ってみた。展望も無いのですぐに引き返す。
【09時49分】
ナベクボ峠まであと700m。
【10時06分】
ん、何かある。
【10時06分】
高島の道標だ。
【10時06分】
ナベクボ峠 ポイント25
なんとかここまでは時間通り、というかなんとかまだ最終バスに間に合うペースで歩いてこれたけど、今までの経験上、例えあるポイント間をコースタイムより早く歩けたとしても、1回のルートミスで簡単にその貯金がパーになってしまう。実際には歩いている時にはまだわからないことだけど、この後は何度もルートミス、またはルートファインディングに時間を割かれることになる。ゴール後に同じくスルーハイクした人たちに話を聞いたら、やはり後半は何度もルートミスをしていたと言っていた。とにかく後半は道標、マーカーはほとんど無くなってしまう。でも、まだ普通の山域だったら登山道がしっかりしていたり、踏み跡がしっかり付いていたりして、よっぽどボーっと歩いていない限りは、それほど大きくルートを外すことは稀だけど、この高島トレイルは正式名称が「中央分水嶺高島トレイル」というだけあって、必ずしも登山道を歩く訳では無い。あくまで分水嶺を歩くことを主体としているだけあって、「ここは、絶対に登山道じゃないよな?」というような所を歩かされることになる。なので、特に後半は地図&地図読みは必須になる。本文でも書いているけど、GPSやその機能が付いたスマホ等(もちろんちゃんと使えることが必要)があればもっと良いと思う。
そんなこんなで、結局は最後まで時間の貯金を貯めたり減らしたりを繰り返すことになる。はたして最終にバスに間に合うのか?????