恐らく昔は栄えていたんだろう、ナベクボ峠を後にして、次の目的地の三国峠に向かう。
結局この日は休憩らしい休憩を取ることもなく、ひたすら雨の中をゴールを目指して歩くことになる。
山行データ
山行日 | 2014年05月02日(金)〜05日(月) | ||
---|---|---|---|
コース | 【1日目】(スタート)愛発越~乗鞍岳〜葦原岳〜黒河峠〜三国山〜明王ノ禿〜赤坂山〜粟柄越〜寒風〜大谷山〜拔土(ゴール) 【2日目】(スタート)拔土~近江坂〜大御影山〜三重嶽北尾根分岐〜三重嶽〜武奈ヶ岳〜水坂峠(ゴール) 【3日目】(スタート)水坂峠〜二の谷山〜桜峠〜行者山〜横谷峠〜駒ケ越〜駒ヶ岳〜与助谷山〜桜谷山〜木地山峠(ゴール) 【4日目】(スタート)木地山峠~百里ヶ岳〜根来坂〜おにゅう峠〜ナベクボ峠〜三国峠〜地蔵峠〜岩谷峠〜三国岳〜桑原バス停(ゴール) | ||
山 名 | 乗鞍岳(865m) 葦原岳(840m) 三国山(876m) 大谷山(814m) 寒風(840m) 明王ノ禿(780m) 赤坂山(824m) 三重嶽(974m) 大御影山(950m) 武奈ヶ岳(865m) 赤岩山西峰(730m) 二の谷山(608m) 行者山(587m) 与助谷山(720m) 桜谷山(825m) 駒ヶ岳(780m) 百里ヶ岳(931m) 三国岳(959m) | タ グ | |
山 域 | 近畿エリア | 累積標高 | 【1日目】(+)1,638m(-)1,451m 【2日目】(+)1,287m(-)1,610m 【3日目】(+)1,906m(-)1,498m 【4日目】(+)1,953m(-)2,223m |
歩行距離 | 【1日目】19.206km 【2日目】18.252km 【3日目】22.663km 【4日目】21.338km | 所要時間 | 【1日目】09時間30分 【2日目】09時間16分 【3日目】11時間26分 【4日目】11時間47分 |
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山行記録
【10時12分】
道祖神?
【10時25分】
急な斜面をよじ登る。
【10時39分】
さらによじ登る。と・・・
【10時41分】
・・・山頂?
【10時42分】
道標がある。ここが三国峠??? 峠というより山頂なんだけど・・・。
【10時42分】
三国峠 ポイント26
【10時42分】
まぁ、余計なことは考えないで先を急ぐ。次の目標は地蔵峠。
【10時45分】
向こう側の尾根をさっきは歩いていたよな・・・。なんか引き返している気分。
【10時50分】
地蔵峠まで1.4km。全コース中でも危険度の高い細尾根が続く。
【11時05分】
マーカーは殆ど無いので、このような道標を見逃さないようにする。チョイチョイ、えっ? ここを進むの? というような分岐をしているので、ボーっとは歩いてられない。
【11時06分】
ブナの森を進む。
【11時19分】
だんだん登山道の確認も難しくなってくる。
【11時49分】
あっ? 林道に出た
【11時50分】
少し進むと車がとまっていた。
【11時50分】
高島トレイルの道標があった。
【11時50分】
地蔵峠 ポイント27
【11時51分】
道標の裏側を回りこむようにして尾根に取り付くも、マーカーは一切なし。本当にここでいいのか??? かなりの急登を不安な気持ちでよじ登り・・・
【12時16分】
・・・稜線に出た。
【12時16分】
道標あった。とりあえずルートは間違っていないとは思うけど、何となく稜線上を進む。
【12時39分】
とりあえず次の目的地の岩谷峠の文字が見えたのでちょっと安心。
【12時43分】
地図を見ると基本的にずっと稜線上を進むことになっているけど、分岐が多く、マーカーも無い、または誤った尾根にマーカーが続いていたりするので、何度もルートを外れては地図、iPhone、GPSでルートを確認する。時間ばかりロスしてチョットイライラしてくる。
【13時14分】
このような道標を見るとちょっと安心する。
【13時29分】
あと1.9km。まだ結構ある。遅くても3時30分までに高島トレイルゴールの三国岳に辿り着けなければ、最終バスは難しくなる。この時点で貯金はゼロ。一度でもルートを間違えたら間に合わない。
【13時45分】
シャクナゲがキレイ・・・。なんて写真を撮っている場合じゃない。
【13時46分】
ルートの両側にずっとシャクナゲが続いている。
【14時06分】
あと600m。足の裏の水ぶくれはピークだけど、ペースを上げることで痛みを麻痺させている。なので、登りなど速度が落ちる所はツライ・・・。
【14時30分】
!
【14時30分】
岩谷峠到着。ここから三国岳までコースタイムで1時間。3時30分ギリギリだ・・・。
【14時30分】
岩谷峠 ポイント28
【14時45分】
急登なうえに大岩が行く手を遮っている。右側から回りこんで大岩の上部に出る。
【14時53分】
うぉ、なんかスゴイ木がある。
【15時21分】
分岐に出た。バス停のある桑原という文字を見て、大きな勘違いをしたことが、結果的に良かったのか悪かったのかは未だに分かりません。でも、3時30分まであと9分。間に合うのか?
【15時26分】
再び分岐が??? 地図をちゃんと見ると分岐は二箇所あるけど、思い込みでここの分岐は地図に無いものだと勝手に解釈してしまった。あと4分。
【15時28分】
まだ登りがあるのか!!!
【15時30分】
あっ!!!! 着いた!!!
【15時30分】
最後の道標。
【15時30分】
三国岳 ポイント29
【15時31分】
信越トレイルの様にゴール後の感動も無く。山頂を後にする。
【15時37分】
分岐に戻る。でも本当の分岐はここじゃない。もっとも桑原に下るのだから、間違いじゃないけど、コチラのほうが遠回りになる。最終バスに間に合わすには最短のコースを進みたいけど、間違ったものは仕方ない。バス停までコースタイムで1時間50分(実際には間違ったルートを下ったのでコースタイムは2時間10分)。コースタイム通り歩いてバス停には17時21分着。バスの最終が17時27分。貯金は6分。でも実際にはコースタイム通りに歩いてもバス停には17時41分着。もし、ここでルートを間違っているのに気づいていたら諦めていたと思う。思い込みのお陰で、貯金6分に賭けてみた。
【15時39分】
なんの疑問も抱かずに間違ったルートを進む。
途中でどうしても地図の地形と歩いている地形が一致しないのでiPhponeで確認するも雨がひどくて操作が出来なくなっている。仕方ないのでコンパスで方向を確認するも南東に進んでるはずが、少し北寄りに歩いていることに気がついた。そこで初めて違うルートを歩いていることに気付く。この先は時間が読めない。急な斜面では何度も尻もちを付きながら、それでも歩くペースを落とさない。足の裏の痛みは感じなくなっている。
【16時24分】
あれ? 道が分岐している。公式マップにこのような分岐は無い。左のルートに古ぼけた赤いマーカーがあるのでそれを信じることにした。
【16時35分】
林道に出た。高島トレイルの文字もある。あとは林道上を下り・・・
【16時41分】
・・・川の下流に下る。この先に桑原橋があるはずだ。だけどどのくらい離れているのか分からない。
【16時51分】
ゴールの桑原橋の袂にある高島トレイル上で2つあるトイレのもう一つ。とりあえずトイレに寄って橋を渡ると正面に桑原橋のバス停がある。すでに二人のハイカーがバスを待っていた。考えてみれば2時間10分のコースを1時間半で下ったことになる。まさに火事場のバカ力だ・・・。じつはここまでレインウェアを着る余裕も無かったので、レインウェアを着用している内にバスが到着。あれ? 時間よりかなり早いぞ? と思っていたら逆方向のバスで、終点まで行って再び戻ってくると最終の17時27分のバストなるが、運転手さんのご好意により、反対方向行きのバスに乗せてもらった。土砂降りの中で30分近く待つのはツライのでありがたい。バスは反対方向に進むが、終点で折り返して途中でリタイアした人を加えて、バスの中は合計4人の高島トレイルを歩いた人を乗せて、朽木学校前に向かう。
バス停にいた二人のハイカーさんは同じスルーハイクの人で、ひとりは何度か追い越された人だ。なんでそんな不思議現象になったかというと道に迷っていたり、ルートから遠くの水場に寄っていたため知らずに自分が追い越していたのが種明かしだ。確かに同じ人に何度も追い越されると、自分がタイムリープした気分になってくる。しかも、自分よりかなり足の速い人なので、知らない内に抜いていたなんて考えもしなかった・・・。
朽木学校前前で乗り換えて、・・・
【18時43分】
・・・安曇川(あどがわ)駅到着。
【20時02分】
マキノ駅行きの電車は30分以上待たなくてはならず、ガタガタ震えながら待って、ようやく乗車。なんとか無事にマキノ駅に戻ってこれた。
【20時03分】
このあと、マキノ高原にある「温泉さらさ」というところで入浴して、家路についた。
とにかく最終日はひたすらゴールを目指して歩いた記憶しかない。しかも、時間との追いかけっこの中で何度もルートの確認の為に立ち止まらなくてはならず、ちょっとイライラしてくる。本文でもしつこく書いているけど、とにかく(特に後半は)ルートが分かりづらい。今となってみれば本当に正規ルートを歩いたのかすら定かではない。
とは言うものの、時間が経てばそれもいい思い出になる。ただし、これはゴール後の正直な気持ちだけど、信越トレイルの時は「是非、また来たい!」って思ったけど、この高島トレイルは「もう2度と来るもんかっ!」って思ったのは心の奥底に仕舞っておこうと思った・・・(^_^;